街をめぐる。写真に出会う。新しい世界が見えてくる。13の会場で同時開催する千葉市発の写真芸術展「CHIBA FOTO」8/21から開催
千の葉の芸術祭実行委員会(構成団体:千葉市、他)は、千葉市が市制100周年を迎えた今年、「アートでつながる アートでつなげる 自由なアートが人と社会をかえていく」をコンセプトに開催中の「千の葉の芸術祭」のプログラムとして、写真芸術展『CHIBA FOTO』を2021年8月21日(土)から9月12日(日)まで、千葉市内各地にて開催します。また、期間中に市民参加プログラム「# みんなのCHIBAFOTO」の写真募集を開始します。
■CHIBA FOTOについて
「CHIBA FOTO」は、時代と向き合う「写真」という表現媒体でつくり出す、「写真」に特化した芸術展です。気鋭の写真家たちを起用し、新作を含む作品を展示します。また、千葉の現在を捉えた作品や、千葉の土地の歴史を掘り下げた作品も展示し、過去から現在、現在から未来という、時間の連なりを感じる機会も提供します。
会場となるのは、千葉市内にある歴史的建造物や、市民になじみ深い文化施設。そこにセノグラフィによる非日常的な空間演出を施すことで、新たな体験を提供し、これまで気がつかなかった街の魅力をも掘り起こしていきます。
CHIBA FOTOでは、このような作品と空間演出がセットになったユニークな展示を、13の会場で同時に、かつ無料で展開。アートやクリエイティビティと触れ合う歓びを広くお届けし、来場者自身の創造性を刺激することで、新たな視点へ誘います。さらに、点在する会場をめぐる中で初めて通る道や風景、人々との出会いも、小さな発見を積み重ねていくCHIBA FOTOならではの体験です。私たちは、これらすべての気づきがきっかけとなって、人々のものごとの見方が変化し、まわりの変化への意識が研ぎ澄まされていくことを願っています。今この時代を生きる私たちにとって、大切なものを見失わぬように。
- 開催概要
会期:2021年8月21日(土) − 9月12日(日)
入場料:無料
URL: https://sennoha-art-fes.jp/chibafoto
※会場により、休館日・閉館時間が異なります
参加作家:宇佐美雅浩、川内倫子、清水裕貴、新井 卓、吉田志穂、蔵 真墨、佐藤信太郎、本城直季、北井一夫、楢橋朝子、金川晋吾、横湯久美
主催 : 千の葉の芸術祭実行委員会
構成団体 : 千葉市、公益財団法人千葉市文化振興財団、公益財団法人千葉市教育振興財団、千葉市文化連盟、公益社団法人千葉市観光協会、千葉市メディア芸術振興事業実行委員会
後援:千葉県、市原市
特別協賛:JFEスチール(株)、(株)そごう・西武 そごう千葉店、キヤノンマーケティングジャパン(株)
協賛:(株)千葉ステーションビル、(株)千葉銀行、千葉商工会議所、(株)京成エージェンシー、千葉都市モノレール(株)、(株)千葉興業銀行、(株)京葉銀行、千葉信用金庫、(株)幕張メッセ
- 会場とアーティスト一覧
■会場マップ
中央区エリア
稲毛区エリア
- 作品例
宇佐美正夫 千葉 2021
そごう千葉店 9階 滝の広場
ひとりの人物を通して、その地が持つ記憶を一枚の写真絵巻に出現させる作家の代表作「Manda-la」。CGなどの合成技術を用いずに、複数の時間や出来事を一枚の中で表現するのが本シリーズの醍醐味である。今回は作家が生まれ、30年間暮らした千葉市が舞台となる。JFEスチール株式会社(旧川崎製鉄株式会社)の元社員である実父正夫を中心に、高度経済成長期に働いたOB社員の方々と、現在JFEに勤める弟と、現役社員の方々に参加していただき、作家の家族を中心に、千葉市の発展と現在の姿を描く予定だった。しかし、約二年に渡る制作過程の中、主役である父が亡くなってしまう。JFEの製鉄所内における厳格な安全基準、新型コロナウイルス対策のため生じたさまざまな困難、そうした複雑な条件の中で、作家は、自らの意図や思い描いたイメージを実現しようともがき、本作は生み出された。
川内倫子 Rinko Kawauchi
as it is
千葉市中央コミュニティセンター 松波分室
2016年に出産、子育てをする中で巡り合った千葉の土地での新しい生活の断片を、子どもの成長と合わせて描き出す。四季の移り変わりを通じて出会う自然と光の美しさ、暮らしの中で見つける小さな生き物たち、初めて体験する死という出来事―それらのささやかな物事に宿る生命の美しさと、その気づきから積み重なっていく日々。これらの写真と映像を人々に愛される地域施設である旧大木ナカ邸の、小部屋で仕切られた空間に散りばめる。また、それらに呼応するかのように、新作で自宅の近所に飛来したツバメの子育てを捉えた作品群が展示される。
楢橋朝子 Asako Narahashi
Sea Side Line
千葉市ゆかりの家 いなげ
水中からの眺めという非日常的な視点から、人の暮らしのある場所を捉える楢橋朝子は、保養地として栄えた稲毛の面影を宿す、ゆかりの家・いなげで展覧会を行う。かつて、そこから海を眺めることのできたゆかりの家に、楢橋による海や水辺からの風景が持ち込まれという視線の逆転が面白い。本展のために、撮影を行った場所は稲毛、千葉みなと、検見川など。海と緑に囲まれた千葉が抱える豊かな自然と、人工浜やヨットなどのレジャーも盛んなこの街の、様々な相貌が意外な形で描き出される。
本城直季 Naoki Honjo
地域と学校
千葉市美術館9階 市民ギャラリー
空から撮影される千葉市の街、工業地帯、野球場の作品や、学校を被写体としたシリーズ Small garden では市内の小学校で行われた運動会風景などを撮り下ろしている。 本展において「学校」は象徴的な場所だ。高等特別支援学校に通う生徒たちとの交流から生まれた、本城直季の作品でこれまであまり見られなかったポートレートや、小学校でのコマ撮りを繋げた映像作品も上映される。
- 市民参加プログラム #みんなのCHIBAFOTO
参加方法:
<STEP 1> 「千の葉の芸術祭|CHIBA FOTO」公式インスタグラムアカウント@chibafoto_1000leaves をフォロー
<STEP 2> CHIBA FOTO の作品を鑑賞して感じた、周囲や自分自身の変化への気づきを写真に撮影
<STEP 3> インスタグラムにハッシュタグ「# みんなのCHIBAFOTO」をつけて投稿
応募期間:2021 8.21 Sat - 9.12 Sun
賞品:抽選で5 名様にアソビカメラ Canon iNSPiC REC をプレゼント
- 千の葉の芸術祭について
千の葉の芸術祭は、市制 100 周年を迎える2021 年の今年、千葉市の自然や歴史に根差した固有の文化力と、技術の進展によって生まれた新しい文化力を再認識し、広く発信する機会として開催されています。写真表現に触れることを通して私たちの世界を捉えなおす「写真芸術展」、伝統的文化とその革新へ挑戦的に取り組む「伝統文化・新しい文化の発信」、感じながら考え、創造することについて学ぶ場「体験・創造ワークショップ」の3 部門で構成される、千葉市で初めて行われる芸術祭となります。千葉市では本芸術祭の誕生を通して、文化芸術の間口をこれまで以上に広く、敷居を無くし、日常的な活動へと広げてまいります。どうぞご期待ください。
キーワード&コンセプト:変化/CHANGE アートでつながる アートでつなげる 自由なアートが人と社会をかえていく
会期:令和3 年7 月24 日(土)~ 9 月12 日(日)
会場:千葉市内各所
WEB:https://sennoha-art-fes.jp
総合ディレクター:神野 真吾(千葉大学 教育学部 芸術学研究室 准教授)
CHIBAFOTO ディレクター:粟生田 弓(日本写真史研究家)
アートディレクター:おおうちおさむ(グラフィックデザイナー)
主催
主催:千の葉の芸術祭実行委員会
構成団体:千葉市、公益財団法人千葉市文化振興財団、公益財団法人千葉市教育振興財団、千葉市文化連盟、公益社団法人千葉市観光協会、千葉市メディア芸術振興事業実行委員会
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像