300年ぶりの上演 神戸三田ゆかりの幻の能《鼓の瀧》第3回能楽と郷土を知る会公演 令和4年(2022年)11月22日(火)開催のお知らせ
月光に照らされる夜桜の下、瀧祭ノ神が姿を現し、美しい言葉と舞楽で世の中を寿ぐ祝言能を、三田市総合文化センター(郷の音ホール)大ホールにて
兵庫県三田市を拠点に、地域に伝わる能楽の記録や記憶を掘り起こし、地域の歴史と一体として広めることを目的に、活動を行っている「能楽と郷土を知る会」(代表:朝原広基)では、令和4年(2022年)11月22日(火)、三田市の三田市総合文化センター(郷の音ホール)大ホールにて「300年ぶりの上演 神戸三田ゆかりの幻の能《鼓の瀧》 第3回能楽と郷土を知る会公演」を開催いたします。
【公演概要】
《鼓の瀧》は、摂津国有馬郡(現・兵庫県神戸三田地域)の有馬温泉内にある鼓ヶ滝を舞台とした、室町時代に作られた古作の能です。
能楽の大成者・世阿弥の芸談『申楽談儀』にも記されている由緒ある能ですが、戦国時代以後、上演が絶えてしまいました。江戸時代の正徳年間(1711~16)に数回の上演が確認できますが、再び退転しました。夜桜の美しさを謡い上げた一部のみが、最高難度の謡物(乱曲・らんぎょく)の一つとして伝承されていますため、その内容の質のレベルの高さは伝統的に評価されてはいますが、能としての上演は、約300年ぶりとなります。そのために、能楽師や能楽研究者が集まって、
当日は、鼓の瀧の和歌という点で関連する講談《西行鼓ヶ滝》を、上方講談師・真打の旭堂南龍氏に上演していただき、能楽だけではなく、古くは勅撰和歌集、そして能、近世の講談と、様々な伝統芸を貫く鼓の瀧の和歌と地域の関わりについて、思いをはせる機会としたいと思います。
同時に上演する仕舞(能の見どころの部分だけを、紋付き袴姿で見せる略式演奏)の演目は、江戸時代末期の文政2年(1819)に、三田藩八代藩主・九鬼隆邑の九十歳を祝う能で上演された演目です。過去の記録にある演目を、現代の能楽師が演じることで、こちらも神戸三田の過去と現在を、能楽の芸で結ぶ形としております。
日時:令和4年11月22日(火)開演13時30分(開場13時00分)
会場:郷の音ホール(三田市総合文化センター)大ホール(兵庫県三田市天神1丁目3番1号)
チケット代(税込):全指定席S席6,000円/A席5,000円/B席3,000円/オンライン配信チケット3,500円
チケット取り扱い:
郷の音ホールチケットセンター 079-559-8101
Peatix(オンラインチケット) https://tsudumi-no-taki2022.peatix.com/
能楽と郷土を知る会 info@nohgaku-kyodo.com
内容:
講談《西行鼓ヶ滝》旭堂南龍
解説「鼓の瀧」について 山中雅志(能楽師シテ方観世流)/旭堂南龍(上方講談師)
[三田藩ゆかりの仕舞]
仕舞《難波》上田拓司 / 《屋島》藤井丈雄 / 《杜若》山田薫 / 《融》山階彌右衛門
地謡:今村哲朗・武田祥照・上野朝彦・上田顕崇
復曲能《鼓の瀧》
シテ(老人/瀧祭ノ神):山中雅志 ツレ(男):林本大
ワキ(臣下):江崎欽次朗 ワキツレ(臣下ノ従者) 松本義昭・江崎正左衛門
アイ(所ノ者):善竹忠亮
笛:野口亮 小鼓:成田達志 大鼓:森山泰幸 太鼓:上田慎也
後見:山階彌右衛門・長山耕三・今村哲朗
地謡:藤井完治・上田拓司・生一知哉・井戸良祐・山田薫・上野雄介・藤井丈雄・笠田祐樹
【復曲体制】
特別監修:山階彌右衛門[能楽師シテ方観世流]・西野春雄[法政大学名誉教授]
能本作成:朝原広基[能楽研究者]
節付・型付参与:山中雅志[能楽師シテ方観世流]
【鼓の瀧あらすじ】
有馬郡の鼓の山(有馬山)に迷い込んだ臣下の前に、土地の樵の老人が現れ、鼓の山や鼓の瀧に関する和歌についての問答をし、月光に照らされる夜桜をともに愛でるが、その樵は実は鼓の瀧の、瀧祭ノ神(たきまつりのかみ)の化身であった。正体を表した神が舞楽を奏して、臣下をもてなし、世の中を寿ぐ。
【復曲体制】
特別監修:山階彌右衛門[能楽師シテ方観世流]・西野春雄[法政大学名誉教授]
能本作成:朝原広基[能楽研究者]
節付・型付参与:山中雅志[能楽師シテ方観世流]
【開催概要】
主催:能楽と郷土を知る会
協賛:株式会社三田屋本店
後援:三田市、三田市教育委員会、神戸新聞社、サンテレビジョン、ハニーFM
【事前講座】
能楽や《鼓の瀧》を御覧になる前に、分かりやすい事前講座を2回予定させていただいております。
1.日時:10月9日(日)14:00~15:00
会場:三田市総合文化センター(郷の音ホール)会議室1(兵庫県三田市天神1丁目3番1号)
参加費:1,000円(本公演チケット購入者は無料)
講師:山中雅志(能楽師シテ方観世流)・朝原広基(能楽研究者)
2.日時:10月29日(土)13:00~14:10
会場:三田市フラワータウン市民センター視聴覚室(兵庫県三田市武庫が丘7丁目3-1)
参加費:1,000円
講師:朝原広基(能楽研究者)
《鼓の瀧》は、摂津国有馬郡(現・兵庫県神戸三田地域)の有馬温泉内にある鼓ヶ滝を舞台とした、室町時代に作られた古作の能です。
能楽の大成者・世阿弥の芸談『申楽談儀』にも記されている由緒ある能ですが、戦国時代以後、上演が絶えてしまいました。江戸時代の正徳年間(1711~16)に数回の上演が確認できますが、再び退転しました。夜桜の美しさを謡い上げた一部のみが、最高難度の謡物(乱曲・らんぎょく)の一つとして伝承されていますため、その内容の質のレベルの高さは伝統的に評価されてはいますが、能としての上演は、約300年ぶりとなります。そのために、能楽師や能楽研究者が集まって、
当日は、鼓の瀧の和歌という点で関連する講談《西行鼓ヶ滝》を、上方講談師・真打の旭堂南龍氏に上演していただき、能楽だけではなく、古くは勅撰和歌集、そして能、近世の講談と、様々な伝統芸を貫く鼓の瀧の和歌と地域の関わりについて、思いをはせる機会としたいと思います。
同時に上演する仕舞(能の見どころの部分だけを、紋付き袴姿で見せる略式演奏)の演目は、江戸時代末期の文政2年(1819)に、三田藩八代藩主・九鬼隆邑の九十歳を祝う能で上演された演目です。過去の記録にある演目を、現代の能楽師が演じることで、こちらも神戸三田の過去と現在を、能楽の芸で結ぶ形としております。
日時:令和4年11月22日(火)開演13時30分(開場13時00分)
会場:郷の音ホール(三田市総合文化センター)大ホール(兵庫県三田市天神1丁目3番1号)
チケット代(税込):全指定席S席6,000円/A席5,000円/B席3,000円/オンライン配信チケット3,500円
チケット取り扱い:
郷の音ホールチケットセンター 079-559-8101
Peatix(オンラインチケット) https://tsudumi-no-taki2022.peatix.com/
能楽と郷土を知る会 info@nohgaku-kyodo.com
内容:
講談《西行鼓ヶ滝》旭堂南龍
解説「鼓の瀧」について 山中雅志(能楽師シテ方観世流)/旭堂南龍(上方講談師)
[三田藩ゆかりの仕舞]
仕舞《難波》上田拓司 / 《屋島》藤井丈雄 / 《杜若》山田薫 / 《融》山階彌右衛門
地謡:今村哲朗・武田祥照・上野朝彦・上田顕崇
復曲能《鼓の瀧》
シテ(老人/瀧祭ノ神):山中雅志 ツレ(男):林本大
ワキ(臣下):江崎欽次朗 ワキツレ(臣下ノ従者) 松本義昭・江崎正左衛門
アイ(所ノ者):善竹忠亮
笛:野口亮 小鼓:成田達志 大鼓:森山泰幸 太鼓:上田慎也
後見:山階彌右衛門・長山耕三・今村哲朗
地謡:藤井完治・上田拓司・生一知哉・井戸良祐・山田薫・上野雄介・藤井丈雄・笠田祐樹
【復曲体制】
特別監修:山階彌右衛門[能楽師シテ方観世流]・西野春雄[法政大学名誉教授]
能本作成:朝原広基[能楽研究者]
節付・型付参与:山中雅志[能楽師シテ方観世流]
【鼓の瀧あらすじ】
有馬郡の鼓の山(有馬山)に迷い込んだ臣下の前に、土地の樵の老人が現れ、鼓の山や鼓の瀧に関する和歌についての問答をし、月光に照らされる夜桜をともに愛でるが、その樵は実は鼓の瀧の、瀧祭ノ神(たきまつりのかみ)の化身であった。正体を表した神が舞楽を奏して、臣下をもてなし、世の中を寿ぐ。
【復曲体制】
特別監修:山階彌右衛門[能楽師シテ方観世流]・西野春雄[法政大学名誉教授]
能本作成:朝原広基[能楽研究者]
節付・型付参与:山中雅志[能楽師シテ方観世流]
【開催概要】
主催:能楽と郷土を知る会
協賛:株式会社三田屋本店
後援:三田市、三田市教育委員会、神戸新聞社、サンテレビジョン、ハニーFM
【事前講座】
能楽や《鼓の瀧》を御覧になる前に、分かりやすい事前講座を2回予定させていただいております。
1.日時:10月9日(日)14:00~15:00
会場:三田市総合文化センター(郷の音ホール)会議室1(兵庫県三田市天神1丁目3番1号)
参加費:1,000円(本公演チケット購入者は無料)
講師:山中雅志(能楽師シテ方観世流)・朝原広基(能楽研究者)
2.日時:10月29日(土)13:00~14:10
会場:三田市フラワータウン市民センター視聴覚室(兵庫県三田市武庫が丘7丁目3-1)
参加費:1,000円
講師:朝原広基(能楽研究者)
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