京都随一の繁華街で新たなアートプロジェクトが始動「寺町京極|商店街美術館」2022年12月1日スタート
第一弾は引箔職人・西山大介氏による「箔アートボード」
- 「寺町京極|商店街美術館」とは
「寺町京極|商店街美術館」は、商店街が美術館になり、たくさんの人がアートに触れ、日常生活と文化・芸術がつながり合える場所を目指したアートプロジェクトです。2022年12月1日(火)から1年間、ことくらす合同会社のコーディネートにより、職人や学生、地域団体が制作する様々なアート作品をアーケードに吊り下げ、展示を行います。
- 第一弾は、西山大介氏による「箔アートボード」
■作品の制作意図(西山大介氏コメント)
コロナによって、これまでの商売が壊滅的なダメージを受けたこと、商店街に活気がなくなっていたこと、人がバラバラになっていくような危機感を感じていること、なぜ芸術表現を商店街で行いたいのか。まだうまくまとまっていない抽象的な輪郭を持つ具体的な言葉から「道徳」と「経済」の調和を説いた渋沢栄一氏の書物「論語と算盤」を連想しました。ただ、今回表現したいのは文化芸術と消費経済の調和です。経済がダメージを負っているいま、文化芸術が「ケア」を担うのだと考えました。見る人によって印象は変わりますが、暗い気持ちが箔のさまざまな輝きによって明るく照らされ、癒されることを祈っています。
■西山大介氏 プロフィール
昭和30年創業、西山治作商店の現代表兼職人。西陣織の中でも高級な帯地に使用される引箔の制作を行う。幼い頃、兄弟と一緒に遊ぶように職場に出入りし、箔の世界に触れる。大学を卒業してからは、3年ほどテキスタイルの会社に勤務し、25歳で本格的に引箔の修行を開始。現在は和装だけではなく、伝統の技術を応用し、レザーへのデザイン、一輪挿しや財布など小物のパターン提案も行っている。フランスで年2回開催されるプルミエール・ヴィジョン・パリにパートナー企業のKYOTO Leatherのプロジェクトとして2016年以降出展しつづけている。
所属:西山治作商店 https://jisakuworks.com/
<引箔(ひきばく)とは>
西陣織特有の技法で、特に高級な帯などに使用される表現力豊かな金糸の一種。和紙の上に金箔や銀箔などを貼り、柄を制作した後に糸ほどに細く裁断、それを引っ張りながら織物に織り込むことから引箔と呼ばれます。近年では帯地だけでなくインテリア装飾やアート作品の技法として注目されています。
- 「寺町京極|商店街美術館」プロジェクトにかける想い
新しいチャレンジで商店街がさらに賑わえば、その周りにも賑わいの輪が広がっていきます。そして同時に、アートを通じた出会いも広がっていくでしょう。 地域全体が元気であってこそ、寺町京極商店街も元気でいられるはずです。そして地域全体が元気であれば、その元気が寺町京極商店街へまた循環するでしょうし、さらにもっともっと大きな場所へとその力が広がっていくはずです。
- 「寺町京極|商店街美術館」年間スケジュール
引箔職人西山大介氏とのコラボレーション
「箔アートボードの作品展示」
第2期:2023年4月-6月
KG+(KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 サテライトイベント)とのコラボレーション
「若手写真家、注目作家の作品展示」
第3期:2023年8月-9月
地域活性化に努める活動団体とのコラボレーション
第4期:2023年10月-11月
京都府内大学生とのコラボレーション
※スケジュールは予定であり、内容は変更される場合があります。天候状況や作品メンテナンスのため、会期中であってもご鑑賞いただけない可能性がありますので、来街の際は寺町京極商店街SNSにてご確認をお願いします。
▼詳細は「寺町京極|商店街美術館」特設サイトをご覧ください。
https://tk-museum.kyoto/
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