日本に避難中のウクライナ人のための交流・学びの場“Ukraine Café HIMAWARIをオープン

公益財団法人 日本YMCA同盟

公益財団法人日本YMCA同盟(代表理事:田口 努)は5月1日から、日本に避難しているウクライナ人とそのご家族のための交流・学びの場として“Ukraine Café HIMAWARI”を新宿区四谷にオープンしました。
◆日本YMCA同盟 3987人のウクライナ人の避難のための来日をサポート◆
3月初旬に寄せられた1人の方の相談を受けて日本YMCA同盟は、そのグローバル・ネットワークを活かしてウクライナYMCA・ポーランドYMCA・ヨーロッパYMCA同盟と連携し、出国手続きやビザ書類作成、待機期間中のホームステイ提供など、来日までの2週間を伴走するサポートを開始しています。4月28日までに39組87人の来日および来日後の生活のサポートを行っております。
ウクライナの居住地による戦禍の違いはもちろん、持病や障がいのある方、経済的困難をかかえる方、保育や教育を必要としている方など、避難される方のニーズは一人ひとり異なるため、支援の仕方も個々に検討が必要です。日本YMCA同盟は皆さまからお預かりした募金を用い、他団体とも協働しながら対応を続けています。在日ウクライナ大使館はこれらの働きを高く評価し、日本のウクライナ人によるNPOとの連携事業など、期待を寄せて頂いています。
 



◆日本での生活基盤の支援・避難したウクライナ人の方々のコミュニティ形成支援へ◆
日本YMCA同盟では引き続き避難民受け入れのサポートを継続するとともに、今後は、日本に住んでいる避難民の方々の生活相談、各種手続きサポートの支援や、生活基盤形成となる顔の見えるコミュニティ形成などが重要になると考えています。
この度、サンフロンティア不動産株式会社の協賛を得て、四ツ谷にある「A YOTSUYA(エーヨツヤ)」で、日本に避難しているウクライナ人とそのご家族のための交流、学びの場“Ukraine Café HIMAWARI”を5月1日にオープンしました。
▼A YOTSUYA(エーヨツヤ) https://a.yotsuya-office.jp/

四ツ谷駅から徒歩5分と利便性も高く、アートとシェアオフィスを融合させた空間で、戦禍のウクライナから避難し、1万キロ以上離れた日本において慣れない生活を送る避難者が、広々とした開放的な空間で、リラックスして交わりや学び、情報交換などができることを目的としています。

サンフロンティア不動産株式会社取締役執行役員本田賢二さんは、
「社会貢献活動として、社員もボランティアとして参画していく予定。A YOTSUYAの協力アーティストからも積極的な賛同が寄せられており、双方によい形で盛り上げていきたい」と語っています。

 

 


平日は、日本YMCA同盟による、避難者への多言語での生活相談を中心に、子どもの教育や就業の支援、各種手続きの支援などを行います。また日曜日を中心に、在日ウクライナ人によるNPOの協力を得て日曜学校やアート教室、YMCAによる生活日本語レッスン(オンライン併用し全国展開)などを運営していきます。これらの運営には、避難者自身も携わります。

キックオフイベントとして5月8日「母の日」に、親子の工作ワークショップと交流会を実施。都内に避難している24人のほか、在日ウクライナ人、ボランティア、関係者など約60人が集いました。工作ではカラフルな画用紙を切って花束を制作。みんなで一緒に作業をしながら和やかな時を楽しみました。その後は軽食を囲みながら交流。希望者には生活相談も行いました。

参加した避難者は「今日は皆さんと家族のように接することができて嬉しかった。これまで孤独だと思うこともあったけれど、日本でのつながりができて少し安心した」と話していました。生活相談には、「長靴など生活用品が足りない」「子どもが学校になじめるか心配」といった声が寄せられました。
 



◆在日ウクライナの方々の新しいサードプレイスへ。オン・オフラインの支援◆
また、オンラインでの情報収集支援も強化すべく、日本入国から生活・教育などの支援情報を伝える「ウクライナ避難者サポート」も運用を開始しており、在日ウクライナ大使館等で案内日本語・ウクライナ語で展開しています。一般社団法人ジャパン・ウクライナパートナーズと共に今後も内容の充実を図り、日本で生活するのに必要な多岐にわたる情報を一元的に可視化できるよう努めていきます。
https://helpinjapan.info/ja/about/



日本YMCA同盟でウクライナからの避難者と日本の受け入れ家族の支援活動にあたる横山由利亜は、
「いのちの危機は逃れても、言葉がわからない日本での生活はストレスがとても大きく、家にこもっている人たちも多い。子どもはトラウマを抱えているケースが報告されている。こころを開いてわかちあい、前向きになってもらえる場にしたい。」

イベントの企画運営に協力する一般社団法人ジャパン・ウクライナパートナーズの代表者 末導ホルツ欧里香さんは「避難してきている人たちも支援を受けるだけでなく、自分たちも協力や参画をしたいという気持ちがある。キャリアの背景もさまざまで高いスキルを持った人も多い。」
と話しています。

日本YMCA同盟では、今後も引き続き避難民の安全な受け入れ支援、そして日本国内での新たな生活基盤構築に向けて、今後も支援展開して参ります。

◆ウクライナ避難者支援募金 受付中~2022年8月31日◆
YMCA stands for peace; YMCA works for peace
YMCAは平和を希求し、平和のために働く 
https://srv.asp-bridge.net/ymca/privacy/7



問い合わせ先:公益財団法人日本YMCA同盟
160-0003 東京都新宿区四谷本塩町2-11 
TEL 03-5367-6640
FAX 03-5367-6641
e-mail: pr@japanymca.org
 

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会社概要

公益財団法人 日本YMCA同盟

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URL
https://www.ymcajapan.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区四谷本塩町2-11
電話番号
03-5367-6640
代表者名
田口 努
上場
未上場
資本金
-
設立
1903年07月