VIVIWARE株式会社がプロトタイピングツール「VIVIWARE Cell」の出荷を開始、導入・協業パートナーを募集
創作活動や探究活動に取り組んでいる個人・団体、子どもたちと活動している個人・団体からの問い合わせを受け付けています。
2021年7月27日、VIVIWARE株式会社(本社所在地:福岡市博多区 代表:孫泰蔵、嶋田翔三郎)は、アイデアを具現化し、思考を拡張させるプロトタイピングツール「VIVIWARE Cell」の出荷を開始します。みんなの空想をかたちにする「VIVIWARE Cell」は、専門的な知識がなくても直感的・感覚的に扱うことができ、迅速なプロトタイピングを実現します。今後、世界各国のVIVISTOPで利用することができるほか、日本国内における導入・協業パートナーを広く募集します。
■「VIVIWARE Cell」とは
「VIVIWARE Cell」は、アイデアを具現化し、思考を拡張させるプロトタイピングツールです。おもちゃ・電子楽器・ロボット・デジタルアートなど、自分のアイデアを気軽に試作にすることができます。人々の創造力と探求心に寄り添い、「やってみたくなる」衝動を引き起こし、試行錯誤のプロセスを楽しみながら空想をかたちにすることをサポートします。
■VIVIWARE Cell 開発の背景
予測不能な未来を、どう生きるか
現代は、資本主義が著しく発達した大量生産、大量消費の時代だと言われています。その一番の特徴は「分業」です。生産性や効率を高めるために仕事は細分化、専門化され、労働者は社会の歯車のようになってしまいました。
同時に、消費者も効率を求めるようになり、より安価なものを買って使い捨てるライフスタイルが当たり前の世の中になりました。その結果、必要なものを自らつくるという機会は減少し、自分たちの手で生活を豊かにする、困難を乗り越えていくといった実感や自信を、多くの人が失ってしまったのです。
しかし、人知を超えるような技術の急速な進歩と、予測不能な未知の天災が待ち受ける未来において、私たちは今のままのライフスタイルを続けていてもいいのでしょうか。これから人はどう生きるべきで、社会はどう変化していくべきなのでしょうか?
世界は変えられるという実感をもつ
予測不能なこれからの時代において重要なことは、何が起こっても自分たちで生きていけるようになっておくことです。そのためには、改めて「自らの手でつくる」ことの価値を見直し、「つくる」ことを通して「世界は変えられる」という思いと自信を取り戻さなければなりません。
だからこそ私たちは、誰もが「世界は変えられる」という実感を持ち、自らの手で未来を創り上げていける社会の実現を目指して、あらゆる人々の「つくる」をサポートする「VIVIWARE Cell」を開発しました。
■VIVIWARE Cell の3つの特長
(1)機能美:ニューロンとシナプスのように
さまざまなセンサーや、モーターなどのアクチュエータが神経細胞のようにつながり、変幻自在にアイデアの可能性を広げていく様にインスピレーションを得て、「VIVIWARE Cell」と名付けられました。
細胞を思わせる有機的なデザインながら、洗練された印象を併せ持つ筐体はスケルトンになっており、電子回路などの内部構造を確認することができます。専用のマウンターでスマートに配置でき、その機能美は使い手の独創性を高めます。
(2)直感的:すぐつながる、すぐつかえる
「空想をかたちにしたい人が、初めて手にするデバイス」を目指して開発されたVIVIWARE Cell は、直感的・感覚的に扱うことができ、専門的な知識がなくてもさまざまなセンサーやアクチュエータをすぐに使いこなすことができます。
また、VIVIWARE Cell を動かすためのアプリケーションは、プログラミングの初心者でも直感的に使いこなせるエディターです。モノを動かすためのデータの流れや仕組みを視覚的に捉えて構築することができます。ハードウェアによる現実世界とシームレスにつながり、さまざまな取り組みを可能にします。
(3)拡張性:ひらかれた開発環境
VIVIWARE Cell はネットワーク経由でScratch、Processing、Unityなどのアプリ開発環境と連携できるだけでなく、IFTTT経由でwebサービスと連携でき、アウトプットの幅を無限に広げていくことができます。
また、VIVIWARE Cell はオープンソースハードウェアである Arduino互換機です。Arduinoの資産を活用しつつ新しい VIVIWARE Cell をユーザー自身が作製できるよう開発中です。
■VIVIWARE Cell 活用事例
【Familie suchen(家族を探す), Rie Yamada】
ドイツ・ベルリンを拠点に活躍する新進気鋭の写真家 Rie Yamada さんが、現代社会の家族観を表現した 写真 × インタラクティブアートの制作に VIVIWARE Cell を活用。ドイツの写真美術館でおこなわれた、ジェネレーションY(80〜90年代生まれ)世代の写真家を集めた「FRAMING IDENTITY」にて発表・展示されました。
https://tokion.jp/2021/03/26/rie-yamada-family-in-japan/
https://blog.vivita.io/entry/2020/04/06/120000
【トイデザインプロジェクト】
子どもたちと大学生がアイデアを競い合いながら、一緒に新しいおもちゃを考える実験プロジェクトです。アイデアを表現するだけでなく、技術的な問題の解決などに挑みながら、力を合わせて具現化します。プロトタイプ試作にVIVIWARE Cellが用いられました。
https://toydesign.vivita.club/
【VIVITAロボコン】
子どもたちのアイデアから生まれるオリジナルロボット製作コンテンツです。VIVIWARE Cellで制御することを前提に、ロボットの仕組みや構造を自分で考えて製作し、プロジェクトを自分の力で推進します。
https://www.youtube.com/watch?v=h65CNgvzobw
■仕様
【商品名】
VIVIWARE Cell Core
VIVIWARE Cell Servo Driver
VIVIWARE Cell Motor Driver
VIVIWARE Cell Joystick
VIVIWARE Cell Button
VIVIWARE Cell Rotator
VIVIWARE Cell Slider
VIVIWARE Cell Measure
VIVIWARE Cell Motion
VIVIWARE Cell Message Board
VIVIWARE Cell Color Picker
VIVIWARE Cell LED
VIVIWARE Cell Mounter
【対応OS】
Android 9以上(推奨端末あり)
■導入・協業パートナー募集
VIVIWARE Cellの導入・協業パートナーを募集します。
・創作活動や探究活動に取り組んでいる個人・団体
・子どもたちと活動している個人・団体 など
VIVIWAREに興味をお持ちの方は、下記よりお問い合わせください。
担当者よりご連絡いたします。
【プロダクトに関するお問い合わせ先】
VIVIWARE株式会社 アライアンス担当
メールアドレス:vw-info@viviware.com
■VIVIWARE株式会社について
VIVIWARE株式会社は、自律共生のためのグローバルコミュニティ「VIVITA」から派生したモノづくり集団です。ハードウェア、ソフトウェア、デザインなど各分野のモノづくりをこよなく愛するメンバーによって構成され、「つくる」ことを通して誰もが「世界は変えられる」と実感できる社会の実現を目指し、空想をかたちにするプロトタイピングツールVIVIWAREの開発・提供、VIVIWAREを活用した活動の企画・支援をおこなっています。
https://cell.viviware.com/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 電子部品・半導体・電気機器アプリケーション・セキュリティ
- ダウンロード