介護の常識を、建築から問い直す。団地発のぐるんとびー、鎌倉に『人が暮らす場所とは何か』から考えた介護拠点を2026年11月開所

内閣総理大臣賞受賞の取り組みを手がける建築・地域プロデュースチーム×湘南で90年以上続く左官技術とともに、「人が暮らす場所」を再設計。10月18日に開所式、19日から内覧会開催

株式会社ぐるんとびー

株式会社ぐるんとびー(神奈川県藤沢市、代表取締役:菅原健介)は、神奈川県鎌倉市に、看護小規模多機能型居宅介護と認知症グループホームを備えた新たなケア拠点「ぐるんとヴィレッジ鎌倉手広」を開設します。

2026年10月18日(日)に開催する開所式には、鎌倉市長の松尾崇氏、衆議院議員の永田まりな氏も出席予定です。

ぐるんとヴィレッジ鎌倉手広 外観イメージ

ぐるんとびーは2015年、UR団地の一室から介護事業をスタートしました。

それから11年。


今回の新拠点では、第10回ジャパン・ツーリズム・アワードで最高賞「内閣総理大臣賞」を受賞した取り組み「narrative inside®」を手がける株式会社narrative、そして湘南で90年以上にわたり左官・自然素材の家づくりを続けてきたサンキホーム株式会社とともに、従来の「介護施設」のあり方を建築とケアの両面から問い直しました。 

単に「より良い介護施設」をつくるのではなく、介護が必要になっても、「ここで暮らしたい」と思える場所とは何か。

その問いから、人が暮らす空間そのものを設計しています。

2026年10月18日(日)には開所式を開催。当日は完成した建物内部の撮影のほか、ぐるんとびー代表・菅原健介、設計・施工関係者への取材も受け付けます。

ぐるんとヴィレッジ鎌倉手広 内観リビングイメージ

■ 高齢化が進む今、「どこで、どう暮らし続けるか」を考える

高齢化が進み、医療や介護が必要になっても、できる限り住み慣れた地域で、その人らしい暮らしを続けられる環境づくりが求められています。

一方で、介護が必要になることをきっかけに、それまでの日常や地域とのつながりから離れ、「施設で暮らす」という生活へ移る人もいます。

しかし、人は介護が必要になった瞬間に、「施設で暮らしたい人」になるわけではありません。

歳をとっても。

認知症になっても。

病気になっても。

好きな人と過ごしたい。

気持ちのいい場所でご飯を食べたい。

光や風を感じたい。

自分が落ち着く場所で眠りたい。


そんな、ごく当たり前の暮らしがあります。 

ぐるんとびーで暮らすご利用者のみなさま

『地域で暮らし続ける』とは、単に地域の中に介護施設があることなのか。
ぐるんとびーは、その問いから今回の拠点づくりを始めました。

■ 介護の専門家だけで、介護施設をつくらない

今回のプロジェクトでは、異なる領域で、それぞれ「人」と「地域」と向き合ってきた専門家が集まりました。

【内閣総理大臣賞受賞の取り組みを手がける建築・地域プロデュースチーム】

設計・プロジェクトを担当した株式会社narrativeは、地域再生をはじめ、さまざまな領域で建築・空間づくりのプロデュースを手がけるチームです。
同社の取り組み「narrative inside®」は、第10回ジャパン・ツーリズム・アワードにおいて、最高賞である「内閣総理大臣賞」を受賞しました。

narrativeが大切にしているのは、「自分たちが、まちの主役にならない」という考え方です。

主役である地域や人々の内側に入り込み、その土地にすでにある営みを支えていく。

その考え方は、ぐるんとびーがこれまで大切にしてきたケアのあり方とも重なります。

介護職が主役なのではなく、主役はそこに暮らす人、そしてその地域に暮らす人たち。

表層的なデザインの美しさだけではなく、利用する高齢者、働くスタッフ、地域住民が自然につながり、日々の営みが生まれていく空間を目指しました。

左:ご利用者と一緒に海へ、右:ご利用者とケアスタッフ

【湘南で90年以上受け継がれてきた左官技術】

建物の仕上げを担ったのは、湘南で90年以上にわたり左官の技を受け継いできたサンキホーム株式会社です。

その左官技術は住宅だけでなく、長谷寺をはじめとする寺社仏閣や、江の島サムエル・コッキング苑など、鎌倉・湘南を象徴する場所でも生かされてきました。

今回の「ぐるんとヴィレッジ鎌倉手広」では、一部のアクセントとして使うのではなく、建物全体を「鎌倉漆喰」と「珪藻土」で仕上げています。

漆喰や珪藻土が持つ特性を生かしながら、いわゆる“施設らしい”無機質な印象をできる限り抑え、人が長く過ごしたくなる空間を目指しました。

職人が鏝で一枚一枚仕上げる壁には、わずかな揺らぎがあり、光が当たることで陰影が生まれます。

効率だけを考えれば、もっと簡単な方法があります。
それでも、人が毎日触れ、見つめ、その中で歳を重ねていく場所だからこそ、手をかける。

ぐるんとびーは、「壁もケアの一部」だと考えました。

鎌倉漆喰のイメージ(サンキホーム株式会社ホームページより)

【建物の中にも、鎌倉の人と文化とのつながりを】

建築や素材だけでなく、建物の中にも、鎌倉とのつながりが散りばめられています。

館内には、養老孟司氏から寄せられたお祝いの言葉を掲示するほか、代表・菅原の旧友であり、鎌倉彫を手がける三橋氏による鎌倉彫の作品も展示予定です。


地域で受け継がれてきた技術や文化、人とのつながりを重ねながら、この場所そのものが、少しずつ「鎌倉の暮らしの一部」になっていくことを目指しています。

地域再生やまちづくりの中で培われた空間づくり。

鎌倉・湘南で90年以上受け継がれてきた左官の技。

そして、地域の中で人の暮らしを支えてきたケア。

さらに、鎌倉で育まれてきた人や文化とのつながり。

異なる世界で積み上げられてきたものを重ねながら、従来の「介護施設」の常識を問い直し、「人が暮らす場所とは何か」から考えたプロジェクトです。

■ 株式会社ぐるんとびー 代表取締役 菅原健介 コメント

「認知症になったから、介護が必要になったから、暮らす場所まで“施設らしく”なる必要はないと思っています。

僕は、自宅って何だろうとよく考えます。

建物そのものより、安心できる人がいること。好きな人がいること。いつもの匂いや、ご飯や、地域とのつながりがあること。

そういうものが重なって、人はそこを『自分の居場所』だと感じるのではないでしょうか。   

つくりたいのは、すごい介護施設ではありません。

歳をとっても、認知症になっても、病気になっても、『ここで暮らしたい』と思える場所です。

そして、建物が完成した日が、この場所の完成ではありません。

地域の人が出入りし、子どもが来たり、ご飯を食べたり、誰かが誰かを助けたり。

10年、20年かけて地域の暮らしの一部になったとき、この建築は初めて完成していくのだと思っています。」

代表・菅原(右)とぐるんとびー立ち上げ初期のご利用者

■10月18日(日)開所式を開催/メディア取材受付

2026年10月18日(日)、「ぐるんとヴィレッジ鎌倉手広」の開所式を開催します。
また、2026年10月19日(月)〜23日(金)、25日(日)、26日(月)には内覧会を実施いたします。
当日は、鎌倉市長の松尾崇氏、衆議院議員の永田まりな氏も出席予定です。

開所式当日は、完成した建物内部をご覧いただけるほか、

・施設内部の撮影
・株式会社ぐるんとびー代表 菅原健介への取材
・設計・施工関係者への取材
・鎌倉漆喰や自然素材を用いた建築空間の撮影

などをご相談いただけます。

介護・福祉だけでなく、建築、デザイン、地域づくり、まちづくり、高齢社会などをテーマに取材されているメディアの皆さまにも、ぜひ現地をご覧いただければと思います。


▶︎ 内覧会のお申し込みはこちら

■ 株式会社ぐるんとびーについて

株式会社ぐるんとびーは、藤沢市の団地の一室から始まり、神奈川県藤沢市を拠点に、地域の中で一人ひとりの「暮らし」を支える介護・福祉事業を展開しています。

現在は、看護小規模多機能型居宅介護、訪問看護、定期巡回、居宅介護支援、放課後等デイサービスなどを運営。

介護が必要になっても、認知症になっても、その人が地域とのつながりや役割を持ちながら暮らし続けられる環境づくりに取り組んでいます。

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■ PROJECT DATA

・施設名 ぐるんとヴィレッジ鎌倉手広

・事業主体 株式会社ぐるんとびー

・所在地 〒248-0027 神奈川県鎌倉市笛田1-8-49

・用途 看護小規模多機能型居宅介護/認知症対応型共同生活介護(グループホーム2ユニット)

・建物 3階建て/延床面積 約499㎡

・設計/プロジェクト 株式会社narrative

・施工・左官/鎌倉漆喰 サンキホーム株式会社

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会社概要

株式会社ぐるんとびー

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URL
https://www.grundtvig.co.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
神奈川県藤沢市大庭5682-6 パークサイド駒寄3-612
電話番号
0466-54-7006
代表者名
菅原健介
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年03月