MOBILOTS株式会社『決算書OCR』を導入
―手作業での決算書入力業務を自動化、IT/DX化を推進―
アロックス株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役:田中威明)が提供する財務データ入力システム『決算書OCR』は、MOBILOTS株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:渡部 雅成氏)に導入され、運用が開始されました。当社としては、リース業界へ『決算書OCR』を導入するのは初めてとなります。
トヨタファイナンス株式会社、住友三井オートサービス株式会社、日野自動車株式会社の3社の出資により、
2019年1月に設立されたMOBILOTS株式会社。バス・トラックといった商用車の販売金融(リース・割賦)を手がけております。
取引先の信用リスクマネジメントの業務における審査業務の一つとして決算書の入力があります。服部氏はトヨタファイナンス株式会社からの出向ですが、決算書は「手入力が当たり前」でした。
■ 業界の常識「手入力が当たり前」を変える
リース業界では、営業担当(または営業事務)が決算書を手入力することが慣例です。手で入力することにより、決算書について学び、取引先の財政状況を理解することが目的です。手入力が当たり前の業界で、『決算書OCR』導入のきっかけとなったのは、担当者が「IT/DX化が当たり前の時代で、手入力なんて遅れているのではないか」と感じたことだそうです。
ほかにも、スキル習熟の負荷、入力者による品質のバラツキ、入力業務の負荷、など様々な課題があったため、インターネットで情報を収集され、「手入力での作業を自動化」することを検討されました。
他社比較の結果、無料トライアルで使いやすさを実感された点、費用面の折り合いの点から、『決算書OCR』をお選びいただきました。
■ 導入後の効果
1.スキル習熟の負荷を軽減、研修期間を最大1/6に短縮
決算書を手入力する際には簿記などの専門知識が必要です。事務員によっては「決算書を初めて見た」という方もいます。一人前に育てるまでには、数ヵ月~1年ほどかかっていたのですが、『決算書OCR』を導入後は2か月程度で全員が入力業務を覚えることができました。
2.入力品質の統一化ができるように
決算書のフォーマットや勘定科目は、取引先によって様々です。手入力の場合「どの勘定科目をどこに集約するか」は入力者が判断しなければなりません。『決算書OCR』を導入し、自動化することにより、入力者による品質のバラツキがほぼなくなりました。導入前と比較し、審査担当からの差戻しが9割以上減っています。
3.入力業務の時間を短縮、働き方改革の効果も
入力業務の時間は決算書1期分につき約25分かかります。審査は前期、前々期も含めた3期分で行うのが一般的のため、1社当たり1時間半もかかることもあります。入力業務の負荷が高いと感じていましたが、『決算書OCR』の導入後、1期あたり8分程度で入力ができるようになり、1社あたりの入力が30分以下に短縮できました。残業の必要もなくなり、働き方改革の効果もありました。
■ 参考
MOBILOTS株式会社さまへのインタビュー記事はこちらからご覧いただけます
https://alox.jp/blog/2021/10/01/142
■ 財務データ入力システム『決算書OCR』とは
決算書の入力業務を効率化・精緻化するシステムです。面倒な作業を自動化することにより、入力時間や労力の削減ができ、専門知識を持たない人でも作業ができるようになります。時間のかかる振り分け作業も、集約マスタと学習機能で自動集約することが可能になり、入力者による品質のバラツキを抑えることが可能です。繰り返し使用することで、集約マスタにない科目の集約を予測したり、文字化けや誤字は自動手で修正されるなど、使用するたびに学習機能の集約精度は向上していきます。
■ 会社概要
社名:アロックス株式会社
代表取締役:田中 威明
事業内容:システム開発・企画、システム運用サポート保守、企業評価に関するコンサルティング
設立:2013年3月1日
本社:東京都千代田区神田錦町1-4-11 滝本ビル5F
企業URL:https://alox.jp/
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