社会課題に迫る動画シリーズ「Social Film~あなたの関心が未来を変えていく~」の第一弾として「二人の高校生」を公開

~「子どもの貧困」をテーマに、ひとりの女子高生が抱える社会課題が浮き彫りに~

認定NPO法人 Learning for All

「子どもの貧困」の解決に取り組む特定非営利活動法人Learning for All (東京都新宿区、代表理事・李炯植)は、2020年5月1日(金)に日本が抱える「子どもの貧困」という社会課題を「暮らす環境が違う二人の女子高校生」を通して訴えかける動画「二人の高校生」を公開しました。


2014年の設立後より「子どもたちの貧困に、本質的解決を。」というミッションを掲げ、困難を抱える子どもたちへ学習支援と居場所支援を展開するNPO法人Learning for All (以下、LFA)は、5月1日(金)に「子どもの貧困」をテーマとする動画を公開しました。
日本ではあまり耳馴染みのない「貧困」という言葉ですが、その数は相対的貧困(※)で見ると「7人に1人の子ども」が貧困状態にあります。また、ひとり親世帯に限ると2人に1人が貧困状態にあり、これはOECD諸国の中では最悪の数字だというデータも出ています。
※相対的貧困:その国の中の生活水準に対して、適正な水準での生活(普通の生活)を送ることが困難な状態


そして現在、猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大は、困難を抱える子どもたちや、彼らの家庭にも強く影響を与えています。仕事が減ったことにより収入減少や、休校の影響で仕事を休まざる得なくなるなど、経済面で多くの問題を抱えています。
さらに在宅時間が多くなることで、子どもたちの生活リズムが崩れる、勉強の進度が遅れるなど、その影響は経済的な面以外にもあります。

この度公開した動画「二人の高校生」は、数多くの動画制作実績を持つ株式会社SEAMESが新たに取り組む、社会課題をテーマとした動画シリーズ「Social Film~あなたの関心が未来を変えていく~」」の第一弾として制作されました。


物語には貧困家庭で母と幼い弟、妹と暮らす「ナオ」と、何不自由ない家庭で暮らす「ユミ」という対極な環境にいる二人の高校生が登場します。彼女たちの放課後や家に帰ってからの過ごし方や、受験に取り組む姿勢を通して、そこに潜む第三者が外から見ただけでは一見わからない「貧困」という社会問題を浮き彫りにしています。

動画では実際にLFAが支援してきた子どもたちの話なども参考にしており、ナオの細かい心理描写もそこに描かれております。

この7分間の動画を見終わった後に、視聴者が「自分の当たり前が、他の子にとっては当たり前ではないのかもしれない」「”貧困”というのは想像以上に身近な問題なのかもしれない」と、「子どもの貧困」という社会課題に少しでも興味関心を持ってもらえたら、という気持ちも動画には込められています。

さらにコロナウイルス感染拡大により、今回動画の中で登場する”ナオ”のように経済的に困難を抱える家庭の問題もメディアを通して日夜多く報道されています。そんな子どもたちのリアルを少しでも動画を通して伝えることも目的としています。
Learning for All では「動画を通して子どもの貧困という社会課題を知ってもらう」という今回の新たな取り組みをはじめ、様々な形で世の中へ「子どもの貧困」という社会課題を発信して参ります。

そして、今後も居場所支援と学習支援を行いながら、困難を抱える子どもたちが自分の可能性を信じ、 自分の力で人生を切り拓くことのできる社会の実現を目指します。

【Social Film~あなたの関心が未来を変えていく~「「二人の高校生」】
・「二人の高校生」動画:https://youtu.be/xIDN7esaOPo
・「二人の高校生」特設サイト:https://learningforall.or.jp/movie/

【「二人の高校生」あらすじ】
ナオとユミは同じ高校に通う3年生。
放課後には一緒に帰ったり、夜はスマホで悩みごとを相談したり、どこにでもいそうな仲の良い二人。
そんなどこにでもいそうなナオとユミだが、二人の間には私たちが外から見ただけではわからない決定的な違いがある。ナオの家庭はユミの家庭と違い、「貧困家庭」。お母さん、弟、妹、ナオの4人で暮らしている。
塾に行けること、家族でテーブルを囲んで夜ご飯を食べれること、寝るまでの時間を自分のために使えること、全てがユミにとっては当たり前でも、ナオにとっては違う。放課後はアルバイト、家に帰ると幼い弟と妹の世話、それに加えて家事などが終わったわずかな時間を見つけて受験勉強をせざるを得ない状況に置かれている。
日本が抱える「子どもの貧困」という社会課題を「暮らす環境が違う二人の高校生」を通して訴えかける。

少し立ち止まってまわりを見渡してみてください。あなたの当たり前は、あの子にとっても当たり前ですか?

【NPO法人「Learning for All 」とは】
2014年設立。「子どもたちの貧困に、本質的解決を。」というミッションを掲げ、困難を抱える子どもたちへ高い学習機会学習機会と、安心できる居場所を提供する事業を展開。すべての子どもたちが自分の可能性を信じ、 自分の力で人生を切り拓くことのできる社会の実現を目指しております。
さらに、学習支援事業と居場所支援事業を連携し、地域の様々なステークホルダーたちと協力をしながら「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を整備し、子どもたちの生活圏に必要なすべての支援・機会がそろう「包括的支援モデル」の構築を推進しています。そして、その支援モデルを全国へ展開するべく活動しています。
 

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会社概要

URL
https://learningforall.or.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都新宿区新宿5-1-1 ローヤルマンションビル404号室
電話番号
03-5357-7131
代表者名
李 炯植
上場
未上場
資本金
-
設立
2014年07月