データカタログSaaSを開発するQuollio Technologiesがインキュベイトファンドから5,000万円の資金調達を実施

モダンなデータ基盤設計にてニーズが高まるデータカタログ・ガバナンスツールを提供し、企業のセキュアなデータ活用を促進する。

株式会社Quollio Technologies

データカタログSaaSの開発を行う株式会社Quollio Technologies(本社:東京都世田谷区、代表取締役:松元亮太、以下「クオリオ」)はインキュベイトファンドを引受先とした第三者割当増資により、シードラウンドにて5,000万円の資金調達を実施しました。調達した資金により、プロダクト開発と組織体制の強化を行います。

 

■ 資金調達の背景


クオリオは「世界中の情報と知を繋げ、人類の新たな価値創造を促進する」をミッションとして、急速に拡大するデータ社会に向け、企業の総合的なデータガバナンスの実現を目指します。

データサイエンスやデータエンジニアリングなど、各領域のプロフェッショナルからなる創業メンバーを中心にデータガバナンスの実現に向けた最初のソリューションとして、データカタログサービスの開発を行っております。
今回の調達により、製品版の完成に向けた更なる開発体制の強化を行っていく所存です。(近日、アルファ版のリリースを予定しております。)


■ クオリオが取り組む課題

今日「データは21世紀の石油」とも呼ばれ、あらゆるデータを資産として活用していくことが企業に求められています。しかしながらデータには活用可能性のみならず、誤用や漏洩、また、損害・賠償のリスクも多分に含んでおり、これらの未然防止が大きな課題となっています。また同時に、本来は活用できるはずのデータに関しても「詳細がよく分からないデータについては、リスクが怖いので取り敢えず利用禁止にしておこう」といった負の力学が働き、データ活⽤そのものが萎縮してしまうといった課題も発生します。


そこで、データの入手背景や禁止事項などの詳細情報(= メタデータ)を正しく理解し、リスクがカバーできた状態でデータを活用するために欠かせない施策が、データガバナンスです。

ガバナンスは「利用の制限」と想起されがちですが、データガバナンスとは本来「データ利用を厳しく制限しましょう」といった消極的なものではありません。寧ろ、データ資産1つ1つの詳細情報(= メタデータ)を管理し、より細かい粒度で制限してあげることで、これまで一括りに「アクセス禁止」「利用しないでおこう」と利用を否定されていたようなデータに対して「特定の条件下なら、このデータを使用しても大丈夫だ」といった柔軟な判断を可能とし、セキュアで自由なデータ活用を促進します。


■ データガバナンスにおける海外の動向と日本の現状

データガバナンスは最近登場した新しい概念ではなく、DMBoK (Data Management Body of Knowledge) を筆頭に、2000年代から議論が重ねられてきた領域です。そして昨今、企業の扱うデータ量が膨張し、データ利活用に関わる人数も増加している潮流から、データガバナンスを再び重要視する企業が増えてきています。

現在、世界のデータガバナンス市場は2028年までに約90億ドルの市場規模(※1)が見込まれており、US・EU圏をはじめ、企業の活用事例も既に多く存在する急成長分野となっています。しかし同時に、データガバナンスの概念自体の移り変わりの早さや、企業ごとに必要なデータ基盤・体制が大きく異なる事実から、「これを入れておけば良い」といったデファクトスタンダードが生まれにくく、最適なデータガバナンスを判断し、体制を構築することは相当にチャレンジングな課題となっています。

特に日本国内では、市場を牽引するプレイヤーの不足や、経営サイドのデータ基盤への理解が浸透していないことなどから、企業のデータガバナンスの実現はより一層の困難を極めており、海外に対して大幅な遅れをとっています。上述したチャレンジを各企業が乗り越えられるよう、クオリオはデータガバナンスに対する専門的な知見と、データ活用における現場オペレーションへの深い理解との双方を持って、国内のデータガバナンス市場を牽引する存在となり、企業のデータ活用にイノベーションを起こしていきます。

※1 Verified Market Research (ESOMOR'21 corporate)「Data Governance Market Size And Forecast」


■ 投資家からのコメント
 

インキュベイトファンド 代表パートナー

本間 真彦 氏

この10年でデジタルデータ量は40倍になっており、これから10年更に増加します。企業がどうデータを扱うかが企業の競争優位に直結する時代になってきます。データガバナンス、データカタログはその要です。北米ではここ数年最もベンチャー投資がされている市場の一つであり、Quollio社がその領域の日本を代表する企業になることを期待しています。




■ 会社代表紹介
 

株式会社Quollio Technologies
代表取締役CEO 松元 亮太


1997年生まれ、兵庫県出身。大阪大学経済学部卒業。在学中に起業し、複数のWebサービスを立上げる。卒業後、有限責任あずさ監査法人に入社。KPMG Ignition Tokyo(KPMG Japanのデジタル専門組織)のチームを兼務し、監査のデータアナリティクス、また全社のデータ分析基盤構築に従事。その後、株式会社Quollio Technologiesを創業。



■ 採用情報

クオリオは、データガバナンスを取っ掛かりに企業のデータ活用をご支援し、ひいては、企業の枠を超えて、世界中のあらゆる情報と知から価値を創出していくことを目指しています。弊社のミッション「世界中の情報と知を繋げ、人類の新たな価値創造を促進する」を達成すべく、一緒に挑戦できる仲間を募集しております。以下のポジションにご興味をお持ちの方は、弊社採用ページ(Quollio Culture Deck)より是非お問い合わせください。

  • プロダクトデザイナー(UIUX)
  • プロダクトオーナー
  • AWS インフラエンジニア
  • コーポレート / PR

https://quollio.notion.site/Quollio-Culture-Deck-6a97cccf127f4eb1898c3d3aa314222e
 

■ 企業情報
 


会社名 :株式会社Quollio Technologies

所在地 :東京都世田谷区
設立  :2021年8月
代表  :松元 亮太
資本金 :53,000,000円(資本準備金含む)
URL  :https://quollio.com
お問合せ:https://quollio.com/contact/

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会社概要

株式会社Quollio Technologies

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URL
https://quollio.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区浜松町2-10-6 PMO浜松町Ⅲ 8階
電話番号
03-6773-5976
代表者名
松元亮太
上場
未上場
資本金
10億2271万円
設立
2021年08月