飛島建設 京都大学防災研究所との包括的連携協定を締結
ー 頻発する自然災害への対策強化を目指す ー
京大防災研は、気象・水象災害、地盤災害、地震・火山災害、そしてそれらの複合災害に関するメカニズムの解明や予測技術の研究開発をリードする総合防災研究機関です。飛島建設は、総合建設会社としてダム、発電所などの治水・利水施設の建設に多くの実績があり、近年では山岳地における大規模地滑り対策工事や土石流災害の復旧対策工事を施工するなど、「防災のトビシマ」を標榜し、積極的に防災関連工事に参画しています。また木材を利用した液状化対策工法や高効率エネルギー吸収制震構法の開発など、独自の地震災害に関する防災技術の開発にも取り組んできました。
今後は、気候変動リスクを考慮した流域治水対策や地盤防災、山地災害対策に関する開発課題、具体的には、降雨流出氾濫(RRI)モデルとAIを活用した河川水位予測手法の開発、木材を活用した大口径・大深度液状化対策工法の開発と効果検証、山間地での斜面災害リスクを評価するための地盤パラメータ解析と地形データを組み合わせた地下水探査手法の開発、などに共同で取り組むこととしています。
飛島建設と京大防災研は、防災に関するハード・ソフト両面での研究開発および社会実装を推進していくことで、地域の防災力の向上を通じ社会基盤の強化に貢献していきます。
協定締結式の様子
(左:飛島建設 乘京正弘代表取締役社長、右:京都大学防災研究所長 中北英一教授)
■ニュースリリースに関するお問い合わせ
飛島建設株式会社 広報室 TEL:03-6455-8312
技術研究所 技術企画G 筒井 TEL:04-7198-1101
以 上
すべての画像