心赴くままに本と過ごす場所「書院」誕生。2023 年 12 月 15日（金）グランドオープン。

近鉄奈良駅前にある啓林堂書店奈良店2Fに誕生する「書院」では、書店内蔵書数10万冊を有し、読書に最適な空間と、読書のお供にぴったりなドリンクを提供します。

株式会社啓林堂書店

2023年12月12日 12時45分

悠久の時が流れる奈良の地で、何にもとらわれず読書を純粋に愉しめる空間。
株式会社啓林堂書店（本社：奈良県大和郡山市南郡山町527-13　代表取締役社⻑：林田幸一）は、近鉄奈良駅前に、心赴くままに本と過ごす場所「書院」を2023 年12 ⽉ 15 ⽇（金）にグランドオープンします。

■ブランドコンセプト

「書院」は「頭と心、動く。」をブランドコンセプトとして掲げました。
かつて心静かに書を読み、文を綴った場所を書院と呼んだことから、今の時代こそ必要だと考え、時間がゆったりと流れる奈良の地にひらきます。
世情に惑わされず、じっくりと本に向き合い、自然と思考を広げ、感情が鮮やかになることを大切に、そのきっかけとなるような場作りを目指します。

■背景

テクノロジーの発達とともにモノと情報が溢れ、物質的な豊かさからむしろ精神的な豊かさを大切にする価値観へと世の中が移り変わりつつあります。この変化を捉え今回新たにひらく「書院」という場は、落ち着いた環境で本を読むことそのものを心静かに愉しむ時間を提供しており、「すべてのブックライフによりそう」という理念の一端を形にしたものです。

本を読み、自分と向き合う体験を、創業以来根ざしてきた奈良の地で提供することは、これからも地域に必要とされる書店であるための大切な一歩だと考えています。これまでの書店とは異なり「書院」は本の提供だけでなく、その後の読書体験にも光を当て、本がある暮らしの豊かさを実感できるよう、後押しします。

本に囲まれ落ち着いた空間

■しつらえ
書院に配架する本はコンセプト「頭と心、動く。」に基づき、啓林堂書店スタッフの頭や心が動かされた本を中心にセレクト。人が動いた瞬間に自分を重ねることで、次の変化の緒（いとぐち）が見つかる棚作りを行います。

書院のロゴは、本と過ごす時の流れ「ブックライフ」からヒントを得て、通常の文字では見えない書き順を視認できるようなロゴタイプとしました。文字を完成された図形として捉えるのではなく、所作の時の流れ「書き順」を可視化することで、時の流れや積み重ねの大切さを表現しています。

空間デザインは、心地よい読書体験を中心に構築しました。日差しの明るい大きな窓には、書院のロゴと共鳴する縦勝ち障子を採用。空間に柔らかな光を拡散させ、人々が自己の内面に目を向け深い思考に没入するのに適した環境を作り出します。天井に設置された格子の天蓋は、落ち着いた空間を演出し、視線と姿勢を落ち着かせる効果があります。また席空間は「籠」「書」「読」「囲」の4つの異なるタイプを用意しています。「籠」は心地よいプライベート感を味わえるおこもり席、「書」は作業に適した電源席、「読」は読書に適したブース席、「囲」は複数名で共に過ごせるテーブル席です。これらのデザイン要素は、「書院」という空間が提供する魅力的な体験の基盤となっています。

4つの異なるタイプの席をご用意

【ロゴデザイン：合同会社オフィスキャンプ / 空間デザイン：ひとともり一級建築事務所】

■こだわりのドリンク（奈良ブランド）

奈良に本拠を置く株式会社路珈珈（ロクメイコーヒー）との独自コラボレーションにより、特別なコーヒーブレンド「書院ブレンド」を開発いたしました。この新しいブレンドは、読書の没入感を高めることを目指しており、香り高く深みのある味わいで、奈良の豊かな歴史と文化を思わせる一杯です。

今回、コーヒーの提供にあたり、トップクラスのバリスタ技術を忠実に再現する最先端のコーヒーマシン「TONE」を導入しました。このマシンは、バリスタの技をそのままに、奈良の歴史と書物の深さを表現する「書院ブレンド」の味わいを最大限に引き出します。ナッツのような旨味とチョコレートのような余韻を持ち、ここでしか味わえない特別な「書院ブレンド」を堪能いただきます。
読書の時間をより特別なものに変えるために、このユニークな「書院ブレンド」を心ゆくまでお楽しみください。

奈良のスペシャルティコーヒーブランド「ロクメイコーヒー」