JAバンク兵庫信連と兵庫県立大学がデータサイエンス分野での包括連携協定を締結
兵庫県立大学は本協定に基づき相互に連携協力し,本学の技術シーズを活用した技術力向上や人材育成,地域産業の振興に大きく貢献してまいります。
1.連携協定の概要
JAバンク兵庫信連と兵庫県立大学は本連携協定に基づき連携を強化し,互いの得意分野や経営資源を有効に活用し,データサイエンス分野の教育・研究等の推進に取り組みます。
(1) 連携上の主な役割
【JAバンク兵庫信連】
・JAグループ内や取引先企業等の「生きたデータ」を用いた共同研究・調査の企画・調整
・中小企業診断士や証券アナリストの資格保有者をはじめとする金融業務に精通した職員の知見を共有する形での兵庫県立大学のデータサイエンス教育への貢献
【兵庫県立大学】
・データサイエンティスト人材の教育・育成に関する助言・協力
・共同研究・調査等を通じた高度なデータ分析手法の知見共有
(2) 連携項目
① データサイエンスを基礎とした教育・人材育成
② データサイエンスを基礎とした研究・調査
③ 前各号に関連する助言・協力
④ その他,別途協議のうえで合意するテーマ
(3) 今後連携を模索する具体的なテーマ
① 農業所得向上に資する,経理データや生産管理データ,天候データなどを用いた分析
② JAグループや取引先企業等のマーケティング高度化に資する,販売データ(例:POSデータ)やECサイトデータ(例:ページビューログ),口コミデータ(例:SNSデータ)などを用いた分析
③ 地域金融サービスの高度化に資する金融商品や営業手法,資金運用手法などの分析・開発
2.兵庫県立大学について
https://www.u-hyogo.ac.jp/index.html
兵庫県立大学は,国公立大学として全国で3番目にデータサイエンティストの養成を行う学部「社会情報科学部」を2019年4月に開設しました。ビッグデータを分析・活用し,経済動向の予測,社会政策の立案,企業における経営戦略・マーケティング・生産性向上などの分野で貢献する人材を育成しています。
3.JAバンク兵庫信連について
http://www.jahs.or.jp/hyogo/
JAバンク兵庫信連は,JAグループの一員として兵庫県内JA(農協)の信用事業(金融)部門をとりまとめるとともに,全国団体である農林中央金庫と兵庫県内JAをつなぐ農林系金融機関です。JAバンク兵庫信連が保有する資金量は約5兆4千億円と,県内に本店を置く金融機関ではナンバーワン。自己資本比率も13.22%と健全で安定した経営を続けています。
2018年8月には,伝統的な金融業務にとらわれない新規事業の企画・立案のため,新規事業企画室を新設しました。本件の取り組みについては新規事業企画室が中心となって対応しており,兵庫県の経済や農業を取り巻く課題に対して,データサイエンスなどの先端技術を活用した非従来型のソリューション提供を目指しています。
4.連携協定締結式
(1) 日 時 2019年9月13日 14:00
(2) 場 所 JAバンク兵庫信連 分室(神戸市西区学園東町)
(3) 出席者 兵庫県立大学 :社会情報科学部 学部長 加藤直樹
JAバンク兵庫信連:企画部門担当 常務理事 津田智之
【本件に関する問い合わせ先】
兵庫県立大学事務局社会貢献部 行司
TEL:078-794-6599
JAバンク兵庫信連 総合企画部 藤井
TEL:078-333-5751
Email:press@jahs.or.jp
【事業に関する問い合わせ先】
JAバンク兵庫信連 新規事業企画室 奥平
TEL:078-793-6410
Email:press@jahs.or.jp
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