お米とサスティナビリティ、自然と循環を大切にするお米『富富富』座談会
地域・文化、環境循環、ウェルビーング、いろんな視点から社会にとっての“美味しい”を考えてみる
富山県(知事:新田 八朗)は、富山の自然の恵みで育つブランド米「富富富」の活動として、お米を通して“サスティナビリティ”について考える取り組みを展開しています。この度、地域・文化、環境循環、ウェルビーイングなど、さまざまな切り口から“美味しい”につい考える『富富富』座談会を開催しました。
その模様を収録した動画( YouTube )およびレポート記事(note)を公開します。
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■ 美味しいお米には学びがある。
富富富がサスティナビリティにこだわる理由日本の屋根・立山連峰に降りつもった雪がとけた清冽な水。急峻な川によって運ばれた肥沃な土をたたえる富山平野の大地。ふるくから富山の人が培ったてきた米づくりの技術と叡智。お米づくりに大切なものの全てがそろう富山の地で、伸びやかに育ち、新しく実ったお米が「富富富」です。
富富富がサスティナビリティにこだわるのは、“美味しいお米”の根幹には富山という地の自然の恵みがあるからです。温暖化やエネルギー問題など、社会全体として取り組まなければならない環境問題は多く存在します。
“いま”の環境を継続するためにも社会として努力が必要です。
豊かな自然があるから美味しいお米が生まれる。“美味しいお米”が続くためにいい自然環境が続いてことが必要。
「美味しい」と「自然環境」が密接に関係している食べ物がお米であり、恵まれた自然が源泉にあるからこそ富富富はサスティナビリティを大切にしています。
■ お米を通して考える“社会にとっての美味しい”とは
ライフスタイルも価値観も大きく変化する現代、お米は私たちにとってどんな存在なのか?これからの時代に求められる“美味しい”とは?富富富が大切にすべき価値観とは?地域・文化、環境循環、ウェルビーング、そしてお米と、異なる分野の専門家が一堂に介し「社会にとっての美味しいお米」について話し合いました。(2023年2月実施)
■有識者座談会『富富富から考えるお米とサスティナビリティ』
この座談会には、予防医学者で「Wellbeng(ウェルビーイング)」の分野で広く活躍する石川善樹氏、富山の文化を活かしたプロジェクトを多数手掛ける地域プロデューサーの林口砂里氏、立教大学社会学部教授で環境教育・ESDの専門家である阿部治氏、5 ツ星お米マイスターの澁谷梨絵氏と異なる分野の有識者に加え、さまざまな地域で食をテーマとした取り組み手掛けるプランナー田井中慎氏をファシリテーターに開催。
“食べて美味しいだけでなく、社会にとって美味しい”とはどんなお米だろう?“という問いについて、あらゆる角度からディスカッションを行いました。
座談会サマリー
- 米づくりがコミュニティデザインの核だった?人と自然の共生のシンボル「散居村」
- 今、身近で起きている気候変動が食糧危機に?美味しいお米が生産される環境が未来へのヒントに
- 今の私たちは日本昔話の”長者どん”の食生活?お米をいっぱい食べられる幸せな時代に生きている
- 毎日そばにいてほしいお米?そのままでも美味しくおかずを引き立ててくれるお米「富富富」とは
つづいて<お米と環境循環>について質問された阿部氏は、日本は「水の国」と言われるほど水に恵まれた国であるが、消費している水は約2割で、8割を海外に頼っていると海外依存について言及。また、私たちの生態系サービスの基盤には「森里川海」そして水の循環があり、今、起きている気候変動は大きな食糧危機。美味しいお米が生産される、受給できる環境を残すことは食糧の安全保障という観点でも重要と解説し、「お米を起点としたサステナビリティはテーマになりうるし考えていかなければならない」と語りました。
また、 <お米とウェルビーイング>について質問された石川氏は、「中国で行われたお米つくっている地域と麦をつくっている地域の比較実験を例に上げ、どういう作物を育ててきた歴史があるのか、その地域の風土や文化に影響を与えている。お米を前にすると『いただきます』という感じになるのは、生産者の顔がどこか思い浮かぶというか歴史的な差だと思う」とコメント。また、日本昔ばなしの”長者どん”の食生活を思い出してみると、私たちは幸せな時代に生きているんだと思うと語りました。
<富富富の魅力と可能性>について質問された澁谷氏は、「富富富が面白いのは、いつでもどこでも毎日いて欲しいお米という味わい。一粒一粒がしっかりと立っているんだけれども味が濃すぎないし、おかず乗せた時もご飯の味も楽しめて、おかずも引き立ててくれる。日常使いで、いつでもどこでもそばにいて欲しいってお米は実はあんまりなかった」と富富富の印象を紹介しました。
note URL: https://note.com/fufufu_toyama/n/n4a7347497e22
※座談会は2月に開催。
■ 美味しいお米が生まれる富山の自然
・立山からのゆたかで清冽な水。
富山の暮らしや農業を支えてきた豊かな水は、標高3,000m級の立山連峰の雪どけ水が水源。その雪どけ水は急峻な地形を一気にくだり、間もなく富山湾に流れ込みます。だから富山の河川の水はつねに清らかで夏場でも冷たく、稲穂をつける暑い頃の田んぼを適温にするので、富山ではしっかりと熟したおいしいお米が実るのです。
・養分をたっぷり蓄えた肥沃な大地。
立山連峰から流れる急峻な河川は、かつて氾濫を度々おこしてきました。しかし氾濫は北アルプスの湿原や森林地帯の豊富な栄養を含んだ土をもたらし、肥沃な大地に恵まれた富山平野をつくりました。さらに富山県では昔の知恵を活かした土づくりに今も力を入れており、おいしいお米の実る稲が健やかに育ちます。
冷めても美味しい
冷めてもご飯がかたくなり難いので時間がたっても粒立ちのよさやおいしさが保たれます
どんな料理や調理にも合う
あっさりとしているから、色々なおかずや米料理に合い、和洋中なんでも使いやすい。つくり手の味方です。
ふだん使いにぴったり
食味のバランスが良く、食べ飽きない、おかわりしたくなるお米。まさに、ふだん使いにぴったりの万能米です。
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