SaaS 企業へ投資する独立系 VC の One Capital が「Japan SaaS Insights 2021」を公開

日本の SaaS 市場はグローバルと比較すると拡大余地が大きく、守りから攻めに利用される時代へ

One Capital株式会社

アーリーステージの SaaS 企業に特化したVCファンドを運用する One Capital は、この度、SaaS 市場の動向や今後のトレンド予測、VCから見た伸びる SaaS スタートアップの特徴や大企業がスタートアップへ出資する上でのベストプラクティスなどをまとめた「Japan SaaS Insights 2021」を公開しました。全42ページのレポートを無料でダウンロードすることができます。ダウンロード:https://onecapital.ck.page/5a066093cb

日本のエンタープライズソフトウェア市場は約10.8兆円*ありますが、その中で SaaS 市場は約6,000億円**(6%)とグローバル***と比較すると見劣りする水準となっています。これがグローバルと同程度まで底上げが進むと仮定すると、SaaS 市場規模は約2.4兆円となり、拡大余地が大きく魅力的な市場であることがわかります。


また、SaaS 企業へ流入するリスクマネーは増加傾向にあります。2018年の SaaS スタートアップの資金調達額は569億円だったのに対し、2019年は744億円と30.8%増加****しています。また、SaaS 上場企業では海外にも引けを取らないパフォーマンスを発揮しており、SaaS というセクターそのものへの注目度が年々高まっていることがわかります。

ここからは本レポートを一部抜粋して紹介します。

SaaS とは
SaaS(Software as a Service)とは、クラウドを経由して提供するアプリケーションサービスのことです。従来のオンプレミス(以下、オンプレ)と異なり、クラウドを経由しているため、顧客側で保守・運用する必要がありません。そのため、メンテナンスコストを削減することができ、常に最新バージョンのソフトウェアを利用することができます。また、売り切り(買い切り)型のオンプレとは異なり、導入前にトライアルが実施できること、利用開始までのリードタイムが短いことも特徴です。


SaaS 市場の動向
AI や IoT などのテクノロジーの発達、デジタルトランスフォーメーションが進む中、ソフトウェアがビジネスの根幹を担っています。SaaS 市場は日本・グローバルともに順調に拡大していますが、中でも日本はエンタープライズソフトウェア全体における SaaS 市場のシェアが6%とグローバルよりも遅れをとっており、ポテンシャルのある市場と捉えることができます。


大企業側から見た SaaS / サブスクリプションビジネスの動向
スタートアップに限らず、大企業でも SaaS /サブスクリプション(以下、サブスク)ビジネスへ移行する動きが見られます。従来の売り切り型モデルから移行することで、安定的な収益基盤や顧客接点を獲得することができます。一方、SaaS / サブスク化には痛みを伴う部分も多く、そのような障壁を乗り越える必要があることも事実です。このような大企業による SaaS / サブスク化の動きは、Exitの多様化(大企業によるM&A)という意味合いで、SaaS スタートアップにとっても追い風となっています。本レポートでは Adobe 社のサブスク化への取り組みを取り上げ、どのような施策を実行し、どのような成果を上げたのか紹介しています。


SaaS 市場の今後のトレンド予測
SaaS 市場における今後のトレンドを弊社独自に予想しました。2020年に引き続き、リモートワークを支援する SaaS が飛躍すると考えられます。また、契約のデジタル化やサイバーセキュリティへの対応を支援する SaaS もより普及していくでしょう。昨年から注目を集め始めたノーコード / ローコードの活用はさらに進み、SaaS が守り(業務効率化)から攻め(売上創出)に利用されていく流れはますます加速すると思われます。

(*:IDC Japan「国内エンタープライズ IT 市場予測」、**:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2020年版」、***:グローバルでは SaaS が約22.4億円を占める(ガートナー調べ)、****:INITIAL「Japan Startup Finance 2019」より)

■Japan SaaS Insights 2021 内容(全42ページ)
1. SaaS とは
2. SaaS 市場の動向
3. VCから見た伸びるSaaS スタートアップの特徴
4. 大企業側から見たSaaS / サブスクリプションビジネスの動向
5. 大企業が他社への出資・買収を成功させる上でのベストプラクティス
6. SaaS 市場の今後のトレンド
ダウンロードはこちらhttps://onecapital.ck.page/5a066093cb

本件に関連して、「日本企業における SaaS の利用状況」に関する調査を行っております。日常的にどのような SaaS をどのくらい利用しているのか、アンケートへご協力いただけますと幸いです(匿名回答可)。ご回答いただいた方には、調査結果のレポートを追って送付させていただきます。
アンケートはこちらhttps://forms.gle/Yr4NZYpnJtfieW7f9

■弊社出資先の採用情報
弊社出資先では積極的に採用活動を進めています。SaaS にご関心のある方は、ぜひ採用情報をご確認ください!

Beatrust(社員検索エンジン):https://beatrust.com/
Boulder(エンプロイーサクセスツール):https://b-boulder.com/recruit
Tonari(等身大のビデオ会議システム):https://tonari.no/ja/team
ROXX(リファレンスチェックツール):https://careers.roxx.co.jp/
oVice(バーチャルオフィス):https://ovice.in/ja/about-us/
Nota(FAQシステム):https://notainc.com/ja/recruit

■One Capitalについて
会社名:One Capital 株式会社
代表者:代表取締役CEO 浅田慎二
設立年月:2020年4月
事業内容:アーリーステージのSaaS スタートアップへ投資するVCファンドの運用。事業会社へのDX支援サービスの提供。SaaS プロダクトの開発および販売。
住所:東京都港区港南2丁目16-1 品川イーストワンタワー 7F
Website:http://www.onecapital.jp/
公式Blog:https://note.com/onecapital

 

■One Capital の採用情報
弊社でも創業メンバーをまだまだ募集しております。日本のデジタルトランスフォーメーションを支援したい方、SaaS が好きでたまらない方、ご応募をお待ちしております。
応募フォーム:https://onecapital.typeform.com/to/ZRlneAk2

■本件に関するお問い合わせ先
企業名:One Capital 株式会社
Email:one@onecapital.jp

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会社概要

One Capital株式会社

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URL
https://onecapital.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都港区港南2-16-1 品川East One Tower 7F
電話番号
-
代表者名
浅田慎二
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年04月