一冊の本・一本の鉛筆から始まる人づくり 56周年のNPO法人一冊の会 大槻明子会長・オンライントーク開催
女性の地位向上、女性の社会参画による世界平和を目指して、半世紀を超える草の根活動
一冊の会は「一冊の本、一本の鉛筆から、未来への人づくりが始まる」という思いから、図書・文房具・物資の寄贈を通じて、途上国・被災地の支援をするなど、国内外で様々な草の根活動に取り組んできました。アジア太平洋女性連盟(FAWA)や国連ウィメンの活動にも深く関わり、女性の地位向上、女性の社会参画による平和な世界の実現を目指して活動を続けています。
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56年間の活動に携わってきた大槻明子会長は、マレーシアで昨年、世界で活躍するリーダーを表彰するザ・ブランドローリエ・ブランドICONリーダーシップ賞を受賞しました。また、SDGs(持続能な開発目標)の達成を目指すコンテスト、MOTHER EARTH CUP ZERO(MEC ZERO)運営事務局の特別顧問にこのほど就任しました。
これを機に、一冊の会では、これまでの軌跡を振り返り、会とともに歩んできた大槻会長の思いを若い世代に伝えるために、オンライントークを、MEC ZERO運営事務局との共催で開催します。
大槻会長のトークイベントは、11月28日(土)から3回にわたって、一冊の会の活動の奇跡をたどるシリーズとして開催します。
一冊の本、一本の鉛筆から、未来への人づくり
一冊の会会長・大槻明子オンライントーク
◎日程
第1回 11月28日(土)14時〜16時
第2回 12月19日(土)14時〜16時
第3回 1月16日(土)14時〜16時
※注 コロナの感染拡大を考慮して、集まって収録する必要のあるオンライントークを延期させていただきました。新しい日程は改めてご案内いたします。
◎プログラム
第1回
一冊の会の誕生・発展
婦人参政権に感動した女性たち
一冊の本から始まった人づくり
第2回
一冊の会、世界へ
世界を舞台に識字活動
FAWA、国連ウィメンで活躍
第3回
一冊の会、東北へ
今日も来たよ!10年130回以上
86歳、ハンドル握って支援活動
◎共催
NPO法人一冊の会
MOTHER EARTH CUP ZERO運営事務局
◎参加費
無料
◎参加申し込み
お名前、ご所属などをご記入のうえ、onebook.sakura@unifem.jp(一冊の会事務局)までお申込みください。後日、ご案内を差し上げます。
◎お問い合わせ
メール onebook.sakura@unifem.jp
女性の社会参画が世界平和の源
ここで、私たち一冊の会のこれまでを簡単にご紹介します。オンライントークでは、様々なエピソードを交えて、これまでの活動を振り返ります。
私たちの活動が産声をあげたのは、1964年の読書週間の時であり、3年後の女性差別撤廃宣言の年に「一冊の会」と正式に命名し、会を創設しました。
会は幼児を対象に読み聞かせの活動を開始し、人権が守られる男女平等の世界を構築したいとの思いで、養老院への支援活動も当初から同時並行して進めました。
原爆によって終戦を迎えた日本人として、核問題は私たちにとって忘れてはならない問題です。
一冊の会の初代事務長は、長崎で被爆し病身でありながら、社会貢献一筋に生き抜いた女性でした。彼女からたくさんの刺激を受け、現地に足を運び、その悲惨さを後世に伝える使命を自覚し、毎年8月の櫻華塾などで、被爆体験者の講演会を重ねています。
一冊の会のスローガンである「名誉・地位・財産・学歴・国籍・年齢・男女を問わない会・見てみよう!聞いてこよう!語り合おうよ!友好の輪 10人のお友達づくり」をキャチフレーズに実践してきました。うれしいことに今月24日「核兵器禁止条約」は50ヵ国目が批准し、90日後の来年1月22日に条約が効力を持つことになりました。広島・長崎への原爆投下から75年、若い人へバトンを渡すための育成に努めております。
第1回世界女性会議に参加
大槻会長は、1975年メキシコで開催された、第1回世界女性会議に参加し、世界の女性が一同に集って女性の地位向上のために国境を越えて手を繋ごう!という息吹に圧倒されながらも、今自分の置かれている使命の重みを痛烈に実感し、帰国後、会では早速人権の学習会を開始し継続しています。
また、会長は1995年北京で開催された第4回世界女性会議にも参画し、会もさらにステップアップすることができました。
世界各国の議会で構成する「列国議会同盟」が3月8日の国際女性デーを前に公表した女性の議会進出に関するレポート2018年度版によると、日本の女性議員の比率は10.2%。193カ国中165位という悲しむべきレベルです。
女性の社会参画が世界平和の源泉であることから、会では長年、櫻華塾を通して人材育成に尽力しております。
また、これまでに開発途上国74カ国に識字支援を行ってきました。最近は、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に関する啓発活動を国連ウィメン正会員の立場で展開しております。
2011年の東日本大震災後は、自動車に支援物資を積み、現在までに131回被災地に足を運んで、被災者に寄り添っています。
この間、レソト王国の国王両陛下や首相、タンザニア大使館ともご一緒に、被災地に、雪香灯(街路灯)・プロスパーポローニア(早生桐)の植樹を行い、現在も復興祈念樹として植樹活動を続けています。
国際社会に貢献できる女性を育てたい
一冊の会会長・大槻明子メッセージ
私は昨年12月17日、マレーシアのクアランプールで、ザ・ブランドローリエ・ブランドICONリーダーシップ賞を受賞致しました。この賞は「10年間ブランドを築いた人に贈られる賞」で、世界のリーダーの皆さんを表彰される素晴らしい賞でした。
NPO法人一冊の会は、国連の流れに沿って日本から世界へと56年間にわたって持続的な活動を展開してきました。こうした活動を評価して頂いたようです。表彰式には、あまり知識もなく臨みました。そこで知ったことは、ICON賞はイギリスのエリザベス女王が創設当初から陰ながら成功への多大な尽力をされていた事です。私は賞の重みをしかと受け止めて参りました。この賞を頂いた事を契機に、さらに国際社会に貢献できる人材を育て、育んでいこうと決意を固めております。
私はこの度、MATHER EARTH CUP ZERO運営事務局の特別顧問に就任し、活動のお手伝いをさせて頂いております。持続可能で平和な社会を生み出すために女性が大いに活躍するよう、一冊の会はこれからも、現場第一主義ですべてに全力で民衆の総意を結集し、仲良く団結して前へ前へ前へ❗ 今日を契機に前進して参ります。
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