11/28(金)86B210結成30周年記念公演 "T-W-O"青山草月ホールにて開催決定!第一回目の公演場所でもある草月ホールでの特別記念公演が決定いたしました。
パリでのアーティストインレジデンシープログラムでワークインプログレスで制作した作品の完成版、欧州と日本のアーティストが作り上げた舞台を東京青山草月ホールにてお披露目いたします。
このプレスリリースは、April Dreamプロジェクトに共感し、4月1日を夢があふれる日にしようとする事業者が、やがて叶えるために発信した夢です。

#April Dream
当社は、 4月1日を夢を発信する日にしようとする April Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「86B210」の夢です。
女性二人のダンスアバンガルドデュオ、86B210が今年30周年を迎えます。独自の活動を国内外で続けてきた芸術集団です。この時代に大劇場で公演することのリスクが大き過ぎるという考えも一つにはあります。ですがもう一つ、草月ホールはかつて日本の前衛芸術の聖地でした。わかりやすいものを良しとして理解できないものを排除してしまう、そんな事が前衛芸術が盛んだった何十年も前よりもっと後の今大きくなっているような気がするのは私だけでしょうか。多様性、と叫ばれる一方で、逆に息苦しく感じる方は多いのではないでしょうか?そんなことに大きな風穴を開けるべく、前衛芸術の聖地である草月ホールにて公演をする運びとなりました。
コロナもあり、多くの方がこの時期に自分を見つめなおしたり、考えを深めたりした時間がありました。舞踊や音楽や、そんなものに救われる時間もありました。世界では戦争が起こっているのに好きな事ができていいねと言われた事もありました。もちろんその側面はあり、感謝しております。
ただ歌や踊りを楽しんだり、絵を描いたり、芸術文化が人を人として強く知的にしてくれるのも確かです。それはとても大切なもの、そういったものを一人ひとりが関わり、考え、持ち続けることは本当に大事な事だと心からそう思います。そういった思いで作品を作り気がつけば30年前衛舞踊をしてまいりました。記念すべきこの年に、知っている方も知らない方もたくさんお集まり頂きこの思いを共有していただけたら嬉しいです。
86B210
国内外で活動する前衛舞踊デュオ。劇場、クラブ、ストリート、ギャラリーと様々な場所で活動.在仏日本大使館 広報大文化センターのParis-Tokyo Festivelを皮切りにヨーロッパでの活動を始める。 現代社会で生きる上での問題や疑問を取り上げて”人間らしく生きる”をテーマにした詩的な作品作りと、感覚的な実験劇場である即興の二つをベースに活動している。2007年、『DANSER』(フランス)『ballet tanz』(ドイツ)best stage 34のtopに掲載される。
共同通信パリ支局 よりニュース配信される。
2013より、Art Space 呼応co-oh 主催。様々なアートが交流する場所としてオーガナイズも行っている。様々なアーティストとのセッション、写真や映像作品にも出演している。映画監督ティム・バートン氏の来日の際にはパフォーマンスを行う。最近ではモノクローム写真の巨匠、Michael Kenna の被写体として彼の大回 顧展の作品として恵比寿写真美術館に展示された。7/20には越後妻有大地の芸術祭にて新潟の土地や、下条地域の民謡からインスパイアされた作品”ゾメキ” を建築家、ドミニクペローのバタフライパビリオンにて発表した。
公演情報
86B210 30周年記念公演
TーWーO (Through - World – Outside) 新作 約50分
Image video: Guillaume Diamant-Berger
Music: Leo Komazawa (Image video内と本編CD)
Paint: Anne Leigniel(Image video内)
コンセプト、構成、演出、振り付け、出演 鈴木富美恵(86B210)
構成、演出、振り付け補佐、出演 井口桂子(86B210)
ビデオ制作、ビデオテクニシャン: 武内秀光
ライブ演奏:坂出雅海
照明デザイン/オペレート 新村貴樹
マチネ 15:00 Door Open 15:30 Start チケット予約
ソワレ 19:00 Door Open 19:30 Start チケット予約
前売り 4500円
当日 5000円
※フライヤーと表示が違いますがこちらが正しい金額です。
上演時間 約50分
青山草月ホールにて
〒107-0052 東京都港区赤坂7-2-21 草月会館地下1階
東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営地下鉄大江戸線「青山一丁目」駅 南青山4番出口より徒歩5分
東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附」駅 A出口より徒歩10分
[コンセプト]
2015年9月から10月にかけて、アツコバルーパリ支店"GALERIE NORD"では第二回目のアーティストインレジデンスとして、現地の映像作家Guillaume Diamant-Bergerと共に、映像とダンスのコラボレーション作品SOIRÉES CHORÉ_GRAPHIQUESを5週間滞在のなかで制作した。 何度も日本を訪れているGuillaumeは東京で出会った86B210の二人に、松本大洋の 漫画「鉄コン筋クリート」のシロとクロ、アゴタクリストフの悪童日記(Le Grand Cahier)、善と悪、相反する物というイメージを抱いた。
それを元に、永遠に憧れでありながら刹那的な東京という街に生息する彼女達のドキュメンタリー作品を撮影した。
ここから本作T-W-Oの構想が浮かぶ。
前述の松本大洋、アゴタクリストフの作品イメージと掛け合わせ刹那に生きるために新たな王国を作り出し、そこに絶望に飲み込まれない一筋の光を作りながら生きる双子の、もしかしたら同一人物の物語を作り出す。それはどの土地にも当てはまる生き抜くための小さな王国の物語。
※この夢に伴走してくださる御協賛企業様を募集しております。詳細、お問い合わせはこちら




モノクローム写真の巨匠、マイケルケンナ氏による応援メッセージ
As a practicing photographer for over fifty years, I should at this point be trained and prepared to see and appreciate photographic opportunities. I had the great honor and pleasure to photograph both Fumie and Keiko, separately and together for my project titled RAFU, nine years ago. Having now observed them afresh in their recent LABO April performance in Tokyo, I feel that I have done both dancers a grave disservice. For almost an hour, I sat spellbound, observing and appreciating endless photographic opportunities pass by. The dancers movements, at times fluid, at others staccato, were stunning, their frozen poses evoked marble statuary. They were surely inspired, even hypnotized by the accompanying Megumi's haunting and inspirational koto music. My mind and eyes were constantly challenged and provoked as a series of beautiful and elegant still-life compositions, juxtapositions of human form with minimal abstract stage environments, floated in front of me. I found it frustrating to be unable to hold in my memory the constant and unpredictable transitions. I kept wanting to shout out, STOP - please let me photograph, let me document, let me preserve this fleeting manifestation, but the trio were already onto the next phase, the next page of a narrative that I found delightfully incomprehensible. The story was not important, at least to me, it was the here and now, the celebration and exploration of the human form and spirit, the wordless and powerful communication echoing a mysterious universe which transcends any explanation. The 30th anniversary performance is imminent. I want to be there. Thank you and gambatte!
Kindest regards to you,
Michael
私は50年以上写真家として活動してきており、写真におけるチャンスを見つけ、評価するための訓練と経験は積んできたはずです。9年前、私のプロジェクト「RAFU」で富美恵さんと桂子さんをそれぞれ、そして一緒に撮影させていただくという大変光栄な機会に恵まれました。しかし、今回東京でのLABO 4月公演で改めてお二人を拝見して、私は過去にお二人に対して重大な過ちを犯していたことに気づきました。1時間近く、私は魅了され、圧倒されながら、次々と目の前を通り過ぎる無数の写真のチャンスをただ見つめていました。ダンサーの動きは時に流れるように、時にスタッカートのように切れ味鋭く、実に見事で、彼女たちの静止したポーズはまるで大理石の彫像のようでした。そこには確かに霊感に満ちた何かがあり、恵美さんによる琴の幽玄でインスピレーションに満ちた音楽が、彼女たちを魅了し、あるいは催眠にかけていたかのように感じられました。
私の心と目は常に刺激を受け、美しく優雅な静物画のような構成が、抽象的でミニマルな舞台空間の中で人間の形と交差しながら、目の前を流れていきました。その絶え間ない、そして予測できない変化を記憶にとどめることができず、私はもどかしさを感じていました。「止まって!お願いだから写真を撮らせて!記録させて!この一瞬の表現を保存させて!」と叫びたくなりましたが、三人はすでに次の展開へ、次の物語のページへと進んでいました。
その物語の内容は、少なくとも私にとっては重要ではありませんでした。重要だったのは「今ここ」であり、人間の身体と精神の祝祭であり、言葉を超えて力強く響く謎めいた宇宙からのメッセージだったのです。それは、あらゆる説明を超越するものでした。
30周年記念公演が間近に迫っていると伺っています。ぜひ観に行きたいです。ありがとう、そして頑張ってください!
心からの敬意を込めて
マイケル

追加資料
マイア・バルーとのミュージックビデオ
欧州公演ツアー映像
https://vimeo.com/manage/videos/1014719476/bf9624bb89
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、 PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。
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