3冊の絵本が音楽と出逢い、素敵なライブが生まれました。本を俳優とミュージシャンで“聴く”、Bookライブ、キeク(キーク)
オールスタッフプロデュース Bookライブ「キeク」〜本をキク、音をキク〜
株式会社オールスタッフでは、2020年8月11日(火)〜16日(日)まで、Performing Gallery & Cafe 絵空箱にてBookライブ「キeク」〜本をキク、音をキク〜を開催いたします。この企画は当初、本年 6月 24日(水)〜 28日(日)まで上演予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況下を考慮いたしまして延期となった公演です。新旧3つの絵本をもとに、それぞれ3〜4名の出演者と二人の演奏者がライブ形式で贈る、朗読劇でもない、ミュージカルでもない、新しい形のライブです。3作品はそれぞれ独立したプログラムになっています。音楽監督に、ジャズピアニストの谷川賢作を迎え、世界中で愛され読み継がれているレオ・レオニの「ひとあしひとあし」、葉祥明の美しいイラストが心に響く「森が海をつくる」、子どもたちにチャレンジする素晴らしさを楽しく伝える、とうじょうさん原作の「はじめて王国1〜ソロコンサートはぜったいぜつめい〜」の3作品を、楽しい音楽に乗せて届けます。音楽家と俳優で織り成す、心でキク、ライブです。
-
公演概要
■公演日程…2020年8月11日(火)~16日(日) 3作品×4回 計12回公演
■会場…Performing Gallery & Cafe 絵空箱(えそらばこ)〒162-0801 東京都新宿区山吹町361 誠志堂ビル1階
■前売開始…2020年7月2日(木)
■入場料(全自由席・税込・発券手数料込)※各回35名、完全予約制
前売 3,800円
U25 2,800円 (25歳以下、入場時に年齢を証明するもの)
保護者の膝上で鑑賞可能な場合は無料。椅子を必要とする場合は有料。
■チケット取扱
オールスタッフ 03-5823-1055(平日11:00〜18:00)http://www.allstaff.co.jp/kieku/
カンフェティチケットセンター 0120-240-540(平日10:00〜18:00) https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=58234&
子どもの頃に誰かに読んでもらった本は、自分で読んだ本とはまた違った感動があった……
絵本を俳優と音楽で“聴く、”Bookライブ キeク
絵本を音楽に乗せて、パフォーマンスに出来たら……。言葉が分からなくても、絵本に込めたメッセージが伝えられたら……。そんな思いから、この企画はスタートいたしました。絵本のイメージを映像で投影しながら、出演者と二人の演奏者が、時には歌や音楽で、時には朗読やセリフで、ダンスや身体表現で、様々な形で3作それぞれの絵本の世界をお届けいたします。
1作品目の絵本は、美しいイラストが印象的な葉祥明の「森が海をつくる」。2作品目は、世界中から愛され続けるレオ・レオニの代表作の一つ「ひとあし ひとあし」。そして昨年末に刊行された新作、とうじょうさん「はじめて王国1〜ソロコンサートはぜったいぜつめい〜」の3本。それぞれ演出家を変えて、約1時間のライブにいたしました。
Bookライブ「キeク」の音楽監督を務めるのは、作曲家でジャズピアニストとしても活躍する谷川賢作。3つの絵本、それぞれのカラーを活かした音楽を聞き手に伝えます。
本をキク、音をキクをことをテーマにしつつ、絵本のイラストをモーションピクチャーとして投影。キクことに、見る要素も加え、絵本の登場人物たちが音楽に乗って本から飛び出したかのような楽しいライブです。また、当初6月に公演予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の自粛要請に伴い、公演を延期するとともに会場も変更いたしました。1ステージを35席にして、換気や消毒にも充分に考慮して公演いたします。自粛期間明け、私たちのスタートをどうぞご覧ください。
【スタッフ】
音楽・演奏…谷川賢作
演奏…寝占友梨絵
振付…吉本由美
映像…株式会社ヒーローガレージ
照明…森下 泰(ライトシップ)
音響…返町吉保(キャンビット)
協力…好学社・自由国民社・小学館・葉祥明美術館
主催・企画・制作…株式会社オールスタッフ
- 「はじめて王国1 ソロコンサートはぜったいぜつめい」小学館刊
初版発行 2019年
ぶん…とうじょうさん
え…たちもとみちこ
構成・演出…高橋正興
出演…成瀬一興・中村夏緒・米谷美穂・金村 瞳
「はじめて王国の王さまは『はじめてのこと』に挑戦するのが大好き。ある日、『ひとりでうたうソロコンサートをしたい』と言いだしました。ところが王さまには自分でも気づいていない、とんでもない秘密があって……」。つぎつぎおこる、できごとやなぞにハラハラどきどき、読み終わった後は爽快感を感じられる1冊。小学校低学年が対象のよみものシリーズ。
【原作 とうじょうさん】
謎の作家ユニット、とうじょうさん。彼らのことを知っている人はだれもいない。『はじめて王国1 ソロコンサートはぜったいぜつめい』『はじめて王国2 ぜんだいみもんのいちごフェス』(小学館)を出版。趣味は謎を解くこと。最近は、ごはんのあとにお菓子を食べようとしておこられています。『はじめて王国』シリーズがはじめての著作。秋には3作目を予定。
【絵 たちもとみちこ】
絵本作家。『ことりのゆうえんち』(PHP出版)『おひさまとかくれんぼ』『おほしさま』(教育画劇)など。ヨーロッパやアジアをはじめとし、世界中で人気。また、子どものマルチメディアを企画制作するレーベル「colobockle」を主宰。教科書や雑貨、インテリアなどさまざまな作品がある。大阪芸術大学文藝学科・短期大学部デザイン美術学科准教授 。
【演出 高橋正興】
みなとミュージカルカンパニー代表。作・演出としてファミリー向けのミュージカルや音楽劇などを手掛ける。舞台以外でもJ-WAVEでのラジオドラマ作品や、小学館「せりふの時代」誌上にて短編戯曲やコント作品などを発表。
※高橋の高は「ハシゴダカ」の高の表記。
- 「ひとあしひとあし」好学社刊
初版発行 1960年
絵・文…レオ・レオニ
翻訳…谷川俊太郎
構成・演出…本藤起久子
出演…星 茜音・茂木沙月・鈴木彩子・宮田佳奈
しゃくとり虫は、いろいろな鳥の寸法をはかってあげることができます。けれど、最後にいじわるなナイチンゲールが現れて、しゃくとり虫に難題を出します。しゃくとり虫は、もちまえの知恵でどのように切り抜けるのでしょうか。レオ・レオニの作品を多数、翻訳している谷川俊太郎のお気に入りの一冊です。
【原作 レオ・レオニ】
1910年オランダ生まれ。イタリアで暮らした後、米国に亡命。ニューヨークでイラストレーター、グラフィックデザイナーとして成功を収め活躍していた49歳の時、一緒に電車で移動していた孫のために作られたのが「あおくんときいろちゃん」で、レオニの最初の絵本となる。その後、イタリアへ帰国。1999年イタリアのトスカーナで死去。「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」の3作品でカルデコット賞を受賞のほか、米国、ドイツなどでも多くの賞を受賞。日本でも、1977年から小学校の多くの国語の教科書に掲載され、広く親しまれている。レオ・レオニの絵本は、谷川俊太郎が多くの翻訳を手掛けている。
【演出 本藤起久子】
ミュージカル劇団フォーリーズ出身。主な演出作品に、ミュージカル『ルドルフとイッパイアッテナ』、参加型パフォーマンス『JOIN みんないっしょにやるのだ~っ!!』、ミュージカル『DAICHI』、ミュージカル『普通にブランド品とか好きだった私が、カンボジアで孤児院のお母さんになった。―くっくま孤児院 柊梨紗の物語―』、ミュージカル『O.G.』、ミュージカル『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』など。
- 「森が海をつくる」自由国民社刊
1997年発刊
絵・文…葉 祥明
英訳…リッキー ニノミヤ
構成・演出…坂口阿紀
出演…藤森裕美・大浴ちひろ・水谷圭見・東城由依・向谷地 愛
ジェイクは散歩とうたたねがだいすきな犬。いつものように浜辺でひなたぼっこをしていると、海の精がジェイクに話しかけます。「海には栄養豊かな美しい川が必要だったんだ」ジェイクは海から川そして池へ、自然の声をたどって走ります。そして森に着いたジェイクに森の精は語りかけます。「空から降る雨を、森の木は葉や枝で受けとめ、落ち葉がいっぱいの大地にしみこませる。そして地下水は、いろんな成分をとけ込ませながら川になっていく。川岸にはえている木もその落ち葉も、とても大切な栄養分なんだ」どうしたらもとの美しい地球に戻せるかな?「木だ!木を植えて、森をつくればいいんだ!木は森を作り、森は川を作り、川は豊かな海をつくる。そのことをみんなも忘れないでね!」
身近な環境問題を葉祥明の柔らかい言葉と、美しい絵で伝えます。1999年北海道けんぶち絵本の里びばからす賞受賞。
【絵・文…葉 祥明(よう しょうめい)】
1946年熊本市生まれ。大学進学で上京。ファッションイラストレーターを目指すうちに、絵本の制作を開始。1973年に絵本「ぼくの べんちに しろいとり」で絵本作家としてデビュー。美しい自然の風景画で知られ、広々とした草原と透明感あふれる青空に、家や木、人や動物などが点在している風景が特徴。「作品のテーマは、人間の心を含む地球上のあらゆる問題。とりわけ、女性や子供、動物など弱い立場の人たちにとっての“街の小さな公園”、安らぎを必要としている人々が集う公園であり続けたい。絵本も、そのような存在でありたい」と語っている。本作「森が海をつくる」の主人公ジェイクは葉祥明によるオリジナルキャラクターで、1973年に絵本に登場して以来、たくさんの人に愛されている。
【演出 坂口阿紀】
北陸学院短期大学保育科卒業後、いずみたく記念イズミ・ミュージカルアカデミーを経て、ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズに所属。2011年に退団まで、劇団内の多くのミュージカル作品に出演。退団後はオールスタッフに所属し、脚本、作詞、演出と幅広く活動中。主なスタッフワークに、したまち演劇祭in台東参加作品「綴」(脚本・演出)、ミュージカル「ファーブル昆虫記」(潤色)、イッツフォーリーズ新人公演「EVE」(脚本・演出)、ミュージカル「by the sea」(演出)、ミュージカル「じぃじの不思議なレストラン」(作・演出)など。
【音楽・演奏 谷川賢作】
作曲家、ピアニスト。演奏家として、現代詩をうたうバンド「DiVa」ハーモニカ奏者・続木力とのユニット「パリャーソ」、また父である詩人の谷川俊太郎と朗読と音楽のコンサートを全国各地で開催。映画「四十七人の刺客」「竜馬 の妻とその夫と愛人」、NHK「その時歴史が動いた」テーマ曲等。88、95、97年に日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。舞台音楽では、兵庫県立芸術文化センター制作の音楽劇「赤毛のアン」、富山県文化振興財団委嘱作品「少年少女のための交響詩 ~めざめる羽 はばたく四季~」など多数。2020年度船橋市文化芸術ホール芸術アドバイザー。音楽を担当した最新映画「のさりの島」(監督・山本起也)、「僕は猟師になった」(監督・川原愛子)、「おかあさんの被爆ピアノ」(監督・五藤利弘)が本年、全国公開予定。
【演奏・ボーカル 寝占友梨絵】
2012年、国立音楽大学演奏学科鍵盤楽器(ピアノ)専修卒業、演奏応用(ジャズ)コース修了。ジャズアンサンブルを山下洋輔、小曽根真、池田篤、金子健の各氏に学ぶ。2010年6月から徐々にヴォーカリストとしての活動を始める。「浅草ジャズコンテスト2014」ヴォーカル部門グランプリ受賞。これまでに『Sometime Back』『小さな一人』の2枚のアルバムをリリース。現在はライヴ、弾き語り、レコーディング、ナレーションなど、都内を中心に活動中。
【振付 吉本由美】
ダンサー・振付家。1995年パフォーマンスグループflowersを立ち上げ、自ら踊るダンスを軸に、演出・振付けの活動を行っている。発表の場は既成の劇場にかぎらず、造船所、美術館、ヘアーサロン、写真館、大使館など、心惹かれた場所を選びステージにしている。 子供の頃からもつ、「この世界の仕組みを知りたい」という思いから創り上げる作品群は、さまざまな角度からアプローチを重ねた、本人が見たあるいは予感している「この世界の仕組み」。その、ユーモア、美しさ、強さと切なさが詰まった作品は、多くの人を魅了している。
【オールスタッフプロデュースについて】
作曲家のいずみたくが、1962年に設立した舞台の制作会社、芸能プロダクション、音楽出版社である株式会社オールスタッフによるプロデュース公演。所属するミュージカルカンパニー イッツフォーリーズの公演(イッツフォーリーズ公演)とは一線を画した舞台を目指します。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像