次世代教員養成プログラム「TEST」 第4期へ継続を決定
ー近年注目されている埼玉県戸田市で、「学校インターン」を届けますー
一般社団法人lightfulと一般社団法人merry atticが埼玉県戸田市教育委員会と共同で取り組む次世代教員養成プログラム「TEST」は2023年度に4期目に突入します。
「TEST」は、教員・教育業界を志望する学生向けの次世代教員養成プログラムです。埼玉県戸田市の学校現場を舞台に、同じ現場にアサインされるチームでの学び合いと自己内省を深めながら学校現場の課題を解決します。
ボランティアでも教育実習でもなく、継続的に行われるインターンという形で、今の学校のリアルを体感しながら生きた実践を学びたい学生たちへ、将来現場に入ったときに活かせる経験を積ませることを目的とし、完全無料の講義研修と実地研修を通して、仲間と切磋琢磨しながら次世代の教員に必要とされる主体性や現場対応能力、共同性や情報伝達力などの総合的な力を身につけることができます。
「TEST」は、教員・教育業界を志望する学生向けの次世代教員養成プログラムです。埼玉県戸田市の学校現場を舞台に、同じ現場にアサインされるチームでの学び合いと自己内省を深めながら学校現場の課題を解決します。
ボランティアでも教育実習でもなく、継続的に行われるインターンという形で、今の学校のリアルを体感しながら生きた実践を学びたい学生たちへ、将来現場に入ったときに活かせる経験を積ませることを目的とし、完全無料の講義研修と実地研修を通して、仲間と切磋琢磨しながら次世代の教員に必要とされる主体性や現場対応能力、共同性や情報伝達力などの総合的な力を身につけることができます。
次世代教員養成プログラム「TEST」とは、
- 教員を目指す学生が、現場での経験を積むサポートをすること
- 学校の人手不足を解消し、笑顔で働ける教員を増やすこと
このプログラムを実施することで、教員は現場における負担が少なくなり、学生は現場での学びと経験を培うことができます。
両者が幸せになって得られるものは、「子どもが幸せに学べる社会」です。
「TEST」は2020年7月より、
- 次世代を担う子どもの機会を保障したい「merry attic」
- 生徒1人1人にスポットライトを当てるために先生をサポートしたい「lightful」
そこに、2021年は「Teacher Aide」が加入して、再スタートを切りました。
3つの団体に共通するのは
- 「教員になるための現場トレーニングが少なすぎる」という課題
- 「教員があまりにも忙しすぎる」という課題
先に示した2つの課題。その現状を詳しくご存知ですか?
①「教員になるための現場トレーニングが少なすぎる」という課題
日本の学生が教員になるまで、どれだけ現場を経験できるか知っていますか?
答えは平均、1ヶ月。
加えて、教育実習の期間中、学生の大部分は「今までに経験してこなかった資料作成や授業準備」に追われています。
生徒との実質的な関わりを学ぶためには、1ヶ月ではとても時間が足りません。
諸外国と比較しても、日本の教育実習期間は非常に短いです。
学校現場には様々な仕事があります。資料や授業をつくること、子どもとの関わり方を学ぶことはもちろん大事ですが、それだけでは先生としてうまくやっていくことは難しいです。
それにも関わらず、新任の先生は赴任したその日から「一人前」であることを求められてしまう現状。
「TEST」では、学校に入る前の選考・研修は、教育委員会の方や教員経験者の方のワークショップを行ったり、学童で子どもたちにどう対応をするかを学ぶところから始まります。
学校に入ってからも、参加学生が定期的に振り返りや内省をする場が充実しています。
実務での学びを学問と結びつけたり、仲間と情報を交換したりする機会がたくさんあります。
その中で、先生に必要なスキルを見つけ、自分に足りないスキルを高めていくことが可能なのです。
②「教員があまりにも忙しすぎて人が足りていない」という課題
過労死ラインを超える勤務を繰り返す教員は、小学校3割、中学校になると6割を超えます。
教員は子どもの笑顔を作る仕事なのに、教員自身が笑顔で働けない現実。
そのため、前向きな気持ちで教員を目指す学生もガクッと減っています。実際に、教員採用試験の倍率が定員ギリギリの自治体も。
忙しい・余裕がない・人が足りない。
それでも学校が走り続けられるのは「先生の献身性」のおかげという、学校の人不足は深刻な問題となっています。
頑張っている先生方が過労で疲弊し、潰れてしまう姿が「よくあること」なのは、解決するべき大きな課題です。
このままでは、学生に限らず、日本の子どもたちの未来を担う若手人材が減るばかりです。
「TEST」は、インターンとして、ボランティアよりも教育実習生よりも質の高い教育家人材を輩出する、次世代教員養成プログラムです。
自発的に業務へ取り組み、能動的な人間へと成長しながら活動する熱意ある学生ならば、現場の経験を積むことと同時に、現場の負担を軽減していくことが可能なのではないでしょうか。
このプロジェクトで実現したいことは「学校に関わる教員、学生、子どもが幸せな社会をつくること」です。私たちは、教育に携わるすべての人と明るい未来を繋げます。
そのため、特に「学生のサポート」を手厚くすることで、「TEST」としてより学校や社会の役に立つ取り組みになると考えました。
【埼玉県戸田市での定期的な実習経験】
・教育実習より長い期間、実務的なトレーニングを積むことができる
・一定期間の参加を通し、子どもの変化をよりリアルに感じることができる
・ICT活用が盛んな戸田市に入ることで、ICTを活用した授業や子どもの様子を見られる
【定期的に行われるチームでの反省会】
・同じ目標を持つ仲間と、建設的な議論ができるようになる
・運営スタッフとの対話を通して、悩みや疑問を解消できる
・信頼関係の構築を経て、新しい取り組みの提案を学ぶことができる
【1ヶ月に1回程度行われる全体会議】
・異なる校種のメンバーと情報共有して、新たな刺激を受けることができる
・小学校・中学校の特徴を認識することで、子どもの成長に合わせた教育を考えられるようになる
学生は、小学校・中学校どちらに入るか選ぶことができます。
教育実習やボランティアとは異なり、一緒に頑張れる志の高い仲間や運営スタッフのサポートがあります。
独りきりでただひたすら頑張るのではなく、チームでの実務と内省を繰り返すことで経験の質は上がります。こうすることで、より深く考え、より実りのある経験に昇華することができるのです。
ここまで学生側のメリットを多く提示してきましたが、学校側としても具体的に以下のようなメリットが得られます。
- 学習支援や生徒指導対応のサポートを得られる
- 子どもの姿を教員と学生という複数の視点から捉えられる
- 日常業務の補助を任せられる
- 運営事務局が提供しているプログラムがあるので、学生の成長が還元される
実際に、先生からこんなコメントをいただきました。
「毎日生徒と関わっていると気付けない、クラスの子どもたちの成長を伝えてもらえたのは嬉しかった」
「コロナ禍で増えた業務を手伝ってもらうことができて、とても助かった」
また、なるべく学校や先生の負担が増えないよう、プログラムでは、
- 学生一人ひとりが「できることリスト」を事前提出し、任せられそうな内容を見える化
- 学生に直接伝えづらいことのフォローアップを運営が代わりに行い、指導負担を削減
- 徹底的に「主体性を持って動くこと」「自ら能動的に仕事を探すこと」を意識させるカリキュラム
もちろん、これがあるからといって、学校の負担が「完全に」なくなっているわけではありません。
まだまだプログラムの中でも改善が必要とされる部分は多く、手探りな部分もあります。
しかし、私たちは学校側も「この学生がいてくれて助かった」と思えるような、意義あるプログラムにするための取り組みを全力で行っています。
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