更年期の向き合い方や行動実態に関する調査リリース
最も人口の多い世代“マチュア”の悩み「更年期不」注目し、調査を実施。更年期と寄り添い“アクション”する人ほど「幸年期」体質!「我慢の更年期」はもう終わりに!
一般社団法人幸年期マチュアライフ協会(代表理事:今井 麻恵)(以下、幸年期マチュアライフ協会)と日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太)(以下、日本インフォメーション)は、マチュア世代およびマチュア世代の「更年期不」に注目し、この度、更年期の向き合い方や行動実態の把握による幸福度の違いを明らかにすることを目的に共同調査をいたしました。
男性も女性も更年期の自覚のある人の66%は、対策に向けなんらかの“アクション”を実施。
また、“アクション”をしている人は、楽観性、感謝の気持ち、利他的、家族との良好な関係といった多幸感につながる項目でハイスコアを出し、更年期とともに心地よく過ごす、そのために一歩踏み出し“アクション”することが幸年期へつながっています。また更年期の「ひどい症状を我慢している」「症状はあるが我慢できる」と、我慢している7割存在、「我慢の更年期」を過ごしているのが特長。一方「症状があっても気にしない」という女性約3割は「まだ違うわ」と抗う「抗年期」、男性約2割は今は控えている「控年期」と呼んでいいのではないかと思います。
男性も女性も更年期の自覚のある人の66%は、対策に向けなんらかの“アクション”を実施。
また、“アクション”をしている人は、楽観性、感謝の気持ち、利他的、家族との良好な関係といった多幸感につながる項目でハイスコアを出し、更年期とともに心地よく過ごす、そのために一歩踏み出し“アクション”することが幸年期へつながっています。また更年期の「ひどい症状を我慢している」「症状はあるが我慢できる」と、我慢している7割存在、「我慢の更年期」を過ごしているのが特長。一方「症状があっても気にしない」という女性約3割は「まだ違うわ」と抗う「抗年期」、男性約2割は今は控えている「控年期」と呼んでいいのではないかと思います。
報道各位
最も人口の多い世代“マチュア”の悩み「更年期不」注目し、調査を実施
更年期と寄り添い“アクション”する人ほど「幸年期」体質!
「我慢の更年期」はもう終わりに!
一般社団法人幸年期マチュアライフ協会(代表理事:今井 麻恵)(以下、幸年期マチュアライフ協会)と日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太)(以下、日本インフォメーション)は、マチュア世代およびマチュア世代の「更年期不」に注目し、この度、更年期の向き合い方や行動実態の把握による幸福度の違いを明らかにすることを目的に共同調査をいたしました。
男性も女性も更年期の自覚のある人の66%は、対策に向けなんらかの“アクション”を実施。
また、“アクション”をしている人は、楽観性、感謝の気持ち、利他的、家族との良好な関係といった多幸感につながる項目でハイスコアを出し、更年期とともに心地よく過ごす、そのために一歩踏み出し“アクション”することが幸年期へつながっています。
一方、自覚があり、「更年期だから仕方がない」と対策をしていない人は、周りとの関係性の弱さが浮き彫りになりました。
また更年期の「ひどい症状を我慢している」「症状はあるが我慢できる」と、我慢している7割存在、「我慢の更年期」を過ごしているのが特長。一方、「症状があっても気にしない」という女性約3割は、「まだ違うわ」と抗う「抗年期」、男性約2割は、今は控えている「控年期」と呼んでいいのではないかと思います。いずれにせよ、「幸年期」を過ごすための“アクション”へ1歩踏みでることが、「我慢の更年期」を終わりにすることにつながることが分かりました。
【Point of view 】
#1 更年期症状への対策として、なんらかのアクションを行う層はポジティブ思考で
「幸年期」傾向
#2 「これは更年期なのか⁈」と思うことが、男性も女性もすでに30代から顕在化
#3 更年期は、大半が「我慢の更年期」。
更年期を受容したくない女性「抗年期」層、自覚しない男性「控年期」層が存在
#4 更年期は、何もかもが「億劫」になる。あたりまえのようにやっている仕事や家事が
つらくなり、効率が落ちる、すぐ疲れる・・・一方で、更年期症状が楽に感じられるのは、おいしく食べられる時、イライラすることがない時、楽しく外出できる時
#5 更年期対策は、まずは生活習慣を整えることから。まだまだ医師や専門家には相談を
しにくいのが現状、更年期向けの各種サービスや商品の浸透もまだこれから…
#6 かかりつけ医の後押しがあって初めて、専門医を訪れるのが実情
#7 更年期症状に対する改善・緩和・予防行動や通院は、効果実感に関わらず満足度が高い
特に女性は不調の緩和で、人生の満足度や利他的な気持ち=幸福度が高まる傾向
調査の結果によると、男性も女性も更年期期間になんらかの対策をしている人は「感謝」や「利他的な意識」「自分への自負」が高く、一方、対策をしていない人は、「周りとの関係性への配慮」などが薄れる傾向、他人のせいにする傾向にあることがわかりました。
これは、「こうしてみたらしたら、どう?」「専門医にいってみては?」と言ってくれる友人やパートナー、かかりつけ医が周りにいたり、それを自身で決めたり、アクションを起こしたことにより「解決策を見出している」ことで、気持ちを前向きに変化させている結果と見受けられます。次の一歩へのアクションで「更年期」を「幸年期」にかえる力が備わったと思われます。
しかし対策を行っていないと、我慢や体調不良により、自分のことで精一杯になり、人からのサポートに対する感謝や人を助ける余裕がないことが伺えたと言えます。
更年期の症状に対しては、7割が“我慢する”傾向にあり、男性は30代から40代で4人に1人が、50代で5人に1人が「ひどい症状を我慢している」と回答し、女性は40から50代の4割が「症状はあるが我慢できる」と回答しています。さらに、通院経験者でも、約3割が「ひどい症状を我慢している」と回答、生活に支障が出るという気遣いから通院に踏み切るというケースも見受けられました。
一方、「症状があっても気にしない」という層が男性では2割程度存在しており、これがまさに更年期を自覚しない「控年期」、女性は3割の回答があり、更年期を受容したくない「抗年期」と言えます。
いずれにしても、そろそろ「我慢の更年期」を終わらせるときが来ています。
症状の頻度や重症度にも関係はしているものの、男性の場合、更年期なのかわからないこと、更年期に関する情報の少なさ、人により症状が異なるため相談先がわからない、友人には相談しにくいという理由があります。女性の場合には、閉経という確かな節目があるとともに、女性更年期の情報が増えたことや、友人への相談などができることが理由とみられます。
【調査概要】
■調査内容:マチュア世代・更年期に対する意識と行動実態調査
■調査期間:2021年12月
■調査対象:30歳~69歳の男女2000名(男性800名、女性800名、更年期で通院経験のある女性400名)
■調査方法:インターネット調査
調査結果 サマリー
【#1Point of view 】
更年期症状への対策として、なんらかのアクションを行う層はポジティブ思考で「幸年期」傾向
マチュア世代の今の幸福度を確認すると、「私を大切に思ってくれる人がいる」、「人に感謝することがたくさんある」、「人の喜ぶ顔を見るのが好き」、「家族との関係は良好であるという」、という利他的な意識や、「自分ができないことを他者や状況のせいにしない」、「自分の信念は変化しない」、といった失敗を気にせず自身への自負が高まることがわかった。
特に男性は60代から、女性は50代から高まる傾向に。
更年期の自覚がある人では、更年期症状に対して通院や改善、緩和、予防行動を行っている、つまりは“アクション”している人ほど、物事をポジティブに捉える傾向=「幸年期」傾向。
【#2Point of view 】
「これは更年期なのか⁈」と思うことが、男性も女性もすでに30代から顕在化
現在の更年期の自覚については、男女ともに30代から「プレ更年期」の症状を自覚し始めている。「プレ更年期」から「すでに更年期に入っている」まで含める自覚では、男性は50代で最も多くの自覚があり、次いで60代。一方、男性の場合は、更年期なのかどうかわからない、「更年期かもしれないという回答が6割と多数で、50代が3割ということから50代になると自覚し始めている。これは、男性と更年期との結びつき、更年期の症状という判断基準が低いと思われる。男性の場合、更年期の始まりも、終わりも身体、心理、社会的要因に起因するため、人それぞれで、更年期という意識・自覚への距離が伺える。
女性の更年期の自覚は50代で65%、40代で49%が更年期を自覚しているが、「すでに更年期に入っている」という明確な自覚は、50代は4割と高いのに対して、40代ではまだ1割程度、40代、50代ともに「更年期かもしれない」は2割。
自覚が重要なのではなく、その先にソリューションがあるということを知ってもらうことが大事。
【#3Point of view】
更年期は、大半が「我慢の更年期」。
更年期を受容したくない女性「抗年期」層、自覚しない男性「控年期」層が存在
更年期症状の悩み度合いについて、男性は30代~40代で4人に1人が、50代で、5人に1人が「ひどい症状を我慢している」と回答し、女性は40~50代の4割が「症状はあるが我慢できる」と回答。
一方、「症状があっても気にしない」という層が男性では、2割程度存在しており、これがまさに更年期を自覚しない「控年期」と言えるのではないか。
女性は3割が「症状があっても気にしない」という回答。女性の場合、閉経という節目を機に自覚はあるものの、更年期を受容したくない「まだ更年期をじゃないわ」という抗う「抗年期」と呼べる。
いずれにしても、男女ともに6~7割が「更年期症状を我慢している」というのが現状であり、「我慢の更年期」が浮き彫りになった。
【#4Point of view】
更年期は、何もかもが「億劫」になる。普段あたりまえのようにやっている仕事や家事がつらくなり効率が落ちる。すぐ疲れる・・・一方で、更年期症状が楽に感じられるのは、おいしく食べられる時、イライラすることがない時、楽しく外出できる時
更年期症状によって普段の生活で支障があることで、1位が「億劫になる」こと。次いで、男性は「仕事が辛い」「すぐ疲れる」「文字が見にくい」「夜、何度も起きて熟睡できない」「仕事の効率が悪くなる」「同じ態勢がつらい」など。女性は「すぐ疲れる」「家事ができないなど」「夜、何度も起きて熟睡できない」「文字が見にくい」「夜眠れなくなる」「家事の効率が悪くなる」など。いずれも普段当たり前にできていたことがつらかったり、効率が悪くなるなどの支障が起きている。
一方、更年期症状が楽に感じられる時はどういう時か聞くと、男女ともに「美味しく食べられているとき」「イライラすることがないとき」「楽しく外出できる時」と、我慢してる症状を忘れている時や、心身の不調が落ち着いている時が挙がっている。
まさに我慢の更年期ではない状態が、楽に感じられる時となっている。
【#5Point of view】
更年期対策は、まずは生活習慣を整えることから。まだまだ医師や専門家には相談しにくいのが現状、更年期向けの各種サービスや商品の浸透もまだこれから…
でも、経験をもとにアドバイスは欲しいし、共感もしてほしい
更年期自覚層が更年期症状の改善、緩和、予防のために現在行っている対処法は、「生活習慣を整えること」からアクションしている。
男性は「適度な運動」や「病院に行く」「お風呂」「睡眠」の順に高く、「病院に行く」という点が行くという点が女性よりも高く出ている。
女性は「ゆっくりとお風呂に入る」「ゆっくりする時間を作る」「適度な運動」「睡眠」の順で、男性に比べて「体を温める」、「温かいものを飲む」という点が多く、自律神経を整えるような行動をしている傾向が見える。
更年期について他者への相談経験は、男女ともに「かかりつけ医」という回答が多く、特に50~60代が多く、その中でも男性の方が多く見られる。次いで、60代男性は「パートナー」。40代から60代の女性は「同性の友人」が高くなっている。
【#6Point of view 】
かかりつけ医の後押しがあって初めて、専門医を訪れるのが実情
更年期の改善、緩和、予防のための通院のきっかけは、男女ともに「かかりつけ医の紹介」が圧倒的に多く、男性は続いて「健康診断がきっかけ」。
一方で、女性は「かかりつけ医の紹介」に次いで、「ネット検索」や、「同性の友人」がきっかけと,「かかりつけ医の紹介」が後押しになっているのが特長的。
更年期での今後の通院意向は、「確実に治るなら行く」、「今後も行かない」250という層を除くと、半数は「行ってもよい」と回答。特に、男女ともに40代では、約3割が「自分が納得する理由があれば行ってみたい」と答えており、これは今後の課題へのヒントになるのでないかと思われる。
【#7Point of view 】
更年期症状に対する改善・緩和・予防行動や通院は、効果実感に関わらず満足度が高い。
特に女性は不調の緩和で、人生の満足度や利他的な気持ち=幸福度が高まる傾向。
更年期症状の改善、緩和、予防策の満足度は、女性の50~60代にかけて効果を実感し、満足度が高まっている傾向、60代は4割超が効果を実感し満足している。
一方、男性はやや年齢とともに効果、実感や満足度が上がる傾向はあるものの、女性ほどの効果、実感や満足度はない。
通院経験者における、更年期での通院に対する満足度は約7割が満足している。
更年期症状が緩和したらどんな気持ちになるかというと、男性は「楽観的になれる」、女性は「失敗、やや不安があっても切り替えができる」が1位となり、女性60代は特に利他的な項目が高いことが分かった。しかし、男性40代は軒並み低い結果に。男性よりも女性の方が全般的に幸福度が高めに。
<背景>
幸年期マチュアライフ協会は、2012年10月26日に設立し、男女マチュア世代の、
次のステップに向けた“アクション”(ウエルビーイング=幸年期)に向け、また更年期が「幸年期」と捉らえる社会の実現を目指し活動をしております。
男女マチュア世代の「更年期」における「不」の解消を手伝い、意識変容を促し、行動変容を目指す人を幸せに導くサポートをするために、私たちと共にサポートをする地方自治体・企業・団体・様々な分野の専門家とともに取り組みを開始しました。
代表理事 今井麻恵
※「幸年期マチュアライフ協会」:https://www.maturelife.org
※Facebookページ:https://www.facebook.com/happymaturelife
※Instagram:https://www.instagram.com/happy_maturelife_association/
<今後の取り組みについて>
リサーチパートナーである日本インフォメーションとともに、これら定量調査とその結果からのクラスター分析を踏まえ、定性調査によるより深いインサイトの発掘や、定点的な調査を実施する予定です。また、更年期の不調でバランスが崩れたときに、何を掛け合わせればプラスになるのか、この掛け合わせを一緒に議論し、男女マチュア世代の幸年期に向けた“アクション“をサポートする『幸年期コンソーシアム』を立ち上げます。
【上記に関するお問い合わせは】
一般社団法人 幸年期マチュアライフ協会
info@maturelife.org
〒107‐0062 東京都港区南青山6‐12‐4‐703
最も人口の多い世代“マチュア”の悩み「更年期不」注目し、調査を実施
更年期と寄り添い“アクション”する人ほど「幸年期」体質!
「我慢の更年期」はもう終わりに!
一般社団法人幸年期マチュアライフ協会(代表理事:今井 麻恵)(以下、幸年期マチュアライフ協会)と日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太)(以下、日本インフォメーション)は、マチュア世代およびマチュア世代の「更年期不」に注目し、この度、更年期の向き合い方や行動実態の把握による幸福度の違いを明らかにすることを目的に共同調査をいたしました。
男性も女性も更年期の自覚のある人の66%は、対策に向けなんらかの“アクション”を実施。
また、“アクション”をしている人は、楽観性、感謝の気持ち、利他的、家族との良好な関係といった多幸感につながる項目でハイスコアを出し、更年期とともに心地よく過ごす、そのために一歩踏み出し“アクション”することが幸年期へつながっています。
一方、自覚があり、「更年期だから仕方がない」と対策をしていない人は、周りとの関係性の弱さが浮き彫りになりました。
また更年期の「ひどい症状を我慢している」「症状はあるが我慢できる」と、我慢している7割存在、「我慢の更年期」を過ごしているのが特長。一方、「症状があっても気にしない」という女性約3割は、「まだ違うわ」と抗う「抗年期」、男性約2割は、今は控えている「控年期」と呼んでいいのではないかと思います。いずれにせよ、「幸年期」を過ごすための“アクション”へ1歩踏みでることが、「我慢の更年期」を終わりにすることにつながることが分かりました。
【Point of view 】
#1 更年期症状への対策として、なんらかのアクションを行う層はポジティブ思考で
「幸年期」傾向
#2 「これは更年期なのか⁈」と思うことが、男性も女性もすでに30代から顕在化
#3 更年期は、大半が「我慢の更年期」。
更年期を受容したくない女性「抗年期」層、自覚しない男性「控年期」層が存在
#4 更年期は、何もかもが「億劫」になる。あたりまえのようにやっている仕事や家事が
つらくなり、効率が落ちる、すぐ疲れる・・・一方で、更年期症状が楽に感じられるのは、おいしく食べられる時、イライラすることがない時、楽しく外出できる時
#5 更年期対策は、まずは生活習慣を整えることから。まだまだ医師や専門家には相談を
しにくいのが現状、更年期向けの各種サービスや商品の浸透もまだこれから…
#6 かかりつけ医の後押しがあって初めて、専門医を訪れるのが実情
#7 更年期症状に対する改善・緩和・予防行動や通院は、効果実感に関わらず満足度が高い
特に女性は不調の緩和で、人生の満足度や利他的な気持ち=幸福度が高まる傾向
調査の結果によると、男性も女性も更年期期間になんらかの対策をしている人は「感謝」や「利他的な意識」「自分への自負」が高く、一方、対策をしていない人は、「周りとの関係性への配慮」などが薄れる傾向、他人のせいにする傾向にあることがわかりました。
これは、「こうしてみたらしたら、どう?」「専門医にいってみては?」と言ってくれる友人やパートナー、かかりつけ医が周りにいたり、それを自身で決めたり、アクションを起こしたことにより「解決策を見出している」ことで、気持ちを前向きに変化させている結果と見受けられます。次の一歩へのアクションで「更年期」を「幸年期」にかえる力が備わったと思われます。
しかし対策を行っていないと、我慢や体調不良により、自分のことで精一杯になり、人からのサポートに対する感謝や人を助ける余裕がないことが伺えたと言えます。
更年期の症状に対しては、7割が“我慢する”傾向にあり、男性は30代から40代で4人に1人が、50代で5人に1人が「ひどい症状を我慢している」と回答し、女性は40から50代の4割が「症状はあるが我慢できる」と回答しています。さらに、通院経験者でも、約3割が「ひどい症状を我慢している」と回答、生活に支障が出るという気遣いから通院に踏み切るというケースも見受けられました。
一方、「症状があっても気にしない」という層が男性では2割程度存在しており、これがまさに更年期を自覚しない「控年期」、女性は3割の回答があり、更年期を受容したくない「抗年期」と言えます。
いずれにしても、そろそろ「我慢の更年期」を終わらせるときが来ています。
症状の頻度や重症度にも関係はしているものの、男性の場合、更年期なのかわからないこと、更年期に関する情報の少なさ、人により症状が異なるため相談先がわからない、友人には相談しにくいという理由があります。女性の場合には、閉経という確かな節目があるとともに、女性更年期の情報が増えたことや、友人への相談などができることが理由とみられます。
【調査概要】
■調査内容:マチュア世代・更年期に対する意識と行動実態調査
■調査期間:2021年12月
■調査対象:30歳~69歳の男女2000名(男性800名、女性800名、更年期で通院経験のある女性400名)
■調査方法:インターネット調査
調査結果 サマリー
【#1Point of view 】
更年期症状への対策として、なんらかのアクションを行う層はポジティブ思考で「幸年期」傾向
マチュア世代の今の幸福度を確認すると、「私を大切に思ってくれる人がいる」、「人に感謝することがたくさんある」、「人の喜ぶ顔を見るのが好き」、「家族との関係は良好であるという」、という利他的な意識や、「自分ができないことを他者や状況のせいにしない」、「自分の信念は変化しない」、といった失敗を気にせず自身への自負が高まることがわかった。
特に男性は60代から、女性は50代から高まる傾向に。
更年期の自覚がある人では、更年期症状に対して通院や改善、緩和、予防行動を行っている、つまりは“アクション”している人ほど、物事をポジティブに捉える傾向=「幸年期」傾向。
【#2Point of view 】
「これは更年期なのか⁈」と思うことが、男性も女性もすでに30代から顕在化
現在の更年期の自覚については、男女ともに30代から「プレ更年期」の症状を自覚し始めている。「プレ更年期」から「すでに更年期に入っている」まで含める自覚では、男性は50代で最も多くの自覚があり、次いで60代。一方、男性の場合は、更年期なのかどうかわからない、「更年期かもしれないという回答が6割と多数で、50代が3割ということから50代になると自覚し始めている。これは、男性と更年期との結びつき、更年期の症状という判断基準が低いと思われる。男性の場合、更年期の始まりも、終わりも身体、心理、社会的要因に起因するため、人それぞれで、更年期という意識・自覚への距離が伺える。
女性の更年期の自覚は50代で65%、40代で49%が更年期を自覚しているが、「すでに更年期に入っている」という明確な自覚は、50代は4割と高いのに対して、40代ではまだ1割程度、40代、50代ともに「更年期かもしれない」は2割。
自覚が重要なのではなく、その先にソリューションがあるということを知ってもらうことが大事。
【#3Point of view】
更年期は、大半が「我慢の更年期」。
更年期を受容したくない女性「抗年期」層、自覚しない男性「控年期」層が存在
更年期症状の悩み度合いについて、男性は30代~40代で4人に1人が、50代で、5人に1人が「ひどい症状を我慢している」と回答し、女性は40~50代の4割が「症状はあるが我慢できる」と回答。
一方、「症状があっても気にしない」という層が男性では、2割程度存在しており、これがまさに更年期を自覚しない「控年期」と言えるのではないか。
女性は3割が「症状があっても気にしない」という回答。女性の場合、閉経という節目を機に自覚はあるものの、更年期を受容したくない「まだ更年期をじゃないわ」という抗う「抗年期」と呼べる。
いずれにしても、男女ともに6~7割が「更年期症状を我慢している」というのが現状であり、「我慢の更年期」が浮き彫りになった。
【#4Point of view】
更年期は、何もかもが「億劫」になる。普段あたりまえのようにやっている仕事や家事がつらくなり効率が落ちる。すぐ疲れる・・・一方で、更年期症状が楽に感じられるのは、おいしく食べられる時、イライラすることがない時、楽しく外出できる時
更年期症状によって普段の生活で支障があることで、1位が「億劫になる」こと。次いで、男性は「仕事が辛い」「すぐ疲れる」「文字が見にくい」「夜、何度も起きて熟睡できない」「仕事の効率が悪くなる」「同じ態勢がつらい」など。女性は「すぐ疲れる」「家事ができないなど」「夜、何度も起きて熟睡できない」「文字が見にくい」「夜眠れなくなる」「家事の効率が悪くなる」など。いずれも普段当たり前にできていたことがつらかったり、効率が悪くなるなどの支障が起きている。
一方、更年期症状が楽に感じられる時はどういう時か聞くと、男女ともに「美味しく食べられているとき」「イライラすることがないとき」「楽しく外出できる時」と、我慢してる症状を忘れている時や、心身の不調が落ち着いている時が挙がっている。
まさに我慢の更年期ではない状態が、楽に感じられる時となっている。
【#5Point of view】
更年期対策は、まずは生活習慣を整えることから。まだまだ医師や専門家には相談しにくいのが現状、更年期向けの各種サービスや商品の浸透もまだこれから…
でも、経験をもとにアドバイスは欲しいし、共感もしてほしい
更年期自覚層が更年期症状の改善、緩和、予防のために現在行っている対処法は、「生活習慣を整えること」からアクションしている。
男性は「適度な運動」や「病院に行く」「お風呂」「睡眠」の順に高く、「病院に行く」という点が行くという点が女性よりも高く出ている。
女性は「ゆっくりとお風呂に入る」「ゆっくりする時間を作る」「適度な運動」「睡眠」の順で、男性に比べて「体を温める」、「温かいものを飲む」という点が多く、自律神経を整えるような行動をしている傾向が見える。
更年期について他者への相談経験は、男女ともに「かかりつけ医」という回答が多く、特に50~60代が多く、その中でも男性の方が多く見られる。次いで、60代男性は「パートナー」。40代から60代の女性は「同性の友人」が高くなっている。
【#6Point of view 】
かかりつけ医の後押しがあって初めて、専門医を訪れるのが実情
更年期の改善、緩和、予防のための通院のきっかけは、男女ともに「かかりつけ医の紹介」が圧倒的に多く、男性は続いて「健康診断がきっかけ」。
一方で、女性は「かかりつけ医の紹介」に次いで、「ネット検索」や、「同性の友人」がきっかけと,「かかりつけ医の紹介」が後押しになっているのが特長的。
更年期での今後の通院意向は、「確実に治るなら行く」、「今後も行かない」250という層を除くと、半数は「行ってもよい」と回答。特に、男女ともに40代では、約3割が「自分が納得する理由があれば行ってみたい」と答えており、これは今後の課題へのヒントになるのでないかと思われる。
【#7Point of view 】
更年期症状に対する改善・緩和・予防行動や通院は、効果実感に関わらず満足度が高い。
特に女性は不調の緩和で、人生の満足度や利他的な気持ち=幸福度が高まる傾向。
更年期症状の改善、緩和、予防策の満足度は、女性の50~60代にかけて効果を実感し、満足度が高まっている傾向、60代は4割超が効果を実感し満足している。
一方、男性はやや年齢とともに効果、実感や満足度が上がる傾向はあるものの、女性ほどの効果、実感や満足度はない。
通院経験者における、更年期での通院に対する満足度は約7割が満足している。
更年期症状が緩和したらどんな気持ちになるかというと、男性は「楽観的になれる」、女性は「失敗、やや不安があっても切り替えができる」が1位となり、女性60代は特に利他的な項目が高いことが分かった。しかし、男性40代は軒並み低い結果に。男性よりも女性の方が全般的に幸福度が高めに。
<背景>
幸年期マチュアライフ協会は、2012年10月26日に設立し、男女マチュア世代の、
次のステップに向けた“アクション”(ウエルビーイング=幸年期)に向け、また更年期が「幸年期」と捉らえる社会の実現を目指し活動をしております。
男女マチュア世代の「更年期」における「不」の解消を手伝い、意識変容を促し、行動変容を目指す人を幸せに導くサポートをするために、私たちと共にサポートをする地方自治体・企業・団体・様々な分野の専門家とともに取り組みを開始しました。
代表理事 今井麻恵
※「幸年期マチュアライフ協会」:https://www.maturelife.org
※Facebookページ:https://www.facebook.com/happymaturelife
※Instagram:https://www.instagram.com/happy_maturelife_association/
<今後の取り組みについて>
リサーチパートナーである日本インフォメーションとともに、これら定量調査とその結果からのクラスター分析を踏まえ、定性調査によるより深いインサイトの発掘や、定点的な調査を実施する予定です。また、更年期の不調でバランスが崩れたときに、何を掛け合わせればプラスになるのか、この掛け合わせを一緒に議論し、男女マチュア世代の幸年期に向けた“アクション“をサポートする『幸年期コンソーシアム』を立ち上げます。
【上記に関するお問い合わせは】
一般社団法人 幸年期マチュアライフ協会
info@maturelife.org
〒107‐0062 東京都港区南青山6‐12‐4‐703
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