テレワーク時のセキュリティ意識が低すぎ?760名への調査で判明したリスク
ランダムに選出した10代〜60代の男女760名に対し、テレワーク時のセキュリティ意識、ネット環境の調査を行いました。
株式会社WACARU NET(本社:神奈川県秦野市 代表取締役:鎌田大樹)は、10代〜60代の男女760名に対し、テレワーク時のセキュリティ意識、ネット環境に関する調査を行いました。
【調査サマリー】
- 現在テレワークを実施している人の割合は、およそ4割
- テレワーク時にセキュリティを意識していない人は6割超
- テレワーク時の使用回線は光回線が7割超で最も多い
- テレワークにポケットWiFiを使っている人は通信速度に不満を持つ傾向あり
- ネット環境の悪さで仕事に支障が出た経験がある人はおよそ4割
※本データを引用する場合、本ページではなく必ず以下ページを引用元としてください
https://wacaru-net.co.jp/telework-net-report/
【今回の調査項目】
今回の調査では10代〜60代の男女760名に対し、次の調査を行いました。
- テレワークの実施状況
- テレワークの実施状況(職業別)
- テレワーク時にセキュリティを意識していない人の割合
- テレワーク時に具体的に実施しているセキュリティ対策
- テレワーク時の使用回線
- テレワーク時の回線速度の不満状況
- ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合
- ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合(回線別)
■テレワークの実施状況
現在のテレワーク実施状況を調査したところ、以下の結果となりました。
テレワークを実施している人の割合は、39.5%と4割程度です。
過去に実施していたことがある人を含めると、テレワーク経験者は61.9%に上ります。
一方で、テレワークを実施したことがない人は38.2%と、こちらも4割程度いることが分かります。
■テレワークの実施状況(職業別)
現在のテレワークの実施状況を職業別に集計したところ、以下の通りとなりました。
テレワークの実施割合が最も高いのは自営業、フリーランスで54%と半数以上が現在テレワーク化しています。
会社員も43.8%と高いテレワーク実施率です。
一方で、最もテレワークの実施率が低いのは医療関係者の8.7%でした。やはり職業の特性によって大きく差があるようです。
■テレワーク時にセキュリティを意識していない人の割合
テレワーク時のセキュリティ意識に関して調査を実施したところ、以下の結果となりました。
テレワークのセキュリティについて「気を付けている」と答えた方は38.3%で4割以下に留まります。
6割以上の人がテレワーク時にセキュリティに関して一切意識していないというのは、少々驚きです。
企業または個人の情報漏洩リスクが潜在していることが浮き彫りになったと言えるのではないでしょうか。
■テレワーク時に具体的に実施しているセキュリティ対策
テレワーク時に具体的に行なっているセキュリティ対策例として、以下のような回答がありました。
・セキュリティソフト、ウイルス対策ソフトの導入
・カフェ、公共無線LANなどのフリーWiFiは使わない
・パソコンにワイヤーロックをかける
・オンライン会議では家族に内容を聞かれないようにヘッドセットを使用
※その他、具体的なセキュリティ対策の回答は以下記事を参照ください
https://wakaru-wifi.com/telework-net-report/
■テレワーク時の使用回線
テレワーク時の使用回線を調査を実施したところ、以下の結果となりました。
7割以上の方が、テレワーク時は光回線を使っています。
ポケットWiFi(WiMAX含む)は13%、2024年3月までに廃止が決定しているADSLも4.4%程度テレワークに利用されているようです。スマートフォン回線で済ませている方も5.7%存在しています。
■テレワーク時の回線速度の不満状況
テレワーク時の回線速度の不満状況を調査を実施したところ、以下の結果となりました。
光回線に不満を感じている方は19.6%と最も少なく比較的安定していることが分かります。
一方で、ポケットWiFi、WiMAXともに通信速度に不満を感じている方が61.3%おり、不安定さが読み取れます。
■ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合
ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合を調査したところ、以下の結果となりました。
ネット環境の悪さが仕事に支障きたしたことがある人の割合は、38%と4割近いことが分かりました。
不安定なネット環境でテレワークすると、仕事の出来にも悪影響が出る可能性は高いと言えそうです。
■ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合(回線別)
ネット環境の悪さが仕事に支障をきたしたことがある割合を回線別に集計したところ、以下の結果となりました。
「ネット環境の悪さが仕事に支障きたしたことがある人」の割合が一番少なかったのは光回線で31.2%でした。
一方で、WiMAXが67.7%、ポケットWiFiが65.5%と高いことが分かります。
テレワークで、安定的なネット環境を確保するのであれば光回線が最も良い選択肢と言えそうです。
【総括】
今回のテレワークに関する調査で主に以下のことが分かりました。
- 現在テレワークを実施している人は、およそ4割
- テレワーク時にセキュリティを意識していない人は6割超もいる
- テレワーク時の使用回線は光回線が7割超で最も多い
- テレワークにポケットWiFiを使っている人は通信速度に不満を持つ傾向あり
- ネット環境の悪さで仕事に支障が出た経験がある人はおよそ4割
6割以上がテレワークのセキュリティについて特に気を付けておらず、多くの企業・フリーランスが情報漏洩などのリスクに晒されていることが分かります。
セキュリティ施策をしていない企業やフリーランスの方は、ガイドラインを制定するなど対策を講じる必要がありそうです。
また、テレワーク時のネット環境の悪さによって仕事に支障が出たという人が4割ほどいることから、ネット環境が仕事の結果を左右する可能性も否定できません。
テレワーク時は、ネット回線の選び方もより慎重になった方が良いかもしれません。
【調査概要】
調査主体:WACARU NET
調査方法:クラウドソーシングサイト上のアンケート
調査対象:クラウドソーシングサービスに在籍する10代〜60代男女760名に対して実施
実施期間:2021年8月23日~2021年8月26日
【引用時の参照ページ】
本データを引用する場合、本ページではなく必ず以下ページを引用元としてください。
https://wacaru-net.co.jp/telework-net-report/
【会社概要】
株式会社WACARU NET
代表取締役:鎌田 大樹
所在地:神奈川県秦野市曲松1丁目5番25号
設立:2021年6月
事業内容:メディア運営
ホームページ:https://wacaru-net.co.jp/
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