「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」認定10周年記念隠岐を舞台にした「リアル宝探し」や自然を学べる特別プログラムを開催
海の底からうまれた奇跡、600万年と10年の時を刻む隠岐諸島
一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構は、隠岐諸島の海や陸の自然の豊かさを次世代へ繋いでいくために、地域で自然を守り、経済的にも豊かな社会を目指して活動しています。2023年9月9日(土)に「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」認定10周年を迎えることを記念して、リアル宝探し「大地の鼓動と4つの島」や隠岐の自然を体感しながら学べる特別プログラムをご用意するなど、さまざまな活動・取組みを推進・隠岐の魅力を発信してまいります。
https://www.10th-oki-geopark.com/
「ユネスコ世界ジオパーク」は、ひとまとまりとなっている地域を指し、国際的に価値のある地質遺産や景観を、保全・教育・持続可能な開発という総合的な観点から管理されています。600万年と10年の時を刻む「隠岐の島」も、自然環境・人の営みが世界的にも貴重とされ、2013年に「世界ジオパーク」に認定されました。「ユネスコ世界ジオパーク」は、世界では48か国・195地域が認定されており(2023年7月現在)、日本国内では、10の地域( 洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳、伊豆半島、白山手取川)が登録され、「大地の公園」とも称されています。
【隠岐ユネスコ世界ジオパーク認定10周年を記念したプログラム・取り組み(参考)】
①隠岐諸島を周遊しながら楽しむイベント|リアル宝探し「大地の鼓動と4つの島」
隠岐諸島に眠る “伝説の石” を見つけるべく、4つの島を周遊しながら謎解きを行うリアル宝探しを開催します。隠岐独自の自然景観や歴史的資産を1つのストーリーで結び付け、ゲーム感覚で隠岐の魅力に触れていただけるイベントです。
・開催期間 :2023年9月9日(土)〜2024年2月29日(木)
・開催場所 :島根県隠岐諸島
・参加方法:各観光協会設置の参加冊子(無料)をお取り頂き、いつでも参加可能
・特設サイト:https://www.e-oki.net/feature/detail.php?spid=303
②自然を学べる特別プログラム|オキサンショウウオの生態を学ぶツアー
隠岐ジオパーク推進機構の事務局長がガイドを務める10周年特別ツアー!隠岐の固有種「オキサンショウウオ」の幼生を観察し学びます。オキサンショウウオは隠岐の島町の天然記念物に指定されており、保護されている生き物のため参加者にはルールを守ってご参加いただくことが前提となります。
詳細はこちら:https://www.e-oki.net/experience/detail.php?eid=274
③自然を未来に繋げるための取り組み| 2050年の隠岐の未来をめざして!
当機構は「観光」「環境」「教育」の三つのテーマの融合によって、隠岐の人々が誇りを持って隠岐を語り伝えることができる持続可能な地域づくりを目指しています。
また、隠岐を通して日本の面白さや地球の貴重性を伝え、地球とともに暮らす私たちが、今、何をしなければならないのかを一緒に考え、取り組んでまいります。
隠岐ユネスコ世界ジオパークの概要
隠岐ユネスコ世界ジオパークは、数あるジオパークの中でも珍しい海域を含めたジオパークです。島根半島の北40~80kmの日本海に点在する4つの有人島と多数の無人島によって構成されており、陸域と海岸から1kmの海域をあわせた673.5km²(陸域346.0km²、海域327.5km²)を範囲としています。4つの有人島は、南に位置する島前(どうぜん)3島と、北に位置する島後(どうご)1島で構成されています。
かつて隠岐はユーラシア大陸の一部でしたが、大陸から分離し、海の底からの噴火により火山島となり、半島から島へと、 長い年月をかけて今日の隠岐が形成された奇跡の島です。
自然環境・人の営みが世界的にも貴重とされ、2013年に「世界ジオパーク」に認定された、まさに「地球の記憶が息づく島」です。
隠岐の4島について
❶島前|西ノ島町(西ノ島)
島前でもっとも高い山に鎮座する焼火神社は、内海に臨む人々のよりどころ。外海にも近く、古くから漁が盛んに行われる。北西から吹き下ろす冬の風は、摩天崖などの絶景を大地に刻む。
❷島前|海士町(中ノ島)
地形がもたらす恩恵を巧みに生かした島。田畑を耕し、後鳥羽院を慕い、歴史あるものを大切にしながらも、新しい可能性をひらき続けることこそ、この島の魅力。
❸島前|知夫村(知夫里島)
隠岐で最も小さな島だからこそ、雄大な自然や、古来の伝承が大切に残されている。「牧畑」の姿をとどめる放牧地、荒々しい赤壁、古墳群、島独自の一宮神社。
悠久の歴史を今に伝える。
❹島後|隠岐の島町
巨大な岩壁、堂々たる杉の木など、太古から息づく自然信仰。黒曜石を採掘、各地へ運ばれていった歴史。最も広大な島後は、多くの人や文化が交差し、異なる風習や多様な文化が育つ。
隠岐の島旅|陸の不思議
❶隠岐の島町|岩倉の乳房杉
隠岐の最高峰である大満寺山中に生き続ける樹齢約800年の巨木。
詳細はこちら:https://www.e-oki.net/spot/detail.php?spot_id=26
❷知夫村|赤壁
国の天然記念物に指定される、約1kmにわたって荒々しく削りとられた赤壁が続く断崖。
詳細はこちら:https://www.e-oki.net/spot/detail.php?spot_id=44
❸西ノ島町|摩天崖
長い年月をかけて海食作用によってできた、隠岐の島旅に欠かせない絶景。
詳細はこちら:https://www.e-oki.net/spot/detail.php?spot_id=30
隠岐の島旅|海の魅力
❶西ノ島町|シーカヤック体験
美しい海と奇岩・絶壁に圧倒される、神秘的な世界を体感できるカヤック体験。
詳細はこちら:https://www.e-oki.net/experience/detail.php?eid=43
❷隠岐の島町|ローソク島
「ローソク島」に夕陽が灯る瞬間を遊覧船から眺める。
詳細はこちら:https://www.e-oki.net/experience/detail.php?eid=4
❸海士町|海中展望船あまんぼう
半潜水型の海中展望船で、海の中の魚を楽しめます。
詳細はこちら:https://www.e-oki.net/experience/detail.php?eid=30
隠岐の島旅|自然に包まれる宿
❶海士町|Entô
日本初の本格的なジオ×ホテル。ジオパークの拠点施設であるEntôには、地球と隠岐の成り立ちや島前3島の魅力などを学べる展示室 Geo Room“Discover”も併設。
詳細はこちら:https://ento-oki.jp/
❷海士町|TADAYOI
自然豊かな山海に囲まれ、快適で優雅なアウトドア滞在を叶えてくれる、隠岐諸島初のドーム型グランピング施設。
詳細はこちら:https://ama-tadayoi.jp/
❸隠岐の島町|羽衣荘
日本海を一望する海辺の場と隠岐近海の魚介類にこだわった料理が自慢の宿。海の向こうには島前が浮かび、夜には水平線の彼方に漁火(いさりび)がロマンチックに輝きます。
詳細はこちら:https://okiplaza-hagoromo.com/
「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」認定10周年記念シンポジウムの開催
隠岐ジオパーク地域は2009年10月に日本ジオパーク地域として認定され、その後2013年9月にユネスコ世界ジオパーク地域として認定を受けました。
2023年9月9日には、ユネスコ世界ジオパークに認定されて10周年の節目を迎えます。それに伴い隠岐ジオパーク推進機構では、9月9日に地域住民に向けた記念シンポジウムを開催いたします。
地域住民向けに隠岐ジオパークの魅力を再発見いただき、かつ未来の隠岐・地球を考えるきっかけとするために、下記に記すプログラムの実施を予定しています。
《開催概要》
日時:9月9日(土) 10:00〜18:00
場所:隠岐島文化会館
対象:隠岐の島 地域住民
主催:一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構
《開催内容》
●島根県知事挨拶
●隠岐ジオパークの経過(これまでとこれからについて)
●基調講演
●隠岐ジオパークを学ぶ要素を取り入れたeスポーツ(マインクラフト)の実施
●中高生によるワークショップ
└SDGsの視点が組み込まれたカードゲームの実施など
●海洋ごみワークショップ
└海洋ごみを加工して商品化させる体験までを実施
●地元の子供たちによるポスター展示
└2022年度に隠岐地域内の学校で実施されたふるさと教育の実践の取り組みのポスターを展示
●大人向けシンポジウム
└ジオパーク関係者によるお祝いメッセージ、島根大学教授による講演
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