明星中学校・高等学校が当社のインドネシア国際交流プログラムを導入 ~非英語圏の生徒同士で学びあう新しい国際教育~
9月6日(水)から計8週間、インドネシアの高校生と交流を深め、異文化理解や語学力向上を目指します。
本国際交流プログラムについて/インドネシアである理由
明星中学校・⾼等学校とジャカルタ首都圏にある私立高校 SMA Labschool Cirendeu が共同で行う本プログラムは、両校の授業をオンラインで繋いでグループ交流や1対1交流、プレゼンテーション等を実施し、生徒たちが互いの文化や生活様式を学ぶことができる新しい国際教育です。
両校の生徒は、本プログラムを通じて複数ヵ年に渡り交流・協働を行い、国際協調の経験と異文化間での理解・友情を深める機会を得ます。当社はこのような貴重な体験機会を提供することで、両校の国際カリキュラムをさらに充実させる役割を担ってまいります。
東南アジアに位置するインドネシアは、日本と同じく、英語圏の国ではありません。第二言語として英語を学ぶ生徒同士が英語を活用して自国について教え合うことで、英語を教える・教わる縦の関係ではなく、共に学び、共に成長する横の関係を築くことが可能です。
また、インドネシアを含むグローバルサウスの存在感は近年増しており、日本も経済発展、平和構築、さらには環境問題やSDGs達成に向けて、これらの国々との協力関係を深化させることが必要とされています。
このような背景を踏まえ、当社は、欧米など英語圏中心の国際交流に対する新たな選択肢として、東南アジアとの交流を提案しています。生徒同士が将来的に国際社会での協力関係を築くことを目指した本プログラムは、当社がこれまで培ったノウハウと東南アジアとのネットワークを最大限に活用して開発されました。
なお、本カリキュラムの導入にはEducationLink (産官学連携教育事業) 代表 植木和司郎氏に企画協力として大変ご尽力いただきました。
国際交流プログラム導入の課題
学校がこのようなプログラムを導入するにあたり特に課題として挙げられるのが、教員のリソースや海外ネットワークの不足です。多忙な教員にとって、国際交流プログラムをゼロから作り上げるのは容易ではありません。また、海外の学校とのネットワークを持たない日本の学校も多く存在します。
そこで当社では、Ready-made型のプログラム* を提供・運用することで、教員の海外ネットワークや経験、高い英語力がなくても効果的な異文化交流・協働学習プログラムを導入できる仕組みを構築しました。
この仕組みによって、上記の課題を抱える学校の課題解決に貢献できるだけでなく、明星中学校・高等学校のように既に国際教育に力を入れており、英語力のある教員が揃っている学校に対しても、より教員への負担なく充実したプログラムを届けることが可能です。
*Ready-made型のプログラム:すでに完成されたカスタマイズ可能な国際交流プログラム。教員が別途プランニングや調整をする必要がなく、即座に授業や活動に取り入れられます。
私たちの今後の取り組み
2022年度から高等学校の学習指導要領に「総合的な探究の時間」が組み込まれ、社会で生き抜くために必要な資質や能力の育成が求められるようになりました。しかし、多くの学校はまだこの時間をどのような学習に充てるか模索しています。
世界との協調が今後ますます求められる時代になることを考えると、この「総合的な探究の時間」を異国の同世代と交流し、異文化を探究する時間に充てることも有効ではないでしょうか。
明星中学校・高等学校でのカリキュラム導入を契機に、この取り組みの認知度向上と、日本全国の教育機関での普及を積極的に進めていきます。
当社がミッションとして掲げる、全ての生徒が異文化交流を経験できる世界の実現に向け、今後も国際交流プログラムの進化・改善を継続し、多岐にわたって展開してまいります。
AirPangaeaについて
<会社概要>
会社名: 株式会社AirPangaea(エアパンゲア)
本社: 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2F
代表取締役:明石 剛
創業: 2020年12月
設立: 2022年3月
事業内容: 国際交流や異文化体験に関するプログラムの企画、開発及び運営
ウェブ: https://ja.airpangaea.com/
<創業の背景>
代表の明石は海外に全く関心がない学生でしたが、偶然友人に誘われてトルコを3週間放浪することになります。そこで明石は、児童労働や民族衝突、ハイパーインフレーションなど日本にいては知る由もなかった世界を目の当たりにし、仕事もプライベートもグローバル志向に一転することとなりました。
人生を変えてくれたその偶然に感謝する一方、「生徒の海外への関心」は未だに親の経済力や偶然の出会いに依存している日本の教育システムに違和感を感じて、「全ての生徒が異文化交流を経験できる世界を創りたい」と思い至ります。2020年末、想いに共感してくれたインドネシアの友人Fikri Akbarと議論を開始し、AirPangaeaを共同創業いたしました。
<提供プログラム>
AirPangaeaでは、各教育機関のニーズに合わせて時間や回数などをカスタマイズ可能な以下の3つのプログラムを提供しています。
⚫︎オンライン国際交流 TOMODACHIプログラム (90分×4回 または 45分×8回 など)
生徒たちはオンライン掲示板やビデオチャットを活用したグループ交流、1対1交流を実施し、伝統的な文化から趣味や学校生活、アニメや音楽などのサブカルチャーまで幅広く意見を交換します。最終日には幾つかのグループに分かれて、相手国について学んだことや新たな気づきをプレゼンテーションで共有します。
⚫︎オンラインSDGs国際協働学習 MOTTAINAIプログラム (90分×6回 または 45分×12回 など)
ノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイ氏の提唱する「MOTTAINAI」を主題に、生徒たちは2カ国混成の少人数グループに分かれて、異文化交流、天然資源の保全に関する議論を実施します。資源の浪費が地球に与える影響を調査し、その解決策をプレゼンテーションで発表します。
⚫︎オンラインSDGs国際協働学習 SDGsセレクション (90分×6回 または 45分×12回 など)
生徒たちは2カ国混成の少人数グループに分かれて、取り組みたいテーマを17のSDGsから一つ選択し、国際的な視点で調査と議論を行います。このプロセスで、共通の課題に対する解決策を模索し、それをプレゼンテーションで発表します。
<プログラムの効果>
プログラム参加後の生徒の意識変化*
⚫︎96% の生徒が「相手国/地域への関心が高まった」と回答
⚫︎95% の生徒が「英語学習のモチベーションが高まった」と回答
⚫︎97% の生徒が「地球規模の課題への関心が高まった」と回答
*2022年6月~2023年8月の日本人参加者へのアンケート有効回答に基づいています。
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