【出世したくないと思う理由ランキング】男女500人アンケート調査
出世したくないと思う理由に関する意識調査
株式会社ライズ・スクウェア(大阪府八尾市、代表取締役:馬場栄和)は、出世したくないと思っている男女500人を対象に「出世したくない理由に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら( https://www.rise-square.jp/contents/nayami/syusseshitakunai.php )
詳細はこちら( https://www.rise-square.jp/contents/nayami/syusseshitakunai.php )
あなたは今の会社で出世したいですか?
「バリバリ働いて昇進し、収入を増やしたい」と考える人もいれば、「出世したくない」「役職に就きたくない」と感じる人もいます。
「仕事に取り組むスタンス」「人生における仕事・出世の位置づけ」は人によりさまざまです。
そこで今回、株式会社ライズ・スクウェア( https://www.rise-square.jp/ )が運営するWebメディア「RS MEDIA( https://www.rise-square.jp/contents/ )は、出世したくないと思っている男女500人に「出世したくない理由」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
調査期間:2022年6月17日~18日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性283人/男性217人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 21.8%/30代 38.6%/40代 23.8%/50代 12.6%/60代以上 3.0%
・仕事は「お金を稼ぐ手段」と考えている人が最も多い
2位「仕事量が増える(82人)」、3位「仕事と給料が釣り合わない(33人)」と続きます。
「責任が重い」「仕事量や残業の増加」など、負担が大きくなることを理由に、出世したくないと考えている人が多いとわかります。
「現状に満足している」など、比較的ポジティブな理由で出世を敬遠している人は少数派でした。
<1位 責任が増える>
・何か問題が起きた時に責任を負わされるから(20代)
・社内での責任が増えてしまうから(30代)
・後輩の面倒を見るだけでも大変なのに、役職がつくと責任を負う必要があるから。責任感が強い方なので、重圧に耐えられない(40代)
管理職には権限が与えられると当時に、「業績の目標達成」「部下育成」などの責任も発生します。
チームの業績が目標に届かないと、リーダーや管理職が上役から責められたり、説明を求められたりすることになるでしょう。
自分のミスではなくても、部下や部署のミスを背負い、謝罪や問題解決に奔走することもあるかもしれませんね。
責任に負担を感じ、「出世することで責任を負うのはイヤ」と考える人が多数。
また「今でも正社員や教育係として負担を感じているのに、さらに責任が重くなるのはツライ」という意見も複数ありました。
<2位 仕事量が増える>
・先輩や上司を見ると、上に上がるほど業務過多。自分の時間をそこまで仕事に使おうとは思えません(20代)
・管理職になると作業量が多くなる(30代)
・仕事中心の生活をしたくない。家族との時間を大切にしたいから(40代)
管理職になると、部下やチームの管理などのマネジメント業務を任されます。
任される仕事の量が増え、難易度も上がり、結果として残業が増えてしまうこともあるでしょう。
残業が増えることで、プライベートの時間が減少することを心配している人も多くいました。
身近な上司が残業や休日出勤しているのを見て「あんな働き方はしたくない」と感じる人もいるようです。
管理職の中にロールモデルがいないと、出世についてネガティブなイメージが大きくなってしまいそうですね。
<3位 仕事と給料が釣り合わない>
・納得できる給料と裁量を与えられるなら出世したいが、「あまり昇給せず、ただやることが増える」といった中途半端な出世が多い(20代)
・賃金の増加は微々たるものなのに、責任だけ大幅に増えるから(30代)
・出世のため犠牲にすることが多いのに、見返りが少ないから(50代)
出世に対して「責任と仕事量が大幅に増える一方、給料があまり増えない」と考えている人が多いとわかります。
実際に上司や先輩の姿を見て、「給料は増えないのに、仕事だけ大変になってツラそうだな」と感じた経験をした人もいました。
「一般社員から主任クラスへの昇格」などですと、職場によってはあまり昇給額が高くないのかもしれませんね。
反対に言えば、業務負荷に対して適正な給料が支払われるのであれば、出世を望む女性も多いのだと考えられます。
<4位 管理職に向いていない>
・自分自身が「人の上に立ち、評価する立場」に向いていないと思います(20代)
・細かいことを気にしたり些細なことで落ち込んだりする性格なので、自分が上の立場に立つのは無理だと感じている(30代)
・人の上に立つ能力がないから(40代 )
出世して管理職になると、「部下のフォロー」「上司との連絡」「社外・他部署との交渉」なども担うようになります。
そのため「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」に不安がある人は、「自分は管理職に向いていないから出世したくない」と思うようです。
<5位 人間関係が面倒>
・上司や部下から陰でぐちぐち言われる可能性があるため(30代)
・人間関係に悩まされるような気がします(40代)
・色んなしがらみができそうだから (50代)
「中間管理職になると、板挟みになって人間関係に悩む」という話はよく聞きますよね。
また「出世したら妬まれるのでは」「周りからの当たりが強くなりそうでイヤ」と考えている女性もいました。
周りとよい人間関係を築く自信がないと、出世後の人間関係について不安に感じるようです。
<6位 やりたい仕事ができなくなる>
・人に指示をするより自分でやるほうが好き(30代)
・出世によって、「自分の向いている仕事」「やりたい仕事」ができなくなるかもしれないから(40代)
・マネジメントよりも現場のほうが好きなので(50代)
「マネジメント業務が増え、やりたい仕事ができなくなるのはイヤ」という人が多数。
昇給や昇格に魅力を感じつつも、「やりたいこと」との間で悩む人も多いとわかります。
「やりたい仕事」にこだわる人は、スペシャリスト志向が強いのかもしれませんね。
<7位 現状に満足している>
・現状の給与・仕事内容で満足している(20代)
・現状で十分満足だから。細々と暮らせるだけの稼ぎがあれば、人生まずまずだと思うから(40代)
・現状維持が心地よいからです(30代)
収入や仕事内容に十分満足しているなら、出世を望む気持ちもなくなるでしょう。
出世を打診されたときに断る理由としても、使いやすい理由です。
また「今の環境が変わることへの不安」から、出世を避けたいと考えている人もいると考えられます。
1位から3位までは女性のランキングと同じです。
男性も「業務量」や「精神的な負担」を心配して、「出世したくない」と考えるようですね。
<1位 責任が増える>
・出世すると責任が重くなるので(20代)
・部下の人生を背負う感じにかなり抵抗があるから(40代)
・出世すればするほど責任が重くのしかかり、責任の重さに耐えられる自信が全くないからです(50代)
女性同様、責任の重さがネックになっている人が多くなりました。
「リーダーとして目標を達成する喜び」よりも、「任された仕事を果たせなかったらどうしようという不安」が大きいと、責任に対し後ろ向きになってしまうのかもしれませんね。
また「無駄な責任」「重すぎる責任」と答えた人も。
周りの上司・管理職の働きぶりを見て「管理職に課せられる責任が大きすぎる」と感じている人もいることが伺えます。
<2位 仕事量が増える>
・仕事量が増えるから(20代)
・仕事にかける時間が多くなり、家族との時間が減るから(30代)
・出世して管理職になると常に忙しくなり、プライベートがなくなってしまう(50代)
出世すると仕事にかける時間が増え、プライベートの時間が減ってしまうことに抵抗を感じる人も多いようです。
とくに家族や趣味を大切にしたい人にとっては、プライベートの時間が削られるのは苦痛ですよね。
会社にいる時間が変わらなくても、「出世して、休日も仕事のことを考えてしまうようになった」という人もいるのではないでしょうか。
<3位 仕事と給料が釣り合わない>
・出世しても仕事の量が増えるだけで、全然給料に反映されそうにないから(30代)
・出世をして責任を負わされても、あまり給料が高くならないので(40代)
・かつて40代で課長になった。いろいろな仕事を任され責任も重くなったが、権限は少ないし給与もそれほどではなかった(50代)
「責任や仕事量が増えるだけで、給料は上がらない」と答えた人が多数。
中には「勤務年数が長いから役職をつけておこう」「社外との取引をスムーズにするために役職を与えておこう」など、「名ばかりの役職」を与えられるケースも。
肩書きがつくだけで給料が上がらないなら、「出世・昇格しても意味がない」と感じてしまう人も多いはずです。
<4位 人間関係が面倒>
・上司と部下の板挟みになりたくないと思うから(30代)
・勤務先で「出世が原因で人間関係が悪化するパターン」を何度も見ているので、出世したいと思わなくなりました(40代)
・人間関係が煩わしい(50代)
出世して中間管理職になると、「上司からの納得できない指示を、部下に伝えなくてはいけない」などの仕事が発生します。
上司と部下の板挟みになったり、「部下に嫌われているかも」と思いながら仕事するのはツライですよね。
また出世が妬みや人間関係のこじれにつながった例を見て、ネガティブなイメージをもつようになった人もいました。
<5位 やりたい仕事ができなくなる>
・専門職として働きたいため(30代)
・管理職に就いてしまうと、培ってきたスキルが活用できなくなるから(50代)
・マネジメントよりも自分のスキルを仕事に活かしたいと思っているので(60代以上)
「自分のスキルを活かし、スペシャリスト・専門職として働きたい」と考える人の中には、マネジメント業務に抵抗をもつ人もいるようです。
「役職につかないほうが言いたいことが言えるし、やりたいことができる」という意見も。
管理職に対し「会社の方針に縛られて、自由がなくなる」というイメージがあるのかもしれません。
<6位 残業代が出ない>
・管理職になると残業の概念がなくなるから(20代)
・管理職になって残業代も出ない上司を見ているからです(40代)
・管理職になると管理職手当がつく一方、休日出勤しても残業しても給与には反映されない(50代)
いわゆる管理職(監督管理者)になると、「労働時間による管理になじまない」と判断され、残業代が支給されなくなります。
「残業代がなくなるので、労働時間のわりに給料が増えない」という不満を抱く人も多いことがわかります。
また管理職になると残業代以外に「ローン手当」「単身赴任手当」などの各種手当がなくなるというコメントもありました。
<7位 部下の指導がイヤ>
・部下に指示を出したりスケジュールを組んだりといった、気をつかう仕事が増えていくから(20代)
・部下を持つと育成したり面倒を見たりしなければなりません。しかし1人が好きで他人とコミュニケーションを取るのが面倒なので、出世しなくてもいいと思っています(30代)
・部下の育成が面倒だから(40代)
部下に対し「激励したいけれど、どんな言葉をかけるべきだろう」「能力を伸ばしてほしいけれど、どう関わればいいのだろう」などと気を使いながら指導するのは、確かに骨の折れる仕事ですよね。
部下には一人ひとり個性があるので、マニュアル通り画一的に進められるものではありません。
「よかれと思って言ったことが相手を傷つける」というケースもありますので、気をつかいますよね。
自分が部下でいることには慣れているものの、「出世して初めて上司になる」という場合には大きなハードルを感じてしまうのでしょう。
2位「成長・自己実現の場(35人)」、3位「やりがい・喜び(32人)」、4位「社会貢献できるもの(22人)」と続きます。
80%以上の人が「仕事とは、お金を稼ぐ手段である」と答えています。
「お金を稼ぎつつ自己成長できるもの」などの回答もありましたが、「お金のためだけに働いている」という回答も多数。
仕事を単なる「生活の糧」「収入源」と考えているため、「ある程度お金がもらえるなら、出世しなくてもいい」と思うのかもしれませんね。
<1位 お金を稼ぐ手段>
・お金を稼ぐ手段。お金がないと生きていけないから仕方なく働いている(20代 女性)
・お金を得るための手段に過ぎない。やりがいや肩書などは求めていません(40代 男性)
・趣味にかけるお金を稼ぐところです(50代 男性)
働かなくても生きていける人は限られているため、多くの人は生活のために働く必要があります。
「趣味」「家族」「老後」のためにお金を稼ぎたい人もいるでしょう。
「お金のためだけに働いている」「家族や生活のために稼がないと」と明確に意識していれば、仕事で起こる理不尽なことやツライことも、ある程度割り切れそうですね。
<2位 成長・自己実現の場>
・自分の成長を主観的にも客観的にも感じられる良い場所(20代 女性)
・技術や考え方を学ぶ場所。切磋琢磨する場所(30代 男性)
・自分のアイデンティティを示すもの(40代 男性)
仕事を通じてこれまでできなかったことができるようになると、達成感を覚えますよね。
例えば「資格を取得して、新しい業務を任されるようになった」などのケースがあるでしょう。
「自分の能力を伸ばしてスペシャリスト・専門職になりたい」「仕事しながら視野を広げたい」と考えている人は、成長・自己実現がモチベーションになっているようです。
<3位 やりがい・喜び>
・自分が楽しくてこそ仕事だと思います。お金より、自分の開発したモノが世の中に出ていくことに喜びを感じます(20代 女性)
・現場で仕事をこなすことが生き甲斐です。好きなことを仕事にしているため、仕事が毎日の楽しみでもあります(40代 女性)
・毎日楽しくできること(60代以上 男性)
「仕事以外の目的のために、仕事でお金を稼ぐ」のではなく、仕事そのものが「やりたいこと」になっている人もいます。
憧れの仕事につけた人もいれば、働くうちに仕事のやりがいや楽しさに気づいた人もいるでしょう。
好きなことを仕事にしてはいけないという意見もありますが、やはり「仕事が好き!」と思えると毎日が楽しくなりそうです。
<4位 社会貢献できるもの>
・人の役に立つこと(20代 男性)
・商品やサービスでお客様に喜んでいただき、感動を与えること(30代 女性)
・自分の技能を使って社会に貢献すること(40代 男性)
どんな仕事でも、社会や誰かから求められていて、役に立っているものです。
例えば「開発した商品が誰かの役に立つ」「サービスを提供して、お客様にありがとうと言われる」などがありますね。
社会貢献することで、自身の存在意義も実感できます。
<5位 人・社会とのつながり>
・人との繋がりを増やしてくれるもの(30代 男性)
・社会とのつながりやコミュニケーションの場です(30代 女性)
・社会との架け橋(40代 女性)
社会人になると、仕事を通じて「学生時代は関わらなかったような人」とも交流します。
人脈が広がると、知識が増えたり視野が広がったりして楽しさを感じる人もいるでしょう。
また「人・社会とのつながり」と答えた人は、「30代以上の女性」が比較的多くなりました。
出産・育児などで家で過ごすことが増えると、「社会と断絶されたように感じる」と不安になる女性もいます。
一方仕事で家族以外の人と交流すると、「社会とのつながり」を実感できるのでしょう。
<6位 暇つぶし>
・生きる上での暇つぶし(20代 女性)
・時間潰し(30代 男性)
・暇な時にすること(40代 男性)
一見すると「仕事が暇つぶしだなんて、真面目に仕事していないのかな」と思ってしまうかもしれません。
ただ「精神的に追い詰められるほど、仕事に没頭しなくてもいい」という意味で捉えている人も多いと考えられます。
「プライベートや自身の健康が第一で、その次が仕事」という捉え方ですね。
ついつい仕事を頑張りすぎてツラくなってしまう人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
<7位 生活の一部>
・日常。プライベートで非日常的なことが起こっても、良くも悪くも日常に引き戻してくれるもの(30代 女性)
・生活習慣のひとつです(40代 男性)
・生活の中にある家事などと同様の一つの業務(50代 男性)
安定した仕事に就いている人にとって、仕事や職場は「いつでも同じ場所にあるもの」「日常」です。
そのため楽しい休暇を過ごしたあとは「出勤して日常に引き戻されるのが嫌だな」と思うかもしれません。
一方プライベートでツライことがあったときは「仕事中は日常に戻れるから救われる」と感じることもあるでしょう。
いずれにしろ、1日に使える時間や労力の中で、仕事が大きなウエイトを占めていることは間違いありません。
出世したくない理由は「出世することで負担が増えてしまうから」と答えた人が多数。
「仕事量・責任と収入が見合わない」など、「増える負担に対する見返りが少ない」と感じている人も多くなりました。
また回答から感じられたのが「周りによいロールモデルがいないのでは」ということ。
「あんな風に働けたら」と憧れる上司が周りにいないために、「出世してもいいことがない」「昇格してもしんどいだけ」と考える人が多いのではと推測されます。
しかし「役職がついてもワークライフバランスをとりながら働いている」「難しくも充実した仕事をしている」「収入が増えて生活が豊かになり、楽しい」という上司が周りにいれば、「出世するのもいいかも」と思う人が増えるかもしれません。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://www.rise-square.jp/contents/nayami/syusseshitakunai.php
■株式会社ライズ・スクウェアについて
人材を必要とする様々な事業にチャレンジしていきます。現在では、人材派遣・業務請負事業、飲食事業、グローバル事業、環境衛生事業などに取り組んでいます。
■会社概要
社名 : 株式会社ライズ・スクウェア
所在地 : 〒581-0802 大阪府八尾市北本町2丁目12-24 北本町マルシゲビル3F
代表者 : 代表取締役 馬場 栄和
設立 : 平成21年6月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・飲食業
URL : https://www.rise-square.jp/
「バリバリ働いて昇進し、収入を増やしたい」と考える人もいれば、「出世したくない」「役職に就きたくない」と感じる人もいます。
「仕事に取り組むスタンス」「人生における仕事・出世の位置づけ」は人によりさまざまです。
そこで今回、株式会社ライズ・スクウェア( https://www.rise-square.jp/ )が運営するWebメディア「RS MEDIA( https://www.rise-square.jp/contents/ )は、出世したくないと思っている男女500人に「出世したくない理由」についてアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式でまとめました。
- 調査概要
調査期間:2022年6月17日~18日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性283人/男性217人)
回答者の年代:10代 0.2%/20代 21.8%/30代 38.6%/40代 23.8%/50代 12.6%/60代以上 3.0%
- 調査結果サマリー
・仕事は「お金を稼ぐ手段」と考えている人が最も多い
- 女性が出世したくないと思う理由1位は「責任が増える」
出世したくない女性283人に「出世したくないと思う理由」を聞いたところ、1位は「責任が増える(145人)」でした。
2位「仕事量が増える(82人)」、3位「仕事と給料が釣り合わない(33人)」と続きます。
「責任が重い」「仕事量や残業の増加」など、負担が大きくなることを理由に、出世したくないと考えている人が多いとわかります。
「現状に満足している」など、比較的ポジティブな理由で出世を敬遠している人は少数派でした。
<1位 責任が増える>
・何か問題が起きた時に責任を負わされるから(20代)
・社内での責任が増えてしまうから(30代)
・後輩の面倒を見るだけでも大変なのに、役職がつくと責任を負う必要があるから。責任感が強い方なので、重圧に耐えられない(40代)
管理職には権限が与えられると当時に、「業績の目標達成」「部下育成」などの責任も発生します。
チームの業績が目標に届かないと、リーダーや管理職が上役から責められたり、説明を求められたりすることになるでしょう。
自分のミスではなくても、部下や部署のミスを背負い、謝罪や問題解決に奔走することもあるかもしれませんね。
責任に負担を感じ、「出世することで責任を負うのはイヤ」と考える人が多数。
また「今でも正社員や教育係として負担を感じているのに、さらに責任が重くなるのはツライ」という意見も複数ありました。
<2位 仕事量が増える>
・先輩や上司を見ると、上に上がるほど業務過多。自分の時間をそこまで仕事に使おうとは思えません(20代)
・管理職になると作業量が多くなる(30代)
・仕事中心の生活をしたくない。家族との時間を大切にしたいから(40代)
管理職になると、部下やチームの管理などのマネジメント業務を任されます。
任される仕事の量が増え、難易度も上がり、結果として残業が増えてしまうこともあるでしょう。
残業が増えることで、プライベートの時間が減少することを心配している人も多くいました。
身近な上司が残業や休日出勤しているのを見て「あんな働き方はしたくない」と感じる人もいるようです。
管理職の中にロールモデルがいないと、出世についてネガティブなイメージが大きくなってしまいそうですね。
<3位 仕事と給料が釣り合わない>
・納得できる給料と裁量を与えられるなら出世したいが、「あまり昇給せず、ただやることが増える」といった中途半端な出世が多い(20代)
・賃金の増加は微々たるものなのに、責任だけ大幅に増えるから(30代)
・出世のため犠牲にすることが多いのに、見返りが少ないから(50代)
出世に対して「責任と仕事量が大幅に増える一方、給料があまり増えない」と考えている人が多いとわかります。
実際に上司や先輩の姿を見て、「給料は増えないのに、仕事だけ大変になってツラそうだな」と感じた経験をした人もいました。
「一般社員から主任クラスへの昇格」などですと、職場によってはあまり昇給額が高くないのかもしれませんね。
反対に言えば、業務負荷に対して適正な給料が支払われるのであれば、出世を望む女性も多いのだと考えられます。
<4位 管理職に向いていない>
・自分自身が「人の上に立ち、評価する立場」に向いていないと思います(20代)
・細かいことを気にしたり些細なことで落ち込んだりする性格なので、自分が上の立場に立つのは無理だと感じている(30代)
・人の上に立つ能力がないから(40代 )
出世して管理職になると、「部下のフォロー」「上司との連絡」「社外・他部署との交渉」なども担うようになります。
そのため「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」に不安がある人は、「自分は管理職に向いていないから出世したくない」と思うようです。
<5位 人間関係が面倒>
・上司や部下から陰でぐちぐち言われる可能性があるため(30代)
・人間関係に悩まされるような気がします(40代)
・色んなしがらみができそうだから (50代)
「中間管理職になると、板挟みになって人間関係に悩む」という話はよく聞きますよね。
また「出世したら妬まれるのでは」「周りからの当たりが強くなりそうでイヤ」と考えている女性もいました。
周りとよい人間関係を築く自信がないと、出世後の人間関係について不安に感じるようです。
<6位 やりたい仕事ができなくなる>
・人に指示をするより自分でやるほうが好き(30代)
・出世によって、「自分の向いている仕事」「やりたい仕事」ができなくなるかもしれないから(40代)
・マネジメントよりも現場のほうが好きなので(50代)
「マネジメント業務が増え、やりたい仕事ができなくなるのはイヤ」という人が多数。
昇給や昇格に魅力を感じつつも、「やりたいこと」との間で悩む人も多いとわかります。
「やりたい仕事」にこだわる人は、スペシャリスト志向が強いのかもしれませんね。
<7位 現状に満足している>
・現状の給与・仕事内容で満足している(20代)
・現状で十分満足だから。細々と暮らせるだけの稼ぎがあれば、人生まずまずだと思うから(40代)
・現状維持が心地よいからです(30代)
収入や仕事内容に十分満足しているなら、出世を望む気持ちもなくなるでしょう。
出世を打診されたときに断る理由としても、使いやすい理由です。
また「今の環境が変わることへの不安」から、出世を避けたいと考えている人もいると考えられます。
- 男性が出世したくないと思う理由1位は「責任が増える」
出世したくないと思う男性217人に「出世したくないと思う理由」を聞いたところ、1位は「責任が増える(100人)」でした。
1位から3位までは女性のランキングと同じです。
男性も「業務量」や「精神的な負担」を心配して、「出世したくない」と考えるようですね。
<1位 責任が増える>
・出世すると責任が重くなるので(20代)
・部下の人生を背負う感じにかなり抵抗があるから(40代)
・出世すればするほど責任が重くのしかかり、責任の重さに耐えられる自信が全くないからです(50代)
女性同様、責任の重さがネックになっている人が多くなりました。
「リーダーとして目標を達成する喜び」よりも、「任された仕事を果たせなかったらどうしようという不安」が大きいと、責任に対し後ろ向きになってしまうのかもしれませんね。
また「無駄な責任」「重すぎる責任」と答えた人も。
周りの上司・管理職の働きぶりを見て「管理職に課せられる責任が大きすぎる」と感じている人もいることが伺えます。
<2位 仕事量が増える>
・仕事量が増えるから(20代)
・仕事にかける時間が多くなり、家族との時間が減るから(30代)
・出世して管理職になると常に忙しくなり、プライベートがなくなってしまう(50代)
出世すると仕事にかける時間が増え、プライベートの時間が減ってしまうことに抵抗を感じる人も多いようです。
とくに家族や趣味を大切にしたい人にとっては、プライベートの時間が削られるのは苦痛ですよね。
会社にいる時間が変わらなくても、「出世して、休日も仕事のことを考えてしまうようになった」という人もいるのではないでしょうか。
<3位 仕事と給料が釣り合わない>
・出世しても仕事の量が増えるだけで、全然給料に反映されそうにないから(30代)
・出世をして責任を負わされても、あまり給料が高くならないので(40代)
・かつて40代で課長になった。いろいろな仕事を任され責任も重くなったが、権限は少ないし給与もそれほどではなかった(50代)
「責任や仕事量が増えるだけで、給料は上がらない」と答えた人が多数。
中には「勤務年数が長いから役職をつけておこう」「社外との取引をスムーズにするために役職を与えておこう」など、「名ばかりの役職」を与えられるケースも。
肩書きがつくだけで給料が上がらないなら、「出世・昇格しても意味がない」と感じてしまう人も多いはずです。
<4位 人間関係が面倒>
・上司と部下の板挟みになりたくないと思うから(30代)
・勤務先で「出世が原因で人間関係が悪化するパターン」を何度も見ているので、出世したいと思わなくなりました(40代)
・人間関係が煩わしい(50代)
出世して中間管理職になると、「上司からの納得できない指示を、部下に伝えなくてはいけない」などの仕事が発生します。
上司と部下の板挟みになったり、「部下に嫌われているかも」と思いながら仕事するのはツライですよね。
また出世が妬みや人間関係のこじれにつながった例を見て、ネガティブなイメージをもつようになった人もいました。
<5位 やりたい仕事ができなくなる>
・専門職として働きたいため(30代)
・管理職に就いてしまうと、培ってきたスキルが活用できなくなるから(50代)
・マネジメントよりも自分のスキルを仕事に活かしたいと思っているので(60代以上)
「自分のスキルを活かし、スペシャリスト・専門職として働きたい」と考える人の中には、マネジメント業務に抵抗をもつ人もいるようです。
「役職につかないほうが言いたいことが言えるし、やりたいことができる」という意見も。
管理職に対し「会社の方針に縛られて、自由がなくなる」というイメージがあるのかもしれません。
<6位 残業代が出ない>
・管理職になると残業の概念がなくなるから(20代)
・管理職になって残業代も出ない上司を見ているからです(40代)
・管理職になると管理職手当がつく一方、休日出勤しても残業しても給与には反映されない(50代)
いわゆる管理職(監督管理者)になると、「労働時間による管理になじまない」と判断され、残業代が支給されなくなります。
「残業代がなくなるので、労働時間のわりに給料が増えない」という不満を抱く人も多いことがわかります。
また管理職になると残業代以外に「ローン手当」「単身赴任手当」などの各種手当がなくなるというコメントもありました。
<7位 部下の指導がイヤ>
・部下に指示を出したりスケジュールを組んだりといった、気をつかう仕事が増えていくから(20代)
・部下を持つと育成したり面倒を見たりしなければなりません。しかし1人が好きで他人とコミュニケーションを取るのが面倒なので、出世しなくてもいいと思っています(30代)
・部下の育成が面倒だから(40代)
部下に対し「激励したいけれど、どんな言葉をかけるべきだろう」「能力を伸ばしてほしいけれど、どう関わればいいのだろう」などと気を使いながら指導するのは、確かに骨の折れる仕事ですよね。
部下には一人ひとり個性があるので、マニュアル通り画一的に進められるものではありません。
「よかれと思って言ったことが相手を傷つける」というケースもありますので、気をつかいますよね。
自分が部下でいることには慣れているものの、「出世して初めて上司になる」という場合には大きなハードルを感じてしまうのでしょう。
- あなたにとって仕事とは?
出世したくない男女500人に「あなたにとって仕事とは?」と聞いたところ、1位は「お金を稼ぐ手段(407人)」でした。
2位「成長・自己実現の場(35人)」、3位「やりがい・喜び(32人)」、4位「社会貢献できるもの(22人)」と続きます。
80%以上の人が「仕事とは、お金を稼ぐ手段である」と答えています。
「お金を稼ぎつつ自己成長できるもの」などの回答もありましたが、「お金のためだけに働いている」という回答も多数。
仕事を単なる「生活の糧」「収入源」と考えているため、「ある程度お金がもらえるなら、出世しなくてもいい」と思うのかもしれませんね。
<1位 お金を稼ぐ手段>
・お金を稼ぐ手段。お金がないと生きていけないから仕方なく働いている(20代 女性)
・お金を得るための手段に過ぎない。やりがいや肩書などは求めていません(40代 男性)
・趣味にかけるお金を稼ぐところです(50代 男性)
働かなくても生きていける人は限られているため、多くの人は生活のために働く必要があります。
「趣味」「家族」「老後」のためにお金を稼ぎたい人もいるでしょう。
「お金のためだけに働いている」「家族や生活のために稼がないと」と明確に意識していれば、仕事で起こる理不尽なことやツライことも、ある程度割り切れそうですね。
<2位 成長・自己実現の場>
・自分の成長を主観的にも客観的にも感じられる良い場所(20代 女性)
・技術や考え方を学ぶ場所。切磋琢磨する場所(30代 男性)
・自分のアイデンティティを示すもの(40代 男性)
仕事を通じてこれまでできなかったことができるようになると、達成感を覚えますよね。
例えば「資格を取得して、新しい業務を任されるようになった」などのケースがあるでしょう。
「自分の能力を伸ばしてスペシャリスト・専門職になりたい」「仕事しながら視野を広げたい」と考えている人は、成長・自己実現がモチベーションになっているようです。
<3位 やりがい・喜び>
・自分が楽しくてこそ仕事だと思います。お金より、自分の開発したモノが世の中に出ていくことに喜びを感じます(20代 女性)
・現場で仕事をこなすことが生き甲斐です。好きなことを仕事にしているため、仕事が毎日の楽しみでもあります(40代 女性)
・毎日楽しくできること(60代以上 男性)
「仕事以外の目的のために、仕事でお金を稼ぐ」のではなく、仕事そのものが「やりたいこと」になっている人もいます。
憧れの仕事につけた人もいれば、働くうちに仕事のやりがいや楽しさに気づいた人もいるでしょう。
好きなことを仕事にしてはいけないという意見もありますが、やはり「仕事が好き!」と思えると毎日が楽しくなりそうです。
<4位 社会貢献できるもの>
・人の役に立つこと(20代 男性)
・商品やサービスでお客様に喜んでいただき、感動を与えること(30代 女性)
・自分の技能を使って社会に貢献すること(40代 男性)
どんな仕事でも、社会や誰かから求められていて、役に立っているものです。
例えば「開発した商品が誰かの役に立つ」「サービスを提供して、お客様にありがとうと言われる」などがありますね。
社会貢献することで、自身の存在意義も実感できます。
<5位 人・社会とのつながり>
・人との繋がりを増やしてくれるもの(30代 男性)
・社会とのつながりやコミュニケーションの場です(30代 女性)
・社会との架け橋(40代 女性)
社会人になると、仕事を通じて「学生時代は関わらなかったような人」とも交流します。
人脈が広がると、知識が増えたり視野が広がったりして楽しさを感じる人もいるでしょう。
また「人・社会とのつながり」と答えた人は、「30代以上の女性」が比較的多くなりました。
出産・育児などで家で過ごすことが増えると、「社会と断絶されたように感じる」と不安になる女性もいます。
一方仕事で家族以外の人と交流すると、「社会とのつながり」を実感できるのでしょう。
<6位 暇つぶし>
・生きる上での暇つぶし(20代 女性)
・時間潰し(30代 男性)
・暇な時にすること(40代 男性)
一見すると「仕事が暇つぶしだなんて、真面目に仕事していないのかな」と思ってしまうかもしれません。
ただ「精神的に追い詰められるほど、仕事に没頭しなくてもいい」という意味で捉えている人も多いと考えられます。
「プライベートや自身の健康が第一で、その次が仕事」という捉え方ですね。
ついつい仕事を頑張りすぎてツラくなってしまう人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
<7位 生活の一部>
・日常。プライベートで非日常的なことが起こっても、良くも悪くも日常に引き戻してくれるもの(30代 女性)
・生活習慣のひとつです(40代 男性)
・生活の中にある家事などと同様の一つの業務(50代 男性)
安定した仕事に就いている人にとって、仕事や職場は「いつでも同じ場所にあるもの」「日常」です。
そのため楽しい休暇を過ごしたあとは「出勤して日常に引き戻されるのが嫌だな」と思うかもしれません。
一方プライベートでツライことがあったときは「仕事中は日常に戻れるから救われる」と感じることもあるでしょう。
いずれにしろ、1日に使える時間や労力の中で、仕事が大きなウエイトを占めていることは間違いありません。
- まとめ
出世したくない理由は「出世することで負担が増えてしまうから」と答えた人が多数。
「仕事量・責任と収入が見合わない」など、「増える負担に対する見返りが少ない」と感じている人も多くなりました。
また回答から感じられたのが「周りによいロールモデルがいないのでは」ということ。
「あんな風に働けたら」と憧れる上司が周りにいないために、「出世してもいいことがない」「昇格してもしんどいだけ」と考える人が多いのではと推測されます。
しかし「役職がついてもワークライフバランスをとりながら働いている」「難しくも充実した仕事をしている」「収入が増えて生活が豊かになり、楽しい」という上司が周りにいれば、「出世するのもいいかも」と思う人が増えるかもしれません。
※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://www.rise-square.jp/contents/nayami/syusseshitakunai.php
■株式会社ライズ・スクウェアについて
人材を必要とする様々な事業にチャレンジしていきます。現在では、人材派遣・業務請負事業、飲食事業、グローバル事業、環境衛生事業などに取り組んでいます。
■会社概要
社名 : 株式会社ライズ・スクウェア
所在地 : 〒581-0802 大阪府八尾市北本町2丁目12-24 北本町マルシゲビル3F
代表者 : 代表取締役 馬場 栄和
設立 : 平成21年6月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・飲食業
URL : https://www.rise-square.jp/
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