東海5高校による学校教育DXの実証実験、第2フェーズへ
〜現役教師がリスキリングに挑戦し、新しい教育をフリーランスと共創〜
このプログラムでは動画制作をテーマに「先生のクリエイティブ学習(リスキリング)」と「生徒のクリエイティブ支援」に6ヶ月かけて取り組み、子供たちの創造力を最大限に発揮させる教育の実現を目指します。
【実施プログラム】
第1フェーズ(2022年6月〜8月):先生のクリエイティブ学習
第2フェーズ(2022年9月〜11月):生徒のクリエイティブ支援
【制作動画の発表・公開】
2022年12月24日(土)「掛川城プロジェクションマッピング」
2023年2月9日(木)19:00〜21:00「先生×生徒×フリーランス 学校教育DX成果報告会」
【プログラム参加校】
静岡県立掛川西高等学校 吉川牧人 先生
愛知県立大府高等学校 野々山新 先生
静岡県立富岳館高等学校 鈴木庸介 先生
静岡県立掛川工業高等学校 富永宏 先生
日本大学三島高等学校 加藤利光 先生
- 取り組みの背景
教育現場における課題1. 子供たちの創造性が失われている
アドビの調査(※1)によると、子供たちの約80%は、高校生までに自分の創造力に自信を失うことがわかっています。
子供たちに創造力への自信を取り戻してもらうためには、既存の枠組みにとらわれない、クリエイティブな教育サポートが必要です。
高校生1200人を対象にした、創造性についての意識調査
(※1)引用:日本の高校生1200名を対象に行った創造力に関する調査(https://www.adobe.com/jp/news-room/news/202011/20201125_adobe-research-for-highschool-students-and-creativity.html)
また「コロナ後の社会において創造力が必要」と考えている人は約8割で、変化の大きい環境において創造力が役に立つと考えられています。
教員とプロフリーランスクリエイターが一緒になり、創造力を育む教育がなされることで、自信を持って社会で活躍できる人材の育成を目指します。
(※1)引用:日本の高校生1200名を対象に行った創造力に関する調査(https://www.adobe.com/jp/news-room/news/202011/20201125_adobe-research-for-highschool-students-and-creativity.html)
教育現場における課題2. PCの活用が十分になされていない
2019年より文部科学省推進のGIGAスクール構想*によって、創造力を育む教育 ICT 環境の実現を目指す取り組みがスタートしています。
教育現場における課題としてあげられているのは、1番が「学校の学習指導での活用」、2番が「教員のICT活用指導力」でした。(※2 文部科学省による調査を参照)
*GIGAスクール構想:子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造力を育む教育 ICT 環境の実現と、教員の働き方改革を行う、文部科学省が推進する取り組み。
自治体におけるGIGAスクール構想に関連する課題について
(※2)引用:GIGAスクール構想に関する各種調査の結果(https://www.mext.go.jp/content/20210827-mxt_jogai01-000017383_10.pdf)
教育 ICT 環境を実現するには、ツールを配布するだけでなく、それを使いこなすための学習機会が必要です。
本プログラムでは、ツールと同時にスキル学習の機会を提供することで、上記の課題解決を実現します。
機会提供については、CreativeLABと株式会社日本HP(※3)が全面的にサポートします。
(※3)教育問題を含む16のSDGsに取り組む日本HP(https://jp.ext.hp.com/techdevice/business/coreprint30_04/)
- プログラム内容
プログラムは全6ヶ月で、前期6〜8月の3ヶ月で先生に対するオンライン講座を実施。後期9〜12月の3ヶ月で、先生と生徒が一緒になって1つの動画作品を作り上げます。
フリーランスが協力しながら動画制作に取り組むことで、スキルアップだけでなく、仕事観の広がりなど、これまでに無い教育効果が期待されます。
【オンライン受講の様子】
生徒は先生とフリーランスから動画制作スキルを学び、成果発表に向けて作品の完成を目指します。
【動画制作を学ぶ理由】
動画制作は、企画・構成・撮影・演出などを通して幅広いスキルを必要とするため、クリエイティブを包括的に学ぶ手段として最適です。
また子供たちはYouTubeやTik Tokなどを通して、動画に対する興味関心を高く持っています。以上の理由から、動画制作が子供たちにクリエイティビティを発揮してもらううえで最適なテーマと判断しました。
前期プログラムに参加した先生の変化
前期プログラムに参加した先生にアンケートを取ったところ、以下の変化が確認できました。
Q:自分のことをクリエイティブだと思いますか?
Q:PC操作のスキルレベルを教えてください
Q:動画制作のスキルレベルを教えてください
動画制作によるリスキリングを通じて、「自分のことをクリエイティブだと感じますか?」という問いに対して平均で1.8ポイント(10点満点評価)の上昇。動画制作スキルについては3.2ポイントの上昇があり、リスキリングによる学習効果が見られました。
【愛知県立大府高等学校 野々山 新先生が制作した自己紹介動画】
▼プログラム受講前の作品
▼プログラム受講後の作品
【クリエイティブ教育プログラム プロモーション動画】
- 制作動画の発表・公開について
本プログラムを通じて先生と生徒が制作した動画は、以下の場を通じて発表及び公開する予定です。
2022年12月24日(土)「掛川城プロジェクションマッピング」(場所:掛川城 三の丸広場 静岡県掛川市掛川1114-2-2)
2023年2月上旬「先生×フリーランス 学校教育DX成果発表会」(場所:大日本報徳社 静岡県掛川市掛川1176)
各種イベント情報は、Creative LAB Facebookグループ及びCreativeLAB公式Twitterにて改めてご案内します。
主催:Creative LAB
全国のクリエイター約3,500人が所属する、日本最大級のクリエイター共創コミュニティです。クリエイターを応援する株式会社日本HPが本コミュニティをサポートしています。
▼Creative LAB
https://www.facebook.com/groups/creativelabcommunity
■お問い合わせ
メディアのお問い合わせはこちら
https://www.lancers.jp/lab/contact
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