100社以上の中小企業が取り組み成果。経営感覚を正し、業績改善する新しい発想の会計本『カンのメンテナンス』を発売
出版社スタブロブックス株式会社(本社:兵庫県加東市 代表取締役社長:高橋武男)は、『経営感覚を整えるための カンのメンテナンス』(冨松誠/著)を2021年5月25日より全国の書店、オンライン書店で発売いたします。著者は、中小企業の現場目線のコンサルティングに長けた気鋭の若手コンサルタント。コロナ禍で苦境の中小企業や小規模店の経営者にも読んでいただきたい一冊です。
◆気鋭の若手コンサルタントによる、中小企業の現場で役立つ「新しい発想の会計本」
「売り上げの低下が止まらず、回復の見込みもない」
「資金繰りがどうにも苦しく、本業に集中しきれない」
そうした切実な悩みを抱えながらも、具体的に何に取り組めばよいか分からない――本書は、そんな中小企業の社長さんに向けて、会社の数字を読む力をつけることで自らの経営感覚を正し、業績改善のきっかけをつかんでもらうおうという本です。
規模でいえば、いわゆるひとり企業から、多くても従業員30人くらいまでの企業が対象です。なかでも「管理会計」という言葉を知ってはいても、実際には忙しくて経営分析なんてしている暇はない、あるいは方法がよく分からない――そんな社長さんであれば、本書の内容は参考になるはずです。
著者は、これまで100社以上の中小企業の業績を立て直してきた中小企業診断士の冨松誠先生。中小企業の現場目線のコンサルティングに長けた著者が、中小企業社長が正しい経営感覚を取り戻し、会社を成長に導くための方法を、豊富な実例も交えながらお伝えします。
◆感覚と実態のズレを正す「カンのメンテナンス」とは?
中小企業社長の持ち味といえば、経験に裏打ちされた鋭い経営感覚。独自の嗅覚=カンはスピーディな意思決定を支える拠り所になる一方、さまざまな思い込みによって自らの感覚と会社の実態(数字)とのズレが生じ、経営判断を間違える原因になることがあります。
そこで必要となるのが「カンのメンテナンス」です。
「並べる」「比べる」「まとめる」「分ける」――4つのデータ分析の切り口で会社の数字を分析し、社長の経営感覚と会社の実態のズレの原因(=思い込み)を取り除きます。その結果、会社の本当の姿が見えるようになり、正しい意思決定で業績を向上させられるようになります。
◆「カンのメンテナンス」に取り組むメリットは?
カンのメンテナンスに取り組んだ経営者の声とあわせて、具体的なメリットを5つ、お伝えしましょう。
◆現場改善の具体事例を豊富に掲載
本書では、中小企業の経営者が思い込みを取り除き、業績を立て直した事例を計8つ、取り上げています。カンのメンテナンス法の解説にとどまらず、著者が実際に携わった実例を豊富にご紹介するのが本書の特徴です。
本文(事例)では、中小企業経営者がどのような気づきを得て業績を改善したのか、「思い込み」→「見える」→「分かる」→「動ける」→「変わる」の順序で理解が深まる展開になっています。読者の皆さんは、自社の状況と重ねあわせ、まるで追体験するようにカンのメンテナンスの学びを得られます。
◆出版社からひと言
本書は、中小企業の現場で役立つ「数字の使い方」をテーマとした本です(広い意味での会計の本)。
ではなぜ『カンのメンテナンス』という一見分かりにくいタイトルにしたのか。
決め手となったのは、著者の冨松先生から聞かされた中小企業支援の現場の話でした。
「中小企業社長の経営感覚(=カン)は鋭く、スピード感ある意思決定を支えている」
「ところがカンと実態(会社の数字)がズレてしまうと、持ち味のカンが業績悪化の元凶になってしまう」
「そこで必要なのが、カンと実態のズレを正すこと。会社の数字を分析しながら社長の経営感覚を矯正することで業績は必ず改善する」
冨松先生が語る支援現場の話はいずれもリアルで面白く、ならば「会計」が主役ではなく、数字を活用した「改善」が主役の本にしたいと考えました。業績悪化に苦しむ中小企業経営者が、会社の数字を読み解くことで自らの感覚と実態のズレを正し、経営を立て直していく――そんな実例をふんだんに盛り込むことにしたのです。
中小企業の現場で役立つ新しい発想の会計本、『カンのメンテナンス』。経営分析にまでなかなか手が回らない、そんな中小企業の社長さんに読んでいただきたい本です。
【目次】
はじめに
第1章 経営がうまくいかないのは「思い込み」のせい
第2章 「カンのメンテナンス」でキレのある判断力を取り戻せ
第3章 業績悪化のターニングポイントを知り、改善策を見出すための「並べる」
第4章 数字の傾向をつかみ、事業の選択と集中に活かすための「比べる」
第5章 「直感」と「データ分析」の両輪経営で、中小企業の経営はますます強くなる
おわりに
【著者プロフィール】
冨松 誠(とみまつ・まこと)
経営コンサルタント 株式会社民安経営代表取締役社長
1982 年兵庫県明石市生まれ。神戸学院大学卒業。ITアウトソーシング会社を経て、税理士事務所・コンサルティング会社に就職。2012 年に中小企業診断士の資格を取得し、2013 年に独立。これまで100 社を超える中小企業に深く関与。7社の顧問も務める。
得意分野は、経営の改善手法であるPDCAを組織に根づかせるためのコンサルティング。特定の業種・業態にとらわれず、規模も1人から50 人の企業まで対応。顧問先以外にも年間100 社ほどにアドバイスをおこない、業務改善や業績向上に導いている。
空理空論がとにかく嫌い。難しい対策ではなく、シンプルなデータ分析手法を用いて〝会社の実態〟や〝できるのにやっていない改善策〟を見える化して社長に気づきを与え、クリアしていくサポートをスタンスとしている。多種多様の業種の企業に接してきた経験からできるアドバイスと、社長をやる気にさせるミーティングが好評である。
現場での実践経験を踏まえた、行動に移せるヒントが詰まった研修やセミナーも実施している。著書に『PDCAは、4割回せばうまくいく!「人・モノ・金」に頼らず願った成果を最短で出す!』(Clover 出版)がある。
【書誌情報】
書名:『経営感覚を整えるための カンのメンテナンス』
定価:本体1600円(税別)
判型:四六判
体裁:並製
頁数:264頁
ISBN:978-4-910371- 02-3 C0034
発行日:2021年5月25日
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