ニューバーガー・バーマン 株式会社リコーの株主総会に先立ち、議決権行使の方針を開示

〜日本株式運用部、松石氏の取締役選任に対する支持を表明〜

2020年6月19日(東京)– グローバルにビジネスを展開する独立系資産運用会社であるニューバーガー・バーマン(以下、当社グループ)は、大手資産運用会社では初めて、投資先企業の年次株主総会に先立ち、議決権行使の論理的根拠と方針を事前に開示する取り組みを開始いたしました。当社グループの日本法人(以下、当社)において「日本株式ESGエンゲージメント戦略」を運用する日本株式運用部は、投資先の一社である株式会社リコー(証券コード:7752)が2020年6月26日に開催する第120回定時株主総会の第2号議案で提案された松石秀隆氏の取締役選任に関して、当社グループが有する議決権を賛成行使することに決定しました。その背景および論理的根拠をご紹介いたします。

株式会社リコー第120回定時株主総会  第2号議案:松石秀隆氏(候補者番号3)の取締役選任の件

株式会社リコー(以下、「リコー」)は、オフィス向け複写機やプリンターを含む様々な事務機器の大手メーカーであり、当社の日本株式運用部が運用する「日本株式ESGエンゲージメント戦略」の主要投資先です。同社は、過去数年間にわたり徹底した構造改革と原価低減を遂行し、現在は成長戦略の一つであるデジタルサービス事業を強化しています。

当社の日本株式運用部が特に注目した構造改革の一つが、資本政策の転換です。同社は、本年3月に連結子会社であるリコーリース株式会社(以下、「リコーリース」)の保有株式の一部譲渡と非連結化を決定しました。リコーリースを非連結化することにより、バランスシートの大幅なスリム化を実現しました。さらに同社は、資本収益向上に向けた事業・資産の見直しが着実に進み、キャッシュフローと財務安定性が改善した結果、中期経営計画の総括として1,000億円を上限とする追加的な株主還元を行うコミットメントを発表しました。

当社の日本株式運用部は、今回のリコーの発表が同社の持続的且つ長期的な企業価値の向上に向けた大きな一歩であると受け止めています。したがって、長期株主として同社の経営陣の決定を支持する形として、取締役兼専務執行役員・CFOのお立場から資本政策を主導されてきた松石秀隆氏の取締役選任議案に対して支持を表明することとしました。

これからも、リコーの長期的な企業価値向上に資する成長戦略の遂行と資本政策のさらなる改善を支持してまいります。

<ニューバーガー・バーマンについて>

ニューバーガー・バーマンは、1939年に創業された従業員が自社株式を保有するプライベート経営の独立系資産運用会社です。株式、債券、クオンツ、マルチアセット、プライベート・エクイティ、不動産、ヘッジファンド等の多岐にわたる資産クラスを運用し、世界中の機関投資家、アドバイザー、個人投資家に運用サービスを提供しています。世界24ヵ国においてビジネスを展開し、2,200名を超える従業員を擁しています。また6年連続でPensions & Investmentsによる1,000人以上の従業員を対象とした調査で「働きやすい資産運用会社」の1位または2位に選出されています。PRIが実施する最新の2019年のアセスメント・レポートにおいて、ESGインテグレーションの取り組みに対し、全資産クラスで最高評価のA+を獲得しています。2020年3月末時点における運用資産残高は3,300億ドルです。詳細につきましては、当社のウェブサイトをご覧ください。www.nb.com/japan

 

<本件に関するお問い合わせ>
ニューバーガー・バーマン株式会社 : 代表電話: 03-5218-1930  メール: info.japan@nb.com

※当資料は、共同して株主としての議決権その他の権利を行使すること等を呼び掛けるものではございません。

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ニューバーガー・バーマン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2094号加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

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会社概要

URL
https://www.nb.com/ja/jp/institutions
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング12階
電話番号
03-5218-1930
代表者名
大平亮
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年10月