映像音響公演「きわにたつ」「きわにふれる」を開催
循環・持続世界を生み出し 次世代へと文化を紡ぐ 曹洞宗萬亀山東長寺を舞台に演出
公式サイト http://kiwa-project.org/
「きわにたつ」(東長寺水の苑)
「きわにふれる」(東長寺文由閣)
新宿ではかつての玉川上水など、人工的な「水ぎわ」が古くから構築され、そこに都市が形成されてきました。
映像音響公演「きわにたつ」は、都市の水ぎわである東長寺「水の苑」(屋外回廊)を囲み、本堂へのパブリックプロジェクションと波紋音の演奏によって「都市の暮らしと自然との繋がり」を喚起する公演です。高層ビルが立ち並ぶ借景や、都市の環境音を取り込む演奏で構成されます。映像音響公演「きわにふれる」は、寺院として世界初のパッシブハウス認定を受けた東長寺文由閣の円形状の講堂に国内外で撮影した自然・都市景観を 素材としたパノラマ映像による空間演出を実現。演者が空間の重心となり、現実の風景と心象風景の間を旅するような体験を創出します。
イベント会期中には、公開トーク「きわダイアローグ」をオンライン配信にて実施いたします。ゲストと共に「都市像と自然」「世界(自然・環境)の知覚の仕方」をテーマとした対談や、ワークショップ「インクルーシブ・ピクニック」の紹介などを行います。
「循環的な世界観」を提案し、次世代の文化を創造する活動拠点でもある寺院・東長寺を舞台に繰り広げられる映像と音楽の共創を、ぜひご高覧ください。
- 映像音響公演「きわにたつ」「きわにふれる」開催概要
日時 :2021年8月19日(木)〜22日(日)
主催 :きわプロジェクト実行委員会
協力 :曹洞宗 萬亀山 東長寺|北九州市響灘ビオトープ|株式会社エヌエスウインドパワーひびき
助成 :公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京|芸術文化振興基金助成事業
公益財団法人 野村財団|公益財団法人朝日新聞文化財団
公益社団法人企業メセナ協議会 「GBFund 芸術・文化による新型コロナウィルス災害支援」
- 開催プログラム
「きわにたつ」
日時 :2021年8月20日(金)
①19:00-19:40(開場 18:40)|②20:30-21:10(開場 20:10)
会場 :曹洞宗 萬亀山 東長寺 水の苑(屋外回廊)
定員 :各回 35名
出演 :映像空間演出 向井知子|波紋音演奏 永田砂知子|サウンドデザイン 小倉一平
チケット:正面席+公開トーク 前売 4,000円|当日 4,500円
側面席+公開トーク 前売3,500円|当日 4,000円
ライブ配信+公開トーク 2,000円〜
*ライブ配信は19:00~の配信を予定しています。
*荒天の場合、8月26日(木)に順延いたします。当日HPにてご確認ください。
*公開トークはオンライン配信のみとなります。チケットをご購入いただいた方には、別途URLをお送りします。
「きわにふれる」
日時 :2021年8月19日(木)・21日(土)・22日(日)
①13:00〜|◆②14:00〜|③15:00〜|◆④16:00〜|⑤17:00〜|◆⑥18:00〜|⑦19:00〜
会場 :曹洞宗 萬亀山 東長寺 文由閣(室内)
定員 :各回 1組貸切(1〜6名様)
出演 :映像空間演出 向井知子|波紋音演奏 永田砂知子
チケット:インスタレーション+ライブ公演鑑賞 7,200円
インスタレーション鑑賞 6,000円
プレ配信(7月20日〜8月18日) 1,500円〜
*19日は②14:00〜の回より実施いたします。
*各回40分入れ替え制です。
*◆②④⑥の回に、ライブ付きインスタレーションを実施いたします。
40分のうち波紋音ライブは20〜25分を予定しております。
公開トーク「きわダイアローグ」
日時 :2021年8月20日(金) 13:00〜15:00
会場 :オンライン配信にて開催
登壇者 :芹沢高志(ゲストスピーカー|P3 art and environment 統括ディレクター)
向井知子(クリエイティブディレクター|映像空間演出)
吉田由梨(アートディレクター|インクルシーブ・ピクニック企画構成)
【ビデオ出演予定】
渡邊淳司
(ゲストスピーカー|NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 上席特別研究員)
スヴェン・ヒルシュ
(コンセプトパートナー|インゼル・ホムブロイヒ美術館 サイエンス・キュレーター
チューリッヒ応用科学大学教授)
クレア・T・ウェイト
(ゲストスピーカー|インターメディア・アーティスト|研究者|エンジニア|実験映像作家)
チケット:2,000円〜(「きわにたつ」ライブ配信チケットをご購入ください。)
- お申し込み
お申し込みはこちら http://kiwa-project.org/reservation-ja/
【チケット販売期間】
○会場チケット(前売)
「きわにたつ」「きわにふれる」 2021年7月17日(土)〜8月 18日(水)
○配信チケット
「きわにたつ」+公開トーク「きわダイアローグ」 2021年7月17日(土)〜9月 5日(日)
「きわにふれる」 2021年7月10日(土)〜8月18日(水)
公演に関するお問い合わせ
きわプロジェクト実行委員会〈担当:島﨑、大澤〉
MAIL:kiwa@kiwa-project.org
- 曹洞宗 萬亀山 東長寺のご紹介
東長寺は、1594(文禄3)年、徳川家康の帰依を受けた雪庭春積和尚により開創された寺院です。のちに宿場町・内藤新宿(現在の新宿御苑周辺)となる内藤修理亮(清成)の屋敷地の一角を境内とし、江戸時代を通じて諸藩士の菩提寺・学問寺として親しまれてきました。現在の伽藍は、開創400年を記念して平成元年に竣工し、現代建築の合理性と歴史的な寺院建築の落ち着きを合わせ持つ都市の寺として姿を変えました。
本堂前庭に水苑を有するほか、2015(平成27)年に竣工した「文由閣」は、省エネルギー化の達成や地熱エネルギーを活用した設備を有し、寺院として世界初のパッシブハウス認定を取得するなど、サステイナビリティにも対応しています。個人及び個人を超えた縁、また人と社会の結びつきによる新しい文化の創造を重視し、これまでに現代美術を中心とする国内外の意欲的な作家を多数紹介しています。
□公式サイト https://www.tochoji.jp/
- きわプロジェクトとは
「風土」という日本のパースペクティブから、世界各地の都市と「構築された自然」を観察し、さまざまな立場や特性を持った人々が関わりあいながら、対話や制作の場を創出するのが「きわプロジェクト」です。
自然と都市像について、20 代~ 70 代の異なる芸術分野の専門家とサイエンティストからなるプロジェクトメンバーと、各イベントの参加者との間で議論を往還させ、映像・音響公演、インクルーシブ・ピクニック(ワークショップ)、トークイベントなどの対話のプラットフォームを創出します。
□公式サイト http://kiwa-project.org/
□Twitter https://twitter.com/kiwaproject
□Instagram https://www.instagram.com/kiwaproject/
□きわダイアローグ http://kiwa-project.org/text-dialogue-ja/
プロジェクトメンバー
向井知子(むかい・ともこ)
クリエイティブディレクター・映像空間演出
日々の暮らしの延長上に、思索の空間づくりを展開。国内外の歴史文化的拠点での映像空間演出、美術館の映像展示デザイン、舞台の映像制作など。公共空間の演出に、東京国立博物館、谷中「柏湯通り」、防府天満宮、一の坂川(山口)、聖ゲルトゥルトゥ教会(ドイツ)他。
永田砂知子(ながた・さちこ)
打楽器奏者・即興演奏
1990年代より、クラシック音楽から即興演奏の世界へシフト。鉄のスリットドラム「波紋音(はもん)」に出会い、全国の寺社や美術館で、海外ではパリ、ブリュッセルで演奏。バシェ協会会長として、大阪万博で制作されたバシェ音響彫刻の日本での普及に尽力。
スヴェン・ヒルシュ(Prof. Dr. Sven Hirsch)
コンセプトパートナー |きわダイアローグ
チューリッヒ応用科学大学教授(物理学)、同大学生体シミュレーション・リサーチグループ長およびデジタル・ヘルス・ラボ所長。複雑生体システム領域での研究教育に従事。ドイツ・インゼル・ホムブロイヒ美術館財団理事・科学学芸員。
吉田由梨(よしだ・ゆり)
アートディレクター|インクルシーブ・ピクニック企画構成
広告会社を経て、2021年6月にデザイン事務所YY Inc.を設立。グラフィックデザイナー、アートディレクターとして、広告、ファッション、ブックデザイン、webデザインに従事。手話の美しさと身体性をテーマとした『てことば』で「第7回 国際コンペティション 名古屋デザインDO! 2010」グランプリ受賞。
ゲストコラボレーター
芹沢高志(せりざわ・たかし)
きわダイアローグ
1989年、P3 art and environmentを設立。
現代美術、環境計画分野で数々のプロジェクトを展開。「横浜トリエンナーレ2005」、「混浴温泉世界」、「さいたまトリエンナーレ2016」など、様々な地域のアートプロジェクトに関わる。
PHOTOGRAPHED ©WERNER PENZEL
渡邊淳司(わたなべ・じゅんじ)
きわダイアローグ
NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部上席特別研究員専門は触覚情報学。
主著に『情報を生み出す触覚の知性』(毎日出版文化賞(自然科学部門)受賞)、『情報環世界』(共著)。触感コンテンツ専門誌「ふるえ」編集長(NTT研究所)。近年の活動に、スポーツの非言語的翻訳やウェルビーイングに関する研究がある。
クレア・T・ウェイト (Dr. Clea T. Waite)
きわダイアローグ
インターメディア・アーティスト、研究者、エンジニア、実験映像作家。アート、科学、テクノロジーを横断し物質的な詩学を研究。知覚の具現化、ダイナミックな構成、官能的なインターフェイスから没入型の映画的作品を生み出す。数百匹の熱帯のクモと種族間コラボレーションにも取り組む。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像