金沢市長と対談 生理用品を提供する新たな社会インフラの展開に向けた事業について
「生理ライフを快適にする」サービスunfre.の運営会社と金沢大学学生らが高校生に対して生理用品の無償提供やアンケート調査を実施。
生理用品をあらゆるトイレにて取得可能にするなど生理ライフを快適にするサービス「unfre. (アンフリ) 」等を展開するオモテテ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:髙堰うらら)と、金沢大学の学生団体WannaBeMEは、石川県立金沢西高校の生理用品を必要とする生徒約494名※に対して生理用品の無償提供及びアンケート(以下本プロジェクト)を行い、その結果を2022年2月15日に金沢市長へ報告しました。そして今後生理用品を提供する新たなインフラの展開に向けた事業について対談しました。
注釈:山野元金沢市長は2022年2月16日付で辞職されました。また、撮影時のみマスクを外して撮影を実施しています。
本プロジェクトでは高校生を対象に生理の悩みの調査、及び生理用品の無償提供をしました。プロジェクトの実施期間は約1.5ヶ月、メンバーが週2回学校へ補充のために伺い、合計46個室トイレで生理用品を入れたボックスで合計841枚のナプキンと、80個のタンポンを生徒たちへ支給しました。ナプキンを取得した生徒は約51%(181名)で、平均のナプキン取得枚数は 1.98枚でした。
実証実験の前に実施したアンケートから、外出時に急に生理になり困ったことがある方は約70%(301名)で、その多くの方が友人から借りたり、トイレットペーパーで代用していることが明らかになりました。生理グッズが職場や学校、商業施設に置いてあったら嬉しいと回答した方は約95%(408名)いました。
実証後のアンケート回答にて、この企画の良かった点について「安心感」があったと回答した人が83.1%と最も多く、次に「利便性」と回答した人が61.1%でした。生理期間中にストレスを感じている生徒たちに対してに安心感を提供するとともに学校生活における利便性の向上にも寄与しました。また、こういった取り組みがなくなると残念だと感じる人の割合は94.1%となり、多くの継続を望む声が得られました。
さらに、生理用品を必要としない方にも実施したアンケートでは生理について話すのは「恥ずかしい」「気まずい」という意見が多く挙がり、生理について質問したいときに聞ける人がいないと回答した人は約63%という結果でした。自由記述では「女性だけでなく男性も生理について考えていくべきだと思った」というような意見も見受けられ、今後も高校と連携して生理用品の無償提供の継続及び、希望した生徒を対象に高校生が主体的に本プロジェクトのような活動に取り組めるための学びのサポートを検討していきます。
■ 運営体制について
生理用品をあらゆるトイレにて取得可能にするなど生理ライフを快適にするサービス「unfre.(アンフリ)」事業等を展開するオモテテ株式会社は本プロジェクトにおいて学校への生理用品の提供の他、実証実験の計画や全体統括を担当。
「フェミニズムをもっと身近に」をテーマに活動する金沢大学 WannaBeMEは本プロジェクトにおいて、現地での生理用品の補充や在庫確認、アンケート作成等のサポートを実施。
■ 今後の展望
今回の調査を通じて、学校以外の出先でもナプキンがあると嬉しいということがわかりました。まず、金沢西高校に対して、生理用品の無償提供を継続することを検討し、他校への展開についても検討を進めていきます。さらに、今後は高校生だけではなく、中学生、大学生や、社会人に対してもこういった取り組みをしていけると良いと考えています。そして将来的には「街中のあらゆるトイレの個室で生理用品が受け取れる」社会の実現を私たちは目指しています。
■ 会社/団体概要
- オモテテ株式会社
https://ja.omotete.jp/
- WannaBeME
https://twitter.com/wannabeme_ku
※ 女子生徒の全員が生理用品を必要とする方ではない、男子生徒の全員が生理を必要としない方ではない可能性も踏まえ、人数は全て「約」を記載しています。
▼ 報告書(要約版)のダウンロードはこちら
https://prtimes.jp/a/?f=d93013-20221129-6fc5cfa1f1482f62f6a710ac5118f366.pdf
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