金沢に現代アーティストさわひらきによるアート×建築のクリエイティブ拠点オープン
fishmarket 初期メンバー募集を開始します!
オープンと同時に、さわやABらと共に、スタジオ fishmarket を様々におもしろがりながら育てていくメンバーを(少人数にはなりますが)募集開始いたします。
スタジオをもつ!
想像する。遊ぶ。チャージする。実験する。心を払う。思考する。何かを生み出す。
そんなすべてを可能にしてくれるのが、アーティストにとってのスタジオ。
アーティストが作品をつくるように自分の人生をつくっていく大人が増えたら、世界がもっと楽しくなるのでは。
自分の人生を本気で遊べる大人が増えたら、世界がもっと面白くなるのでは。
そう考えた私たちは、金沢の地に fishmarket を開業します。
【アーティストステートメント / さわひらき】
アーティストにとってのスタジオとは?というちょっと普遍ぽい話の前に、自分にとってのスタジオとはなんだろうかと考えてみました。
自分にとってのスタジオは、単にそこで何か(作品)を作り出すのではく、何かを作り出すところまでの助走のすべてを許容するおおらかな空間で、そこでは魚をさばき、美味しいゴハンをつくり食べ語らい、考え想い、ときに歩き回り、風呂に入り、ベランダで風を浴び、ネット空間に身を投じ、トイレに閉じこもり、眠りこけ、朝日を浴び、歯を磨き。。
そこで繰り広げられる喜び、落胆、没頭、哀愁、恍惚、その一切を包含したうえで成立する時間/空間から生みだされる本能的ともいえる創造性みたいなものの一瞬のスパークこそが作品ってやつなのかなと、思ったりします。ちょっと大げさかもしれませんが。
そして日々の生活の中で感じるのは、実はいわゆる職業としてのアーティストだけが作品をつくっているわけでもなくて、教育だったりビジネスだったり、研究だったり、育児だったり、そんなすべての領域である種の作品を成立させることはできると思っていて、そんな作品としての人生みたいなものを生涯をかけてし紡ぎだしていけたら、きっと世界はもっと面白くなるのかなぁと考えたりします。作り出すチャンスは我々みんなに与えられているわけなので、そんなチャンスを生かしていけたらいいし、そんな風に生きるヒトがどんどん増えたら楽しいだろうなとの思いからこのプロジェクトを進めてきました。
今回は、あえてアートという立場から建築という装置のもつ時間軸に身を委ねてみようと考え、友人でもあるABと一緒に空間を作ってきました。敢えて自分にない要素を注入することで、いい意味でのconfuseが周りにも自分にも起こるんじゃないかなと期待したのですが、その甲斐もあってか、できあがった(といっても、たぶん永遠に続くwork in progress的なものになる予感はありますが)空間は、このプロジェクトの最初の頃から口にしていた『脳みそを引っ掻き回す』『scratching your brain』的な要素がそこかしこに漂うものになっていて、世の中の効率性やいわゆる正解ってやつからはなんとなく程遠い『愛らしき』『charming』なものになっているなぁと感じます。どうだろう?
厳しくも温かな目で見守っていただけると嬉しいです。
【スタジオ概要】
場所
金沢市里見町42番地8 里見町APARTMENT 303
金沢21世紀美術館より徒歩5分 香林坊より徒歩8分
設備
* 長机 8mほど タイル貼り
* ガスオーブンつきキッチン
* バスシャワー
* カウチベッド
* ソファベッド
* pivotting wall 回転壁
* 数点の平面作品 / 映像作品など
時間とともにかわっていきます
スタジオメンバー
基本的に、空間内はドアノブひとつから椅子、机、ベッド、照明に至るまでさわひらきとAB Rogersの作品です。
作品としての空間での滞在から、それぞれのかたちで何かを紡ぎだしていくことのできるメンバーを歓迎します。
メンバー募集の詳細は、HPのCONTACTからご登録いただいた方にお伝えしていきます。
https://fishmarket-kanazawa.com
https://www.instagram.com/fishmarket_knzw/
【アーティスト】
さわひらき
1977年、石川県生まれ。2003年ロンドン大学スレード校美術学部彫刻科修士課程修了。金沢およびロンドンを拠点に活動。 心象風景や記憶の中にある感覚といった実体のない領域を、映像・立体・平面などを巧みに操り構成したビデオインスタレーションで表現する。国内外の多数の美術館に作品が多数収蔵されており、国内では国立国際美術館/金沢21世紀美術館/東京都写真美術館/森美術館などで作品を見ることができる。2022年夏は石巻で開催されるREBORN ART FESTIVAL、東京都庭園美術館などでも新作発表予定。
https://www.otafinearts.com/ja/artists/73-hiraki-sawa/
https://www.jamescohan.com/artists/hiraki-sawa
AB Rogers
元キャビネットメーカーであり船乗りでもあったが、1996年にRoyal College of Art 修了。以後、大小を問わず空間を様々な制約から解放し、色やコミュニケーションを丁寧に用いることで、空間に対する新たな解釈を提示するデザインを建築的な手法で行っている。2012年から2015年までRCAのインテリアデザイン学部の主任教員を務め、Parsons School of Design The New School, Leeds Metropolitan Universityなどで教鞭をとる。父親はレンゾ・ピアノと共にパリのアートセンター「ポンピドゥー・センター」をつくったリチャード・ロジャース。
https://www.abrogers.com/
【協力】
fishmarket ロゴデザイン; Hiroaki Kawanami Design
https://www.instagram.com/hiroakikawanami/
fishmarket 施工; CUP inc. / 株式会社SlackTide / MU.INDUTRIES
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