サイベラム、自動車におけるリスクアセスメントに対応した同社のサイバー・デジタルツイン・プラットフォームへの需要拡大に対応するため、日本オフィスを新たに開設

自動車用サイバーセキュリティリスクアセスメントの業界リーダーであるCybellum社（CEO Slava Bronfman、以下当社）は、2021年3月4日、日本オフィスの新たな開設を発表いたします。
 
日本のコネクテッドカーの市場規模は、2025年に2兆円近くに達し、2020年から2027年の間に15％近く成長すると予測されています。しかしながら、こうしたコネクテッドカーは、非常に高度な処理を行うためにインターネットに常時接続された環境下で、独自の商業規格に則ってオープンソース環境で開発された、様々に異なるOSおよび暗号化システムが使用された、様々なサプライヤーからのソフトウェアを多用しており、外部からのサイバー攻撃を非常に受けやすくなっています。このような環境下では、自社の車をコントロールしているそれぞれのソフトウエアを、各自動車メーカーが一つ一つ自社内でチェックすることは非常に困難であり、この状況の改善が強く求められています。
 
 コネクテッドカーへのサイバー攻撃は、昨年1年間で99％増加しています。こういったリスクを避け、自動車のサプライチェーン全体で、より強固なサイバーリスク管理を推進するために、今後数ヶ月の間に、UNECE WP29やISO/SAE 21434など、新たな厳しい規制や基準が導入される予定です。
 
当社が提供する、サイバー・デジタルツイン・プラットフォームは、こういった自動車業界におけるリスクアセスメントや規制遵守などの特別なニーズに的確に対応しています。この最先端のリスクアセスメントプラットフォームは、車を動かすソフトウェア内に何十万も存在する、可能性の高いサイバー上の脆弱性をマッピングして追跡し、それぞれのソフトウェアの「修正」を提示することで、各自動車のライフサイクル全体でのセキュリティを、各自動車メーカー自らの手によって管理することができるようになるのです。
 
当社は今後、車のセキュリティに対する意識の高まりの中、自動車業界全体をリードする立場にある日本において、リスクマネジメントへの需要に正面から対応し、日本市場における企業プレゼンスを確固たるものにしていく所存です。
 
そういった中、この度当社では、カントリーマネージャーとして、奥田 正和を任命いたしました。自動車業界のベテランであり、ハーマンインターナショナル社や三菱電機において、要職を歴任してきた人物です。前職では、先進のサイバーセキュリティシステムの導入に尽力し、その事業を拡大させることで、日本での普及に努めてきました。奥田は今後、当社の更なる事業拡大を目指し、世界をリードする日本の自動車メーカーやパートナーと当社が作り上げてきた強い絆を、より強固なものとしてまいります。

 

Cybellum社 日本カントリーマネージャー奥田 正和よりコメント

日本オフィスの開設は、世界の尊敬を集める日本の産業界をサイバーセキュリティの側面から支援していくという当社のコミットメントを示しています。Cybellumの技術・ソリューションで日本のお客様が抱えるサイバー脆弱性に関する課題解決を支援して行くことを楽しみにしております。
 

Cybellum社 CEO Slava Bronfmanよりコメント

当社のサイバー・デジタルツイン・プラットフォームを導入していただくことで、各自動車メーカの皆様は、デザインの段階から製造過程、そしてその後のメンテナンスに至るまで、自らの車のセキュリティとコンプライアンス管理を行いながら、そのリスク評価と軽減を自らの手で掌握できるようになります。これは、自動車業界にとって非常に革新的な時代を迎えた事を意味しますし、サイベラム社は今後も、世界中の様々な大手自動車メーカー様にこの技術を広めていきたいと考えております。
 

 

ウェビナーへの参加お申込み

日本の自動車業界で進む新たなチャレンジをテーマとした、デロイト トーマツとの合同による、当社主催のウェビナーへの参加申し込みは下記のURLからアクセスください。
日時：3月 4日 （木）17:30-18:30

https://security.cybellum.com/cybellum-deloitte-webinar-japanese

 

Cybellum（サイベラム）社について

Cybellum社は、自動車業界のOEM企業、そしてサプライヤーの方々に、自動車のライフサイクル全ての期間を通じて、セキュリティ上のリスク発見と修正を行える環境を提供いたします。同社の、エージェントレスによるシステムは、自動車に組み込まれたソフトウェアを、そのソースコードにアクセスする事なくスキャンし、すべてのサイバー上の脆弱性を明らかにすることが可能です。それにより、車に何らかの危害が加えられる前に、その開発・製造段階でサイバーリスクを取り除く事ができ、また市場に出た車への悪影響も引き続き監視することが可能なのです。詳しくはこちらをご覧ください。
 
ウェブサイト：www.cybellum.com