奈良市立中学校の先生の残業時間短縮、ストレス低減、不登校生徒の改善、成績向上のための「職能開発プロジェクト』。クラウドファンディングでネクストゴールへ挑戦。

ビジネス能力開発株式会社

本プロジェクトは先生たちの「対人関係力を高める」ことで、先生と生徒、保護者との関係性を高め、教育現場をより良くするために令和3年より始めた研修プログラムです。ビジネス能力開発株式会社(東京都中央区)は、奈良市立都南中学校からの要請でTEP(都南中学校エニアグラムプロジェクト)http://www.naracity.ed.jp/tonan-j/index.cfm/18,0,12,569,html)を始めて2年目になります。ただ地方教職員への職能開発研修等の教育予算は割り当てられておらず、引き続き令和4年度もプロジェクトを実施するためのクラウドファンディングを、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて令和4年8月16日より開始し、開始15日で一次目標の30万円を達成しました。ネクストゴールの50万円に向けて、9月30日まで支援を受け付けております。
プロジェクトURL:https://readyfor.jp/projects/for_school_project_tep


 
  • 本プロジェクトの立ち上げの背景と概要


奈良市立都南中学校校長 浜辺 秀雄先生

■長年の学校での課題
長年にわたる本校の課題として問題行動に対する生徒指導が存在します。また、近年では家庭背景に問題を抱える生徒、不登校生徒の増加など多岐にわたるようになっています。教職員は生徒の問題行動や不登校生徒及びその家庭への働きかけ、対応に非常に時間を取られました。さらには保護者より、教員の対応について不満を持たれ、教員の疲弊が常態化する状況でした。

その背景としては、本校は相対的に若い教員が多く(令和3年度、平均年齢33.9歳)、教員の入れ替わりも頻繁です。また本校独特の感覚があり、保護者・生徒は「学校に弱みを見せたくない」又は「こちらに寄り添ってほしい事を素直に伝えられない」が存在します。それどころか「なぜ、学校はわかってくれない」と保護者が学校を責めてくることもあり、相まって指導が思うようにいかず悩み、加えて時間だけがかかっているのです。

■課題解決に向けて
そこで、若い教員の経験不足も含め、対応指導上の諸課題に関する武器を持つことができればこれらの対応がもっとスムーズに行えるのではないかと考えていました。普段の生活の中でも起きがちな問題への指導を、個々の生徒の内面・心情に即した指導にまで至るようになれればと願っていたのです。そんな矢先、たまたまビジネス誌を読んでヒントを得た生徒指導主事の提案から、その武器を身につける手段としてエニアグラムを用いた教員のスキルアップ研修を行うこととし、安村氏にコンタクトをとりました。

昨年度(令和3年度)は1年間をかけて、『エニアグラム for ティーチャー ~エニアグラムを組み込んだ性格タイプ別教育プログラム~』と題して研修を行いました。また、相談したい個々の教職員に個別面談を行って頂きました。そして、少しずつですが教員の対応についてその成果が出だし、生徒からの新たな反応を実感する事例が出てきた状況です。

例えば、自分をうまく表現できずに荒れていた生徒に対し、エニアグラムの同タイプの先生が対応することでその思いに共感ができました。さらにその生徒は安心感を持ち、自分の思いを伝えることができるようになりました。別の生徒の場合には、粘り強くその生徒の本質(エニアグラムの性格タイプ)にあった対応を続けることで生徒の信頼を得、先生が感謝されることにもなりました。

■次の目標
その成果を受けて、令和4・5年度と続けて、さらなる教員の生徒・保護者対応スキルアップ、ひいては教員の「人間力向上・対人関係力向上」を図ることとします。
次の目標として、

1、「教員のストレス、勤務時間の低減」
(問題行動の未然防止や発生した際のスムーズな対応を行うことで達成されると考える)

2、「生徒の学力向上、不登校生徒の低減」
(教員のストレスや勤務時間の低減によって教員の余裕を生み、その分学習指導に力を入れることができる)

3、生徒の落ち着いた環境の中ストレスなく学習に取り組める場づくり

の3点を目指し、TEP(都南中学校エニアグラムプロジェクト)をぜひ進めていきたいと考えます。
 
  • クラウドファンディング概要

 

プロジェクト名 学校の先生にも学習の機会を!教員の職能開発で不登校率低減を目指す
クラウドファンディング実施期間 令和4年8月16日(火)~令和4年9月30日(金)
受付窓口

クラウドファンディングサイト「READYFOR」

https://readyfor.jp/projects/for_school_project_tep

目標金額 500,000円
お礼(リターン) 感謝メール、活動報告書、TEPのHPにお名前掲載、エニアグラム講演会動画視聴等、ご支援のお礼を用意しております。
その他 ・ご支援金は、全てプロジェクト実施費用に充てさせていただきます。・現在第1目標の30万円を達成し、第2目標50万円に挑戦しています。

 

  • 本プロジェクト責任者 安村明史よりのコメント


ビジネス能力開発株式会社 代表取締役社長 安村明史

私自身、塾を経営していたことがあり、教育問題には強い関心を持っていました。昨今、先生のブラック労働の問題や、先生になりたがらない若者が増えている報道を見るにつけ、日本の教育に暗澹たる気持ちになっていました。そのような折り、2021年夏前に都南中学校の福西教頭先生から直接お電話を頂き、本プロジェクトお引き受けすることに致しました。

本プロジェクトでは、先生の「対人関係力の向上」の職能開発を行い、先生の資質向上を目指しています。対人関係力向上は、先生・生徒間の信頼関係構築となり、生徒の問題行動低減につながります。また、家庭訪問時、不登校生徒とのコミュニケーションが高まり、学校に来させやすくします。又は教室に入れない生徒を教室に入れるよう導くことが出来るようになります。

さらに保護者対応においても、各家庭の背景に寄り添った対応が出来るようになります。同時に、先生、保護者との連携で生徒の問題事案が減ることで、先生の時間外労働時間が減り、先生のストレスが減ります。従来奪われていた時間とエネルギーを学習指導に充てることで、生徒の成績向上に結びつけることも出来るようになります。

日本の教育現場を改善し、先生のストレスを減らし、良い子供たちを育てていくためにも、継続してプロジェクトを続けて行きたいと思います。
 
  • 『エニアグラムプロジェクト』とは

「エニアグラムプロジェクト」は、エニアグラムという人間の先天的な人格特性(性格タイプ)を9つに分けた手法を使い、都南中学校の教職員に性格タイプ別人間理解と性格タイプ別対応を学ぶ研修及びコーチング・面談を行うものです。

令和3年7月~4年9月、先生と地域の方たちに10回のエニアグラムとコーチングの研修を実施し、先生に個別面談を累計40回行いました。 

加えて、奈良市教育委員会への訪問(教育委員会次長・いじめ防止生徒指導課 課長と面談)、教育大附属中学校への訪問・授業観察奈良市中学校生徒指導部会オンラインセミナー、地域ボランティア(SAKURAネットワーク)代表者との面談なども行い、地域と共にプロジェクトを実施しています。
 
  • 本プロジェクトを令和3年度に実施した結果


奈良市立都南中学校校長 浜辺 秀雄先生

■「教員のストレス、勤務時間の低減」について
教師自身がカウンセリング(個人面談)を受けることにより、生徒に話をする際も心のこもり方が変わったように思います。

昨年度と比較して、平均時間外勤務時間の減少がデータとして表れています。

「教員のストレス、勤務時間の多さ」については生徒や保護者へのアプローチスキルが少しずつ上がってきた成果か、未然防止やスムーズな対応につながり一定成果が出てきていると考えます。具体的には、対応しなければならない課題件数は減少しており、教職員のストレスの実感低減にもつながっています。

校長としてコーチングを受けたことによる変化としては、経営の根拠をより明確にすることができ、それによっての先生方への意識の持たせ方が変わってきたと感じます。

■「不登校生徒の低減・生徒の学力向上」について
「心に寄り添う声かけ」が教師の言動に表れてきて、本音を聞くのがうまくなってきていると思います。

全教職員の平均時間外勤務時間の減少が見られ、学習指導に力を入れることにつながってきています。

校長として具体的目標を示しながらどのように進めていくかを考える仕組みづくりも進み、また少しずつ精神的余裕が出てきたことも話をしたり、考えたりする活力を後押ししているという実感があります。


都南中学校生徒指導部部長 竹田光暢先生

 

 

 
本校がエニアグラムを本格的に取り入れ、手応えを感じていることは、『エンパシー(共感)』の 雰囲気に学校全体が包まれ、温かく、前向きに歩む気質が醸成されている点です。   

以前は、生徒(保護者)の話す「言葉」を基に対応していましたが、言葉は不完全ゆえ、実態と対応が合わないことが多々ありました。ところが、エニアグラムの活用で、言葉の真意(本音)を聴いて対応する、即ち「傾聴」、「寄り添い」ができるようになりつつあります。

これにより、「問題行動は無数で大変」、「言った・言わない」という観点から、「真意は1つで、そのSOS サインの表れ方が無数にあるだけ」という意識に変わり、その一点集中で丁寧かつニー ズに合った対応ができていると感じています。
 
  • 支援者の方々の声

帝京平成大学大学院臨床心理学研究科長 馬場洋介先生

このプロジェクトは、個人を起点としたエニアグラムの活用が、地域全体活動に広がっていく可能性を秘めています。個人視点では、教員の「対人関係力の向上」の実現により、教員・生徒間の信頼向上につながり、その結果、教員のストレス低減と生徒の問題行動低減を同時に実現できる可能性があります。組織視点では、学校と家庭との関係性向上にもつながり、結果、学校と家庭の協働作業が活性化することにより、不登校等の学校と家庭が抱える問題解決を実現できる可能性があります。地域視点では、家庭、学校等の組織を包含したコミュニティ全体の「対人関係力向上」が、地域が抱える様々な問題に対して新たな解決策を創造する可能性を秘めていることです。以上のような可能性を秘めた現在の取り組みが、将来的には地域全体を巻き込んだ活動に広がっていくことを大いに期待しています。

櫻井三樹子様

素晴らしいプロジェクトですね。先生方にエニアグラム、とてもよいと思います。

応援しています!




ともちゃん様
教職員の方々の為のコミュニケーションスキル学習は斬新かつ期待されるプログラムですが、予算確保は難しい分野です。聖職に相応しい先生方の育成で、子供達や親御さん達に夢を与えられるような教育の場のモデル校となれますように応援いたします。

田村純一様

意欲のある先生達が長時間勤務と文科省や教育委員会の無責任な監督下で疲弊しています。このプロジェクトがエニアグラムによる自己理解・他者理解で先生達を支援し、学校という職場の改善に一石を投じることを期待して止みません。


アライアンス社会保険労務士法人小山事務所様

学校の先生をエニアグラムで支え、生徒さん達をエニアグラムで育成するプランは素晴らしいです。プロジェクトを応援させて頂きます!
 
  • 今後の展望について
学校の先生たちの労働問題から、全国で休職する先生、ストレスを抱える先生、うつになられる先生もおられます。これらは労働環境や制度の問題です。それに加え先生は教職の訓練は受けますが「対人関係力向上」について学ぶ時間がほぼ無いことが、問題を深刻化させています。国際的な数値から見ても現在の国の在り方では先生たちの成長(職能開発)を支えることが出来ていないと思います。将来の子供の教育のためにも、さらにこの運動が全国に広がり、さらに行政を動かし、先生たちの幸せな職場づくり、ひいては日本の子供の教育の向上に繋がればと祈念します。
 


【クラウドファンディング】
学校の先生にも学習の機会を!教員の職能開発で不登校率低減を目指す
https://readyfor.jp/projects/for_school_project_tep



【本件に関するお問い合わせ先】
会社名:ビジネス能力開発株式会社
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-1 
HP:https://www.biz-noukai.com/
メールアドレス:info@biz-noukai.com

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

ビジネス能力開発株式会社

0フォロワー

RSS
URL
https://www.biz-noukai.com/wp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都中央区銀座 1-20-1
電話番号
03-3524-7972
代表者名
安村明史
上場
未上場
資本金
-
設立
2001年11月