老朽化物件に対する「再生建築」を通じてサステナブルな社会の実現へ|既存躯体を活かしCO2排出量と産業廃棄物を大幅削減
東急不動産と再生建築研究所が業務提携
東急不動産株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:岡田 正志、以下「東急不動産」)と、株式会社再生建築研究所(本社:東京都渋谷区、代表取締役:神本 豊秋、以下「再生建築研究所」)は、老朽化による様々な課題を抱える物件に対して、再生建築研究所の建築手法「再生建築」を通じて多様なソリューションを提供し、サステナブルな社会の実現を目指すため、2022年3月31日付で業務提携契約(以下「本提携」)を締結しましたのでお知らせいたします。「再生建築」は、既存躯体など老朽化物件の持つ「価値」を最大限活かした環境型の建築手法です。両社は、本提携により一層の連携を図り、「再生建築」を推進することで、サステナブルな社会の実現を目指します。
- 提携の目的
両社の協業により、老朽化物件が抱える様々な課題を解決し、既存建物の「物理的価値(耐震性の向上、設備の更新など)」及び「経済的価値(時代のニーズに合わせて建物の用途変更を行うことができる自由度の高い設計、デザインの刷新など)」を長寿命化させることができます。既存物件を取り壊さずに活かすことで、CO2排出量や産業廃棄物の削減に繋がり、脱炭素社会・循環型社会の実現にも貢献できると考えています。
- 再生建築とは
「再生建築」は、上記のような建物に対して、既存躯体を活かすと同時に自由度の高いデザインや設計により、収益性も追求した不動産価値を最大化させることができます。「再生建築」を用いることで、新築建替時と比較し、建設時のCO2排出量や産業廃棄物の大幅な削減が可能です。
- (仮称)太子堂一丁目計画について
所在地:東京都世田谷区太子堂一丁目13番1号
構 造・規 模:RC造地上3階地下1階
敷 地 面 積:599.33平米
延 床 面 積:2,146.21平米
築年:1977年
用途:事務所・店舗(予定)
竣工予定(再生後):2023年5月末(予定)
- 今後の展開
※:東京都の都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)
- 貢献するSDGs
- 東急不動産株式会社について
【会社概要】
代表取締役社長:岡田 正志
所在地:東京都渋谷区道玄坂 1-21-1 渋谷ソラスタ
設立:1953年12月
事業内容:都市事業、住宅事業、インフラ・インダストリー事業、ウェルネス事業、海外事業等
URL:https://www.tokyu-land.co.jp/
【リノベーションビル取組事例(東急不動産)】
・「アジアビル」
築48年のビルを一棟リノベーションした、ハード・ソフトの両面で柔軟性が高いクリエイティブオフィス
- 株式会社再生建築研究所について
【会社概要】
代表取締役:神本 豊秋
所在地:東京都渋谷区神宮前4-9-13ミナガワビレッジⅠ
設立:2015年12月
事業内容:建築物の調査(構造や環境解析等)・企画・設計監理・管理に及ぶ再活用コンサルティング全般、再生に関する研究
URL:https://www.saiseikenchiku.co.jp/
【「再生建築」取組事例(再生建築研究所)】
・「ReBreath Hongo 2018」
建て替えると階数や室数が減ってしまう築古のマンションを新築同等にバリューアップ
・地域活性化型ホテル「アマネク別府ゆらり」「アマネクイン別府」
新築14階建ての地域活性化型ホテル+既存ビジネスホテルの改修+商店街店舗の改修でエリア全体の再生
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