写真家 竹沢うるま クラウドファンディングで写真集『Remastering」出版に挑戦
9月3日スタートから2日間で、目標の200%達成 写真家独自の出版企画
新型コロナウイルスは、写真家の海外取材の道を断ち、展示や出版による表現にも制限を与えている。クラウドファンディングによる迅速でタイムリーな写真集出版は、こうした環境での写真表現の道でもある。支援の反応も良く、スタートから2日間で、支援者200名、総額200万円を超した。
世界中を旅をしながら撮影する写真家、竹沢うるま氏は、新刊『Remastering』を 2020 年 11 月上梓する。新型コロナウイルスには写真家の行動を制限した。写真家の表現として、現状できる表現は何か。新たな日常とは何か、現在の視点を、ストレートにタイムリーに発表したいという思いで、クラウドファンディング手法での写真集発刊を企画し、短期間で上梓する。ファンド募集開始(9月3日12:00)から2日間で、200人の支援を受け、当初目標金額の2倍を達成した。本プロジェクトは、制作段階から、状況を共有する多くの人を巻き込み、新たな写真と世界の結びつきを作り出すことを目的とする。支援額は現時点でも増加しており、ページ数増などで、支援に報いる。
クラウド出版の背景
写真集『Remastering』は、世界中の人が経験したことのない、大きな転換を強いられることとなった今年、新しい日常を余儀なくされる。写真家にとっては、取材撮影が容易ではなく、じっと内面を見つめる日々を強いられる。表現の場としての写真展や出版事業も大きな影響を受けている。タイムリーに、ストレートに現在の心境を表現するには、思い通りの編集ができ、短期間に市場に表現物を出せるクラウド出版が適していると、竹沢うるまは結論づけた。クラウドファンディング期間は、9月3日から 10 月 15 日、2日間ですでに目標額の2倍を超えたが、掲載写真点数を増やすなど、支援者のコメントを受けて、さらに内容を充実させる予定だ。
GREEN FUNDING︓https://greenfunding.jp/lab/projects/4024
■写真集「Remastering」
竹沢うるまが、2005 年から 2020 年までに世界各地で撮影した「日常」をテーマにした写真約200点で構成した写真集。
出版社︓ 写真編集研究所(神奈川県鎌倉市)
デザイン︓ 井原靖章
判型︓ B5 変形版(予定)
頁数︓ 256頁(増量予定)
発売日︓ 2020年11月下旬
定価: 予定本体価格 3600 円 + 税
■竹沢うるま
1977 年生まれ。写真家 http://uruma-photo.com/
ダイビング雑誌のスタッフフォトグラファーを経て、2005 年独立。世界各地を旅して写真を撮り続け、これまで訪れた国は、150カ国を超す。「うるま」とは、沖縄の方言でサンゴの島の意。
第3回日経ナショナル ジオグラフィック写真賞グランプリ受賞
主な著書
「Tioʼs Island」(共著池澤夏樹/2010 年 小学館)
「Walkabout」 (2013 年 小学館)
「Buena Vista」 (2015 年 小学館)
「Kor La」 (2016 年 小学館)
写真集「Kor La」写真集「Walkabout」写真集「Buena Vista」
■写真編集研究所
2017年設立。代表 伊藤達生。写真家の活動の場を広げる事業を目指して設立。主に米国・ニューヨークでの写真家個展運営と合わせ、日本写真家作品のオリジナルプリント海外向け販売、内外のメディアとの共同での作品掲載 など。米国・ニューヨーク市での日本写真家個展8回開催。ナショナルジオグラフィック誌、BBC、英国写真協会誌などで の記事掲載など多くの実績を持つ。写真家向けのクラウド出版や3D virtual expo の手法を展開中。https://patokyo.com/ja/
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