名古屋市中区役所が、窓⼝での申請をサポートする『アノルド』を本格導入!一般ユーザー向けにベータ版を先行配布
注釈で広がる写真の世界『アノルド』は、意外な場所で「デジタル化 + 多⾔語化」に役立っています。
あわせて、これまで名古屋市中区役所だけで利用できた『アノルド』ですが、一般ユーザー向けにベータ版の先行配布をスタートします。
1. 読めないけどわかる
読めないことは不安です。この書類を記入する状況を想像してください。
これは、日本語が読めない人が日本で遭遇する状況に似ています。
しかし『アノルド』をひらくと不思議と記入できる。(Web簡易版のリンクをご覧ください)
これが今回のアイデアです。
http://annold.com/l/r8vo (Web版)
2. 名古屋市中区の児童手当申請の課題
名古屋市中区の外国籍の住民の割合は約1割と全市平均の3倍近くを占め、様々な母語の方が居住しています。子育て家庭も多いのも特徴で、中区での外国籍の方による児童手当の申請件数は約16%を占めます。
しかし、案内も申請書類もすべて日本語で記載されており、日本語の理解が十分でない方は、制度の仕組みや内容もあまりわからない上に、何を記載し、何を提出すればいいのかすらわからず区役所を訪れます。申請書の記入には職員が付き添い1項目ずつ簡単な英語や日本語で指差ししながら支援をしており、相当な時間がかかっています。この状況は市民にも、職員にも、時間的、精神的に負荷になっています。
3. Hatch Technology NAGOYA での実証実験
名古屋市の事業である「Hatch Technology NAGOYA」を通して実証実験を実施しました。
- 制度の説明を相手の母語で行うことができるため、内容を理解した上で申請していただける。また、申請者にとっては、書かされるものから自ら書くものに感じると思う。(職員 匿名)
- 使用するかどうかはお客様や職員が決めるといいかと思うのですが、アプリがあるだけでお客様が安心して 窓口に来られるし、外国人住⺠の権利保障に繋がると思います。(職員 Gさん)
- つきっきりじゃなくても申請書を書いてもらえる。(職員 Sさん)
- 説明の標準化が図れる。(職員 Tさん)
https://annold.com/l/DtUc (実験に利用した多言語対応の投稿)
4. 名古屋市中区で正式に導入
半年の調査/実証実験を経て、『アノルド』は4月より名古屋市中区に正式に導入されました。 現在は区役所担当部署と展開の準備を進めています。職員が順次多言語での解説を作成し、対応書類を広げていく予定となっています。
5. 一般向けのベータ版を配布開始
上記のように『アノルド』はビジネス向けの機能も提供しているが、最初のアイデアは一般ユーザー向けに設計された写真を新しい視点で楽しむアプリでした。Hatch Technology NAGOYAをとおして課題を解決するためにカスタマイズしたものが現在のビジネスプランになっています。
最初のアイデアの一般向けアプリを、4月20日よりiOS・Android ベータ版の先行配布を開始します。
無料で利用いただけるので、自由な発想で、名古屋市のような新しい活用方法も発見していただければ幸いです。
https://www.notion.so/f61a1d4cba8f4423b5ca1455bbc0b0a7
6. 参考サイト
アノルド社サイト
https://about.annold.com/business
会社概要
https://about.annold.com/about-us
ベータテスター参加方法
https://www.notion.so/f61a1d4cba8f4423b5ca1455bbc0b0a7
Hatch Technology NAGOYA
https://www.hatch-tech-nagoya.jp/
公募課題詳細
https://www.hatch-tech-nagoya.jp/gov-kadai1/
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