積彩はミラノサローネ2023に向けて、最新コレクション「CO-BREATHING OBJECTS」を発表しました。

人の振る舞いに呼応して、共に息づく家具と空間をコンセプトに新たなコレクションを発表、2023年4月にミラノで開催されるSaloneSatelliteで展示を行います。

3Dプリンティングを専門とするデザイン事務所、株式会社積彩（本社：東京都大田区 / 代表取締役：大日方伸）は、2023年4月18日〜4月23日にイタリア・ミラノで開催される世界最大規模の家具見本市である「ミラノデザインウィーク2023」に出展します

 

展示情報

Salone del Mobile / Salone Satellite 2023 / ブース番号 C17

日時: 20234月18日〜4月23日 9.30 am - 6.30 pm 

場所: Milan Fairgrounds, Rho (Milan)

 

協賛：100BANCH

助成：クマ財団

機材協力 : 株式会社光伸プランニング

 

色彩設計と大型の3Dプリンティングに特化したデザイン事務所である積彩は、「CO-BREATHING OBJECTS」と題し、人の振る舞いに呼応して共に息づく家具と空間を提案します。

 

私たちが独自開発した”Phantasmagorical Skin” これは見る角度によって色彩が刻々と変化する、今まで体験したことのない視覚効果を与えるものです。 それはまるで、花が色づくような、蝶が空を舞うような、脈動する生命をありのまま感じるような体験をもたらします。

 

私たちのデザインを通して目指すことは、モノを「使う」から「対話する」対象へと変化させることです。 変化するモノに合わせて自分の振る舞いが変化すること。 自分の感情に合わせて自在にモノを変化させること。 相互作用的に影響する人とモノとの関係の中で、自分が心地良いと感じる色彩や居場所を見つけること。 私たちのプロダクトは、この営みを誘発する装置としてはたらきます。

 

 現在、テクノロジーの発展によって人が様々な制約から解き放たれ、原初的な欲求に立ち返り心の豊かさを求めるようになっています。 そのような社会背景の中で、デザインが担う役割は「生活を便利にする」だけではなくむしろ「生活を豊かに彩る」ことこそが中心となってくるでしょう。 「CO-BREATHING OBJECTS」はデザインの「彩る」という役割にフォーカスし、モノとの対話を通じて人の感性を刺激し、心と生活が豊かに成長していくことを目的としたコレクションです。

 

• 展示されるコレクションの一部

◆花瓶・ペンダントライト : 

Playful Color Vase -pistil- (左上)

Playful Color Lamp -daylily- (右上)

Playful Color Vase -moonflower- (右下-左側)

Playful Color Vase -bud (L)- (右下-右側)

 

◆花瓶 :

Playful Color Vase -morning glory- (左)

Playful Color Vase -moonflower- (右)
角度によって色が変化する花瓶。 お花やそのときの気分に合わせて回転させ、色と戯れるためのデザインです。
積彩の代表的な表現手法であるPLEATを用いたデザインで、異なる3色の材料を同時に用いることによって、着色では再現不可能な複雑な色彩を作り出しています。何色とも言えない色を表現するために、お花をイメージした色彩を用いて寒色と暖色の色の組み合わせと、それに相応しい形を与えました。

 

◆ペンダントライト : Playful Color Lamp -daylily-
角度によって色が変化するランプシェードたち。日毎に花を咲かせる昼顔のように、日毎にそれぞれ違う表情を作り出します。
PLEATを花瓶以外のプロダクトに適応させたデザインで、空間の雰囲気を作り出すライトに注目をして制作を行いました。3色を自由にカスタマイズして、自身の部屋にマッチしたライトの制作や、気分に合わせて見える色を変えることによって、遊び心のある空間を演出します。

 

◆スタンドライト : YU
「捉えどころがなく、ゆらゆらと揺らぐ微かな美しさ」を表す「幽(YU)」という日本語を表現したライト。角度を変えて眺めると、光が歪曲し異なる表情を見せます。
3Dプリント製造における表面の凹凸と、形状の自由度を活用して光を歪ませデザインを制作しました。材料には木材や綿花から得られるセルロースを原料としたものを用いています。これは環境に優しい材料として注目を集めています。
材料提供 : 株式会社ダイセル

 

◆イージーチェア : Moon Night Blue
金色の満月、それに照らされた深い青の夜空、風になびく稲穂。風景を表現した椅子です。
大型の3Dプリントにより、その視覚効果を最大限に高めるデザインであり、表面の細かなテクスチャは無数に光を反射し、煌びやかな印象を生み出しています。

 

◆壁面パネル : Transtone Wind -KOGARASHI-
「あなたが動き続ける限り、そこに風が吹き続ける」ことをコンセプトにした壁面パネルのデザイン。日本人は自然現象に名前を付ける名人であり、風には漁師や農家の人がつけた名が2000以上もある。この多種多様な風の違いをそれぞれ形状と色彩、変化の仕方で表現しています。

 

◆壁面パネル : Transtone Wind -AKIKAZE-

 

• お問い合わせ

ホームページ : https://sekisai.com

メールアドレス : [e-mail]

Instagram : https://www.instagram.com/sekisai.design

Twitter : https://twitter.com/sekisai_design

 

 

• 株式会社 積彩 について

3Dプリンティング専門のデザイン事務所として、2022年に設立。 コンピュテーショナルデザインを得意とし、3Dプリントの特性を活かした有機的なデザインプロダクトを設計している。 富山デザインコンペティション2020グランプリ受賞、Innovative Technologies 2022受賞など、研究開発とデザインを地続きに活動を続け、評価を得ている。