中古車を買いたい個人の与信をAIで評価。

株式会社furasuco、三井住友海上火災保険とローン審査モデルの開発を開始

株式会社furasuco

2023年6月26日 08時00分

中古車の個人間取引の健全化、市場拡大に寄与

個人間取引に特化した中古車ローン仲介サービス「UcarNext」を運営する株式会社furasuco（本社：東京都港区、代表取締役：江﨑稔、以下当社）は、三井住友海上火災保険株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：舩曵真一郎、以下三井住友海上）と、中古車の購入意欲がある個人に対してAI技術を用いて与信評価を行う、ローン審査モデルの開発を開始することをお知らせいたします。

自動車の購入方法が多様化する中で、中古車の個人間取引の活性化を目指して、新たな審査モデルの開発に取り組み、中古車流通市場に新たな価値を提供してまいります。

本開発では、当社が保有する個人間取引の情報と三井住友海上の保有するAIエンジンを活用し、独自の審査モデルの構築を目指します。

1，ローン審査モデル開発の背景

近年、スマートフォンやフリマアプリの普及により、中古車を購入する消費者のニーズも多様化しています。販売店を介して購入する方法が一般的である一方、自動車製品の品質向上やインターネットによる情報量増加の背景もあり、選択肢の一つとして個人同士で中古車を売買するというニーズも増加の傾向にあります（当社調べ）。

また、自動車を購入する層の約4割がローンを利用して購入しているというデータ（出展JAMA）も示されており、ローンの利用は自動車購入の一般的な手段となっています。

しかしながら、個人間での自動車の取引は、未払いのトラブルが生まれる可能性があるなど一部の顧客属性からネガティブなイメージが広まっており、購入時のローン利用などが制約されるという問題がありました。

その結果、個人間取引市場においては、ローンの提供が遅れ、顧客属性や市場のデータ収集が困難という現状がありました。そこで今、中古車の個人間取引をより良く理解し、顧客属性や市場のニーズを適切に判断する仕組みが必要とされています。

このような状況から、中古車流通を新しい市場へ発展させるためには、個人間取引におけるローンの普及と顧客属性の正確な把握が不可欠です。中古車の個人間取引市場を適切に理解し、顧客属性やニーズに合わせたサービスを提供することが、現在の社会課題となっています。

２，ローン審査モデルの特徴について

個人間取引の仲介を行う当社が保有するデータを匿名加工し、三井住友海上の保有するAIエンジンを活用することで、適切な個人間取引を支援する審査モデルの構築を行います。これにより、中古車の個人間売買で懸念されているリスクを減らし、中古車の個人間売買の健全化と、市場拡大が期待できます。

３，自動車保険商品の提供を開始

2023年7月を目途にUcarNextサービス利用者向けに、三井住友海上の自動車保険の提供を開始します。これにより、車両購入から保険手配まで、ワンストップでご支援することが可能になります。当社は、UcarNextサービス利用者お一人お一人に最適な補償をご案内し、もうひとつ上の安心」をお届けしてまいります。