NonEntropy Japan、大阪大学大学院と共同研究開始
IPFSおよびFilecoin分散ストレージのセキュリティ強化を目指した共同研究を推進
「世界のすべてをデジタル保存する」というスローガンのもと、Web3.0社会のインフラを担う分散型ストレージ事業を展開するNonEntropy Japan株式会社(ノンエントロピー ジャパン、nonentropy.jp、本社:東京都千代田区、代表取締役 西村拓生、以下 当社)は、大阪大学大学院(大阪府吹田市、総⻑:⻄尾章治郎)情報科学研究科情報ネットワーク学の荒川伸一准教授とIPFSおよびFilecoin分散ストレージ事業のセキュリティ強化に関連した共同研究を2021年4月より開始しました。
IPFSおよびFilecoin分散ストレージは、データを保存するストレージの枯渇やプラットフォーマーによるデータの独占支配、データ漏洩問題を解決するために生まれた、HTTPに代わる分散型のインターネットファイルシステムです。しかし、分散ストレージが拡大した場合の、ネットワーク全体の安定稼働の実現とセキュリティ性の強化が現在の課題となっています。
本研究では、IPFSおよびFilecoinを活用した分散クラウドストレージにおける最適化、省力化、セキュリティ性向上を図ります。具体的には、IPFSおよびFilecoin分散クラウドストレージのネットワークパフォーマンスのシミュレーション、セキュリティ対策の向上、電力効率や分散効率などの省力化、ネットワーク最適配置問題などの研究を実施します。
- 本研究の背景
この度、日本の情報ネットワーク分野の研究室において、最先端の研究成果を数多く排出している大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学の荒川伸一准教授と共同開発を実施する運びとなりました。
- 本研究の概要
- 大阪大学大学院情報科学研究科先進ネットワークアーキテクチャ講座の荒川伸一准教授について
- NonEntropy Japanについて
- IPFSとは
こうした社会課題を解決するために生まれた技術がIPFSと呼ばれるHTTPに代わる分散型のインターネットファイルシステムです。HTTPではプロトコルではファイルのロケーションを指定し、それを複数のサーバーを経由して閲覧するのに対して、IPFSでは、コンテンツ・アドレッシング方式といい、世界中のストレージに分散化されたコンテンツを直接収集して閲覧します。
IPFSには耐障害性、負荷分散、耐検閲性、耐改ざん性といったメリットがあり、HTTPを補完する技術として注目を集めています。
- Filecoinとは
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