AIを使い感染症の世界課題解決を目指す - 大阪大学発ベンチャー『株式会社GramEye』がNEDO研究開発型スタートアップ支援事業(STS)に採択、およびDEEPCOREより資金調達を実施
AIを使い薬剤耐性菌問題の解決を目指す株式会社GramEye(本社:大阪府大阪市、代表取締役:平岡悠、以下「GramEye」)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO)が実施した2021年度「研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援(STS)」(以下NEDO STS事業)に関わる第3回公募において採択されました。また、NEDO STS認定ベンチャーキャピタルであるDEEPCOREから追加の資金調達を行いました。
GramEyeは大阪大学発ベンチャーです。AIとロボティクス技術を使いグローバルな社会課題である薬剤耐性菌問題の解決に取り組みます。
GramEyeは、薬剤耐性菌という喫緊の社会課題に問題意識を持つ大阪大学の医師と医学部生が立ち上げた会社です。グラム染色を人工知能でアップデートし、抗菌薬の適正利用を目指すAI・ロボティクスソリューションの開発を行っています。
■サービス概要 - GramEyeが取り組む医療現場の社会課題 ~ 抗菌薬の不適切な使用による世界的な薬剤耐性菌の増加~
近年、抗菌薬の誤用や乱用の為に薬が効かない細菌『薬剤耐性菌』が世界中で増えています。仮に今後何も対策が講じられず、現在のペースで薬剤耐性菌が増え続けると、2050年の時点で世界で1,000万人もの方が命を落とすと想定され、がんによる死亡者数を超えるとした報告があります*1。
GramEyeがどう解決するのか グラム染色をAIとロボティクスを用いてアップデートし、適正な抗菌薬投与を推進する
GramEyeが開発しているAI・ロボティクスソリューションは、適切な抗菌薬を選ぶために行う感染症検査『グラム染色』をアップデートします。
グラム染色は広域な抗菌薬の適正利用2や感染症の入院期間を短縮する3という効果が報告されています。
しかし、グラム染色の実施には多くの手間と知識、経験が必要になります。弊社の開発しているAI・ロボティクスソリューションにより、グラム染色工程における手間を省き、AIが顕鏡をサポートすることで、より迅速かつ正確な検査結果を反映するシステムを構築することができます。結果的に、医療現場における医師や臨床検査技師の負担を軽減するだけでなく、医師による適正な抗菌薬投与を推進します。
■資金調達の目的と背景
この度調達した資金を活用し、グラム染色工程を自動化・迅速化・デジタル化するAI・ロボティクスソリューション開発及び、開発体制の強化を行う予定です。
GramEyeは2020年5月に創業され、これまで国内で6施設の医療機関と共同研究契約を締結し、AI開発と市場調査を進め、試作機を使ったデモやヒアリングを実施してきました。実際にご使用いただいた先生方には、試作機の有用性を実感いただいているだけではなく、昨今のコロナ禍の影響もあり、発売に期待を寄せていただいています。今後、ユーザーの皆様の声を活かし、製品の改良を重ねた上で医療機器上市を目指します。
[1]Antimicrobial Resistance: Tackling a crisis for the health and wealth of nations The Review on Antimicrobial Resistance Chaired by Jim O’Neill December 2014
■NEDOおよび「STS事業」について
NEDOでは、シード期の研究開発型スタートアップ(以下「STS」)に対して投資を行うベンチャーキャピタルおよびシードアクセラレータ等(以下「VC等」)の投資・支援活動を共同で促進する「STS事業」を行なっています。このSTS事業では、ユニコーン創出・育成やエコシステムの強化を目的に、STSが必要とする研究開発および事業化に必要な資金、活動支援等を実施しています。
詳しくは、「2021年度「研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援」に係る第3回公募について」をご参照ください。
https://www.nedo.go.jp/koubo/CA2_100322.html
■出資担当者のコメント
DEEPCORE TOKYO 1号投資事業有限責任組合 (運営会社: 株式会社ディープコア)
Senior Investment Director 左 英樹 氏
創業間もない頃から、事業や開発にかかる仮説検証のディスカッションをご一緒させていただき、この度前回シードラウンドに続いて追加出資させていただきました。グローバルな社会課題である薬剤耐性菌問題を解決するためには、国内外で最も広く行われている微生物検査の一つであるグラム染色を効果的に活用し、適切な抗菌薬の利用を行う必要がありますが、これまで医師や臨床検査技師を取り巻く環境や、既存の微生物検査のプロセス上の問題等により解決されない状況が続いています。同社が開発したソリューションを通じて、医療現場の負担が軽減するだけでなく、適切な抗菌薬の利用が広まることによって薬剤耐性菌問題を解決する一助となることを期待しています。
今後も同社の成長を支援してきます。
■採用について
株式会社GramEyeでは、現在事業開発メンバーの積極的な採用を実施しております。
詳細については弊社採用募集ページをご覧ください。
HP:https://grameye.com/recruit
Wantedly:https://www.wantedly.com/projects/854466
■ 会社概要
【会社名】株式会社GramEye (GramEye Inc.)
【設立日】2020年5月18日
【代表取締役/CEO】平岡 悠
【コーポレートサイト】https://grameye.com/
GramEyeは大阪大学発ベンチャーです。AIとロボティクス技術を使いグローバルな社会課題である薬剤耐性菌問題の解決に取り組みます。
GramEyeは、薬剤耐性菌という喫緊の社会課題に問題意識を持つ大阪大学の医師と医学部生が立ち上げた会社です。グラム染色を人工知能でアップデートし、抗菌薬の適正利用を目指すAI・ロボティクスソリューションの開発を行っています。
■サービス概要 - GramEyeが取り組む医療現場の社会課題 ~ 抗菌薬の不適切な使用による世界的な薬剤耐性菌の増加~
近年、抗菌薬の誤用や乱用の為に薬が効かない細菌『薬剤耐性菌』が世界中で増えています。仮に今後何も対策が講じられず、現在のペースで薬剤耐性菌が増え続けると、2050年の時点で世界で1,000万人もの方が命を落とすと想定され、がんによる死亡者数を超えるとした報告があります*1。
GramEyeがどう解決するのか グラム染色をAIとロボティクスを用いてアップデートし、適正な抗菌薬投与を推進する
GramEyeが開発しているAI・ロボティクスソリューションは、適切な抗菌薬を選ぶために行う感染症検査『グラム染色』をアップデートします。
グラム染色は広域な抗菌薬の適正利用2や感染症の入院期間を短縮する3という効果が報告されています。
しかし、グラム染色の実施には多くの手間と知識、経験が必要になります。弊社の開発しているAI・ロボティクスソリューションにより、グラム染色工程における手間を省き、AIが顕鏡をサポートすることで、より迅速かつ正確な検査結果を反映するシステムを構築することができます。結果的に、医療現場における医師や臨床検査技師の負担を軽減するだけでなく、医師による適正な抗菌薬投与を推進します。
■資金調達の目的と背景
この度調達した資金を活用し、グラム染色工程を自動化・迅速化・デジタル化するAI・ロボティクスソリューション開発及び、開発体制の強化を行う予定です。
GramEyeは2020年5月に創業され、これまで国内で6施設の医療機関と共同研究契約を締結し、AI開発と市場調査を進め、試作機を使ったデモやヒアリングを実施してきました。実際にご使用いただいた先生方には、試作機の有用性を実感いただいているだけではなく、昨今のコロナ禍の影響もあり、発売に期待を寄せていただいています。今後、ユーザーの皆様の声を活かし、製品の改良を重ねた上で医療機器上市を目指します。
[1]Antimicrobial Resistance: Tackling a crisis for the health and wealth of nations The Review on Antimicrobial Resistance Chaired by Jim O’Neill December 2014
■NEDOおよび「STS事業」について
NEDOでは、シード期の研究開発型スタートアップ(以下「STS」)に対して投資を行うベンチャーキャピタルおよびシードアクセラレータ等(以下「VC等」)の投資・支援活動を共同で促進する「STS事業」を行なっています。このSTS事業では、ユニコーン創出・育成やエコシステムの強化を目的に、STSが必要とする研究開発および事業化に必要な資金、活動支援等を実施しています。
詳しくは、「2021年度「研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援」に係る第3回公募について」をご参照ください。
https://www.nedo.go.jp/koubo/CA2_100322.html
■出資担当者のコメント
DEEPCORE TOKYO 1号投資事業有限責任組合 (運営会社: 株式会社ディープコア)
Senior Investment Director 左 英樹 氏
創業間もない頃から、事業や開発にかかる仮説検証のディスカッションをご一緒させていただき、この度前回シードラウンドに続いて追加出資させていただきました。グローバルな社会課題である薬剤耐性菌問題を解決するためには、国内外で最も広く行われている微生物検査の一つであるグラム染色を効果的に活用し、適切な抗菌薬の利用を行う必要がありますが、これまで医師や臨床検査技師を取り巻く環境や、既存の微生物検査のプロセス上の問題等により解決されない状況が続いています。同社が開発したソリューションを通じて、医療現場の負担が軽減するだけでなく、適切な抗菌薬の利用が広まることによって薬剤耐性菌問題を解決する一助となることを期待しています。
今後も同社の成長を支援してきます。
■採用について
株式会社GramEyeでは、現在事業開発メンバーの積極的な採用を実施しております。
詳細については弊社採用募集ページをご覧ください。
HP:https://grameye.com/recruit
Wantedly:https://www.wantedly.com/projects/854466
■ 会社概要
【会社名】株式会社GramEye (GramEye Inc.)
【設立日】2020年5月18日
【代表取締役/CEO】平岡 悠
【コーポレートサイト】https://grameye.com/
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