脱炭素社会の実現に向け、ごみ発電の地産地消を展開
~木更津市の小中学校に、ごみ発電による地産再エネ電力を供給~
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、千葉県木更津市(市長:渡辺芳邦)との間で、当社が建設し運営に携わる廃棄物処理施設「株式会社かずさクリーンシステム※1」からの電力を、市内の小中学校・市民会館・図書館ほか計33施設に供給する契約(契約電力計:3,209kW、以下「本契約」)を締結しました。本件は、当社として5件目の自治体向け地産地消電力となります。
本契約では、木更津市で発生する一般廃棄物の処理に伴う余熱を利用して発電したクリーンな電力を当社が買い取り、市内の小中学校等に供給することで、「エネルギーの地産地消」および「CO2排出削減」(木更津市の削減効果は年間約1,300㌧の見込み)を実現します。
廃棄物処理施設を活用した電力(ごみ発電)は、地域のごみが電力に変わるという地産性や、天候や時間帯に左右されない安定性、CO2排出削減効果という環境性を備えたクリーンエネルギーです。
当社は、当社グループが全国各地で建設・運営するごみ発電を活用した「地域循環共生圏」の創造、および再生可能エネルギーを活用したCO2フリー電力※2、RE100電力※3などの環境配慮型電力メニューの提供を通じ、脱炭素社会の実現とSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献してまいります。
※1 株式会社かずさクリーンシステムは、「君津地域広域廃棄物処理事業」の運営会社。君津地域4市(木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市)及び当社を含む民間企業3社が出資。
※2 CO2排出量を含まない電力。
※3 RE100(アールイー100)とは、国際環境NGOのThe Climate Groupが2014年に開始した国際的な企業連合体で、企業が自らの事業に使用する電力を 再エネで100%賄うことを目指す国際的なイニシアティブ。「RE100電力」は、このイニシアティブで求められる要件(発電所の種類等)を満たす電力。
【本件の概要】
電力小売 事業者 |
日鉄エンジニアリング株式会社 |
廃棄物 処理施設 |
株式会社かずさクリーンシステム (発電所名:かずさ発電所) (代表取締役社長:妹尾 章正、本社:千葉県木更津市) |
設備概要 | シャフト炉式ガス化溶融炉 (処理能力:450㌧/日、発電能力:8,000kW) |
電力供給期間 | 2022年2月1日~2023年3月31日 |
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