今年度から高校での金融教育が開始されました。日系、外資系金融機関での経験豊富な講師が小学生中学年以上から大人までを対象に金融、経済の基礎からわかりやすく講義するスクールを開校します。

金融教育は文部科学省の方針であり、今後これを基にしたカリキュラムが中学校、小学校に導入されていくことが予想されます。早い時期から、お金と経済、社会の関係を学ぶことは「生きる力」の育成につながります。

L&M Academy(Life and Money Academy)

小学生中学年から大人までを対象に、長年、日系、外資系金融機関において、直接金融市場に携わってきた経験豊富な講師が経済の基礎からわかりやすく講義するスクールを5月後半から開校します。自分たちの生活する社会の中で、お金はどのように回って、どのように活かされ、どのような役目があるのかという金融経済の基礎から、投資の重要性まで、少数対面方式とオンライン形式の形で開始いたします。小学生中学年以上、中学生、高校生以上の3つのクラスで、入門コース、中級コース、応用コースを学んでいきます。
昨年夏、子供向けの2時間の親子参加型のマネースクールに参加してきました。そこで高校での金融教育が始まる前の段階において中学生、小学生を対象にした金融知識、モノ、お金、経済を学ぶ環境がないことを実感し金融教育のスクールをL&M Academyを開校することにいたしました。 https://lifemoneyacademy.com/
伝えていきたいことは、いかにお金を儲けるか、増やすかという方法(いかに株を売買するか?とか、FXで儲けるには?)ではありません。もちろんカリキュラムの中にはそれぞれの金融市場の役割、仕組みなどを教えていく事は入ってきます。ただ私たちが軸としたいと思っていることは、自分のやりたいこと、将来、夢を持って、それを実現していこうと思ったときに、必ずお金は重要になってくる。その重要性を伝えるとともに、お金の使い方、増やし方には様々な方法があること。後々に、自分で考え、なんらかの行動を起こすとき、手段として選択できる材料、その選択肢をなるべく多く、知識として持っておくことは重要ではないかと考えています。 これまでは、大きな会社に入れば定年まで一生安泰だ。そのためには。国語、算数、理科、社会、英語を勉強して偏差値の高い大学に入ることが重要だ。ということで画一的な教育の中で偏差値競争が行われてきたように思われます。しかし、その大前提となる終身雇用制はなくなりつつあり、グローバル化も進み、教育システムもすでに変わりつつあると感じています。今後、生きていくうえで、更に重要になってくるのは「個」の考える力、生きる力、であると思っています。この10年でEdTechといわれる分野の盛り上がりが著しく、いわゆる受験の為の学習塾とは違う分野の教育が重要視されてきています。金融リテラシー教育、プログラミング教育というのは、この分野に属するものであると考えています。
私などは子供のころからお金は大事だから貯金しておきなさい、無駄使いはしないようにとしかお金に関して教わった記憶がありませんが、多くの子供たちは似たような感じではなかったかと思います。下の日米の違いというものは金融教育の違いにも大きな原因があるのではないかと感じています。
日米個人資産の運用状況
日本
個人金融資産残高1,992兆円 現金・預金 1,072兆円 54%
証券      325兆円  16%
保険・年金   538 兆円
その他      56兆円      (日銀統計2021年9月)
米国
個人金融資産残高81.7兆ドル(9,395兆円) 現金・預金 1,597兆円 17%
証券    5,073兆円  54%
保険    2,818兆円
その他    281 兆円
上記のようにアメリカ人と日本人とでのお金の使い方、運用の仕方は明確な違いがあります。「いやあ、日本人は堅実じゃないか。」という見方をする方もいるでしょうが、金融庁が公表した「金融レポート」のデータを見ると、金融資産の増え方において、日本と米国で大差が生じている。日本と米国の家計金融資産の増え方を見ると、1995年比で日本が1.54倍だったのに対して、米国は3.32倍に増えている
会社が守ってくれる時代が終わりつつある中で、銀行預金がやっぱり安心だねという考えは成り立たないでしょう。だからと言って博打を打とうと言っているのではありません。株、債券、FX、仮想通貨、そのほかにも投資できる市場はいくつもあります。お金、モノ、自分の生きている社会と経済の関係を理解したうえで、それぞれの金融市場の役割、特性を知るということは、将来の選択肢を増やし、有効な手段となる武器を増やすことに等しいと考えます。
そこで、必要な知識を得るための、以下のようなカリキュラムを考えてみました。これをベースに我々の経験を加えて提供していく事は出来ないものかと考えています。
まず体験コース(2000円)、1コマ約80分間の体験コースを受けていただきL&M Academyのビジョン、金融教育の必要性、カリキュラムを説明させていただきます。
体験コース受講後、よくお考え、ご納得の上、本コース入会の手続きとなります。
入門コース
1.     お金の歴史を調べてみよう!
2.     お金の使い方を考えよう!
3.     投資ってなに?
4.     貯蓄と投資の違いを理解しよう!
5.     投資にはどんなものがあるの?
中級コース
1.     株価の仕組みを考えよう
2.     株価の仕組みを考えよう(2)
3.     株式市場と株価指数とは?
4.     投資信託・NISAってなに?
5.     FXはどうやって動くの?
6.     債券・コモディティーとはなに?
7.     仮想通貨ってなに?
8.税金と社会保障制度・金融リテラシーの向上が将来の人生設計に必要な「生きる力」を習得する近道
応用コース
金融商品ごとの投資の仕方の違いを実践に即した形の講義で学び、実際に投資できる知識レベルを習得
料金
入門コース(1時間×5) 15,000円
中級コース(1時間×8) 40,000円
応用コース 1単位(1時間) 7,000円
ある証券会社が金融教育に関する実態調査20代から50代男女500名(男性250/女性250)、中学生か高校生の子供がいる20-50代男女100名に行った結果学校で学びたかったことの一番に「お金関係(71.0%)、約8割の親が子供に教えられる自信がない」との回答となっています。(松井証券株式会社調べ)
子供が自ら金融の勉強をしたいということはまずないものと思われます。金融の勉強よりサッカー!だと思います。そこで、一番のポイントとなるのは、ご両親が「お金」、「金融」、「経済」の教育に対してどのような問題意識を持っているのか。詰め込み式の教育から、「個」が考え、生きる力を養っていく事が重要視されてきている中でのお金の重要性。大きな会社に入れば一生安泰だと考える時代はもう終了している現実の中で、親自身が柔軟なお金の活かし方、経済、金融に関しての知識が少なく、問題意識はあるものの、どのように子供に金融教育を施せばよいのか自信をもって取り組めていないことが課題であると思われます。
まずは体験コースで、ご両親に金融教育の重要性を説明させていただき、ご納得の上で本コースでじっくりわかりやすく金融の基礎から学べるスクールにしたいと思っています。

会社概要

L&M Academy(Life and Money Academy)

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URL
https://lifemoneyacademy.com
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号 桑野ビル2階
電話番号
-
代表者名
前波弘 小川統也
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年03月