有田焼の伝統技法を絵画に用いた唯一無二の芸術・陶彩画(とうさいが)を描く 草場一壽(くさば かずひさ) 4年ぶりとなる京都・東寺での個展開催「世界遺産 東寺 特別展示会 2023 草場一壽 陶彩画展」

会期:2023年3月1日(水)~5月7日(日)

有限会社草場一壽工房

★前回約10万人を動員!約4年ぶり、5回目となる京都の世界遺産・東寺での特別展示会
★京都初公開の新作や昨年大阪・東京で開催した陶彩画展で人気を集めた代表作品を一挙に展示
★春めく京都・東寺に合わせ、「花」をあしらった作品も公開
有限会社草場一壽工房(所在地:佐賀県武雄市、代表者:草場 一壽)は、2023年3月1日(水)から5月7日(日)までの期間、真言宗総本山 東寺境内 食堂にて「世界遺産 東寺 特別展示会 2023 草場一壽 陶彩画展」を開催いたします。

この度、有田焼の伝統技法を絵画に用いた唯一無二の芸術”陶彩画”を描く草場一壽は、約4年ぶりに真言宗総本山 東寺にて特別展示会(陶彩画展)を開く運びとなりました。世界遺産である東寺の厳かな雰囲気の中で、“いのちの輝き”を表現した草場の作品をご鑑賞いただけることが好評を博し、前回の開催では約10万人もの方にご来場いただきました。

本展示会では、作家が最も得意とする“龍”をモチーフにした最新作『はじまり』、草場一壽の神話シリーズ最後の大作『国常立命(金龍)またの名をニギハヤヒ 艮の金神』〔くにとこたちのみこと(きんりゅう)またのなをにぎはやひ うしとらのこんじん〕、昨年、大阪・東京で開催した陶彩画展にて特に人気を集めた『豊穣の女神 ラクシュミー』を京都で初披露目します。加えて、春めく京都・東寺に合わせ、代表作『龍華』をはじめ「花」をモチーフとした作品も展示。会場となる「食堂」外には、草場一壽の代表作をあしらったフォトスポットが登場するなど、草場の作品の世界観を様々な形でお楽しみいただける構成となっております。

作家の永遠のテーマは “いのちの輝き”。
草場が描く「いのち」とは、生きとし生けるものの命そのものや、その繋がり、存在することの喜びであり、「本当の豊かさ」を見つめ直す問いかけでもあります。そんな“いのちの輝き”を表現した、艶感と立体感をもち、眩い輝きを放つ陶彩画を 原画約50点、複製画も含めて約100点を展示し、心が揺れ動く陶彩画の新たな魅力を発見する機会をご提供いたします。
 
  • 作家・草場一壽コメント                      
今年の東寺は、真言宗立教開宗1200年の節目にあたる年となります。そんな記念すべき年に、4年ぶり5回目となる陶彩画展を開催させていただくこととなりました。心より感謝申し上げます。
東寺とのご縁は、拙著の絵本「いのちのまつり~ヌチヌグスージ」(サンマーク出版)から始まりました。弘法大師は有限のいのちが無限のいのち(宇宙)につながる方法論を編み出されたのですが、恐縮ながら、それが「いのちのまつり」のテーマでもあります。また、大師は若い頃の悟りの体験について「明星来影す(全身に光を受けた)」と記されていますが、陶彩画は光の芸術とも言えるものです。大師に自分をなぞらえるつもりはありませんが、「輝き」には自らのパワーを全開させる力が宿っているのだと思います。
いまは、いのちの尊さ=“いのち”をどれだけ広くとらえ、どれほど深く掘り下げることができるかが問われている時代のように思います。それを大きなARTの役割のひとつとして心に刻みたいと思います。東寺、大師の歴史には足元にも及びませんが、おかげさまで私も今年で35周年を迎えます。私の作品を見てくださる方が、かけがえのない“いのち”に気づいてくだされば幸いです。












 
  • 開催概要
展示会名:「世界遺産 東寺 特別展示会 2023 草場一壽 陶彩画展」
会期      :2023年3月1日(水)~5月7日(日) ※会期中無休
会場      :真言宗総本山 東寺境内 食堂(じきどう) 〒601-8473 京都市南区九条町1番
開館時間:8:30~16:00
入場料   :無料
URL      :https://kusaba-kazuhisa.com/post-event/7672/
 
  •  陶彩画について                     
有田焼の故郷・佐賀に生まれた草場が「いのちの輝き」を表現するために、着想以来苦節30年、たゆまぬ研究と試行錯誤の末に実現した焼き物の絵画。絵付けと窯入を十回以上繰り返す”陶彩画”は、唯一無二の芸術作品です。
他の焼き物や絵画にはない立体感と艶感を持つ陶彩画は、主に “龍” “神話” “菩薩”などをモチーフに、奇跡の輝きを持つ絵画と呼ばれています。
《陶彩画ができるまで:制作工程イメージ

 
  • 本陶彩画展の見どころ・作品に込めた願い 
POINT1:4年ぶりとなる京都・東寺にて陶彩画の集大成といえる作品を一挙展示
龍をはじめ神仏や花などをモチーフに陶彩画を制作し続けてきた作家・草場一壽は、昨年末には自身最後の神話シリーズ完結作品として『国常立命(金龍)またの名をニギハヤヒ 艮の金神』発表しました。
制作活動当初より「いのち」をテーマに活動する草場は、神話シリーズの終わりと共に「弥勒の世の始まり」が訪れたと語ります。
今年初となる陶彩画展を世界遺産東寺にとって節目の年に開催するにあたり、陶彩画作品の集大成として技巧を駆使した『弥勒菩薩』をはじめ、代表作である龍作品ほか最新作など一挙公開いたします。

◆佐賀ギャラリー以外での公開は非常に稀な陶彩画“最大級”の大きさを誇る『弥勒菩薩』

作品名:『弥勒菩薩』
サイズ:1,200mm×900mm
約4年ぶりとなる東寺での陶彩画展にて、佐賀ギャラリー以外にはめったに展示することのない草場一壽工房所蔵の作品の中でも特に大きな作品の『弥勒菩薩』を展示いたします。もともと、草場に「仏教の世界を描こう」という意図はなく、美しいものを求めたところに降りてきたモチーフが、如来や観音、そして菩薩です。その中でも、特に草場の真骨頂とも言える陶彩画ならではの美しい色合いを持つ『弥勒菩薩』。古拙の微笑みといわれる口元、半眼のまなざし。導くような指先・・・極限の優しさとでもいう内面=慈悲の姿の美しさが陶彩画に映し出されています。原画の前でじっくりとこの作品からあふれ出る「慈愛の美しさ」をご堪能いただきたいです。

POINT2:春めく東寺に合う、花のあしらいが美しい作品を展示
東寺は、瓢箪池横の梅林をはじめ、3月18日(土)からは「夜桜ライトアップ 金堂・講堂夜間特別拝観」が行われるなど、春の訪れを楽しむことができます。本陶彩画展でも、うっとりするような春を感じる作品を展示予定。
“桜”をあしらった作品『コノハナサクヤヒメ』や“桃の花”を背景にした作品『桃華の姫イワナガヒメ』、そして陶彩画を確立して35周年を迎える作家・草場一壽の名前を語るうえでは外せない『龍華』など、東寺の柔らかな春と一緒にご体験ください。
※夜桜ライトアップ 金堂・講堂夜間特別拝観:2023年3月18日(土)~04月16日(日)<18:00~21:30> ※予定

◆ “桜”が描かれた、細部まで美しさが宿る作品『コノハナサクヤヒメ』

作品名:『コノハナサクヤヒメ』
サイズ:785 mm × 785 mm
美の象徴=コノハナサクヤヒメ、醜の象徴=イワナガヒメという姉妹の神様を描いた作品で、水辺に佇んでいるのがコノハナサクヤヒメ、水面に映っている、もう一柱の神様がイワナガヒメです。
「いのち」は"美しい"と"醜い"という2択の価値観で判断できるものなのか…美だけがいのちと捉えたとき、醜いはいのちではなくなるのかという疑問が生まれます。SNS上などで人を傷つける言葉が簡単に飛び交っているこの時代、改めていのちについて見つめなおしてもらいたいという願いを込めて制作されています。
語源が”コノハナサクヤヒメ”という説もある桜と美しい富士が描かれるこの作品は、細部までの美しさのこだわりを垣間見え、陶彩画の焼き物としての匠の技を感じとることができます。

◆儚さに華やかさを添えた可愛らしい“桃の花”の作品『桃華の姫イワナガヒメ』

作品名:『桃華の姫イワナガヒメ』
サイズ:729 mm × 532 mm
コノハナサクヤヒメの姉妹であるイワナガヒメを題材にした『桃華の姫イワナガヒメ』。
桃は古代より中国や日本において、「桃信仰」と言えるようなものがあり、いのち=再生をテーマにしています。イワナガヒメも同じく「いのち」と捉えて描きました。美の象徴であるコノハナサクヤヒメは、木の花のような一代の栄華で、見える世界の(有限の)いのち(カタチ)の象徴です。一方でイワナガヒメはいのち「そのもの」であって、循環・再生という永遠のいのち(大生命)の象徴です。いのちは平たく、いのちに美醜はありません。高低もなければ上下もなく、是非もなければ善悪もないことが、可愛らしくも神秘的な桃の花と、儚いイワナガヒメの表情からなる本作品に込められています。

◆龍の背景に花開く蓮『龍華』

作品名:『龍華』
サイズ:800mm×800mm
幾重にも広がる花弁が誇らかに麗しい大輪の蓮の花と、宝物殿の守り人のように大切に抱きこむ龍を描いた作品。『龍華』における龍は、草場の他の作品の龍に比べて優しく穏やかな面立ちをしています。くるりと花托を抱きこみ、鋭い爪が蓮を傷つけないようにか、踏みしめるのではなくそっと横たわるその姿に、母性を感じさせると仰る方もいらっしゃいます。ただし、草場としては、とりたてて母なる龍を描いたというわけではなく、守り育む存在として龍を描きたかったのだと言います。柔らかな胸に幼子を抱く母性、敵から子供を守る父性、そのどちらも兼ね備え、子供の成長を導き喜ぶ存在、かつて親から与えられた庇護を子供にも与えようとする優しい存在として、蓮という「いのち」の中に龍を置いたのです。
美しさに対して純粋に感動するとき、私たちはごく自然に自分の生に感謝し、「いのち」を大事にしたいと感じます。作品を通して、美しいと感じる心、感動を呼び醒まし、ひいては生きる喜びを取り戻してほしいと願っています。

POINT3:2022年末に発表したばかりの新作を展示
2022年12月に開催の「草場一壽 陶彩画新作展 東京」で発表した最新作『はじまり』と『国常立命(金龍)またの名をニギハヤヒ 艮の金神』の他、同年11月に開催の「草場一壽 陶彩画新作展 大阪」で発表し東京展でも大きな人気を博した『豊穣の女神 ラクシュミー』を京都の地で初めてお披露目します。

◆龍の最新作『はじまり』

作品名:『はじまり』
サイズ:1200mm×600mm
今、陶彩画の中でもっとも注目を浴びている、龍の最新作『はじまり』。
草場一壽が研鑽を重ね生んだ深淵の青色は、精神の色を映し出しています。
水面を心の膜とし、そこから飛び出して高い精神世界へ行く様は、この作品ならではの気迫があります。
多くの人が今よりさらに精神性を上ることで、他者へ想いやる気持ちが広まり、より良い社会になれば…という願いが込められています。深く閉ざされた精神世界を突き抜け、大調和の世界へと導く龍を描いた作品は必見です。

◆神話シリーズ最後の作品となる、新作『国常立命(金龍)またの名をニギハヤヒ 艮の金神』

作品名:『国常立命(金龍)またの名をニギハヤヒ 艮の金神』〔くにとこたちのみこと(きんりゅう)またのなをにぎはやひ うしとらのこんじん〕
サイズ:530mm×900mm
龍作品とともに制作を続けてきた日本神話シリーズ。本作は、草場の神話シリーズを締めくくる作品です。
国常立命(クニトコタチノミコト)は、天地開闢の際に出現した最初の神々のうちの一柱です。一般的に国常立命は、歴史の中から消され、長らく祟り神とされてきた古い神とされています。この作品に作家が込めた想いは“和解“。これまでの不都合なものを封印することで綺麗なストーリーを形作っていた過去をしめくくり、新しい未来への「物語」を紡いでいくための自分や他者との“和解“。自分自身が囚われていた思い込みをリセットする=封印を解き和解をすれば、忘れていた美しいものと再び出逢い、新しい生き方が始まります。そんな想いが込められた、草場の陶彩画神話シリーズの終幕、薄闇の中に光を帯びて浮かび上がる雄々しい国常立命をご覧いただけます。

◆インドの女神「ラクシュミー」

作品名:『豊穣の女神 ラクシュミー』
サイズ:800mm×650mm
美・富・豊穣、そして幸運を司るインドの女神を描いた作品『豊穣の女神 ラクシュミー』。インドでは豊かさをもたらす神として金銀財宝が散りばめられた構図が多く用いられますが、作家は敢えて「金銀財宝」に代わり「種子」が溢れる様を描きました。
豊かさの本質とは何か。ほんの一粒のタネでも、多くの実りを生み出し、明日へ繋いでくことこそが、どの時代においても盤石な豊かさの象徴ではないか…。タネを蒔くことは希望を蒔くこと、即物的な「富」の希求に慣れすぎた現在の私たちに、何より必要な姿ではないか…。そんな問いかけを持つこの作品は、日印国交70周年を慶び、「いのち」に満ちたインド・豊かな文化の故郷への憧憬と感謝を込めて制作されています。

POINT4:東寺というロケーションを活かした“鑑賞体験”をご用意
◆会場となる食堂の外にはフォトスポットも設置
通常は撮影不可の展示作品と一緒に撮影できるスポットをご用意。世界遺産東寺の中で2mを超えるカラフルな作品を背景に写真を撮れるのはこの期間だけ。
どこにもない体験と思い出を是非この機会に!

 【設置場所】堂入り口周辺 4か所

◆世界遺産東寺だけ!読経を聞きながらの陶彩画鑑賞
展示会の会場となる東寺・食堂は、法要の時間になるとお堂の中に読経が響きます。見る角度や展示場所により色々な印象を与える陶彩画の観賞は、僧による読経の荘厳な雰囲気の中、また新たな観賞体験になること間違いなし。
 
  •  草場一壽 プロフィール
<草場一壽 Kazuhisa Kusaba (陶彩画家 絵本作家 空間プロデューサー 映画監督)>

​1960年佐賀県生まれ。1990年、これまでの有田焼の常識では考えられない色彩の表現に成功。絵付けと窒入を十回以上繰返して色彩を表現する陶彩画の技法を確立する。同年、佐賀県武雄市山内町に「工房」を開き、陶彩画の創作活動を始める。陶彩画制作の傍ら、保育園での絵画教室の経験をともに2004年に制作した絵本「いのちのまつり」を出版。絵本としては異例の売り上げを記録し、シリーズで5冊上梓。小学校道徳の教科書に採用される。日本映画界においても陶彩画を美術協力として提供。佐賀県武雄市に自身のギャラリーを持つ他、毎年全国数か所にて陶彩画展(個展)を開催している。
 

  •  有限会社草場一壽工房について

会社名: 有限会社草場一壽工房
所在地: 〒849-2302 佐賀県武雄市山内町鳥海10088-2
代表者: 草場 一壽
設立 : 2003年1月
URL : https://kusaba-kazuhisa.com/
 

  • 参考情報:会期中「東寺」で開催の催事紹介
①    夜桜ライトアップ 金堂・講堂夜間特別拝観
期間:2023年3月18日(土)~4月16日(日)※予定
時間:18:00~21:30(受付は21:00まで)
料金:大人1,000円/中学生以下500円 ※団体割引、共通券はありません。
東寺境内には、染井吉野や枝垂桜など約200本の桜が植えられており、京都有数の“桜の名所”でもあります。
高さ約54.8メートルを誇る国宝・五重塔をバックにライトアップされる「不二桜」は壮観の一言です。

②    春期特別公開
期間:2023年3月20日(月)~5月25日(木)
時間:9:00~17:00
料金(大人個人):
金堂・講堂500円/宝物館500円/観智院500円/共通券1,000円
※その他料金詳細については、https://toji.or.jp/admission/参照

③    春期特別公開(五重塔初層特別公開)
期間:2023年3月20日(月)~5月25日(木)
時間:9:00~17:00
料金(大人個人):
金堂・講堂800円/宝物館500円/観智院500円/共通券1,300円
※その他料金詳細については、https://toji.or.jp/admission/参照

④    お砂踏み
期間:毎月21日 【会期中は3月21日(火・祝)/4月21日(金)】
時間:9:00~15:00
料金:無料
食堂の周囲に四国八十八カ所の本尊が描かれた掛軸を掛け、各札所の軸の前に置かれた“お砂”を踏むことで、
実際にお遍路したのと同じご利益があると言われています。

⑤    弘法市
期間:毎月21日 【会期中は3月21日(火・祝)/4月21日(金)】
時間:8:30~17:30
料金:入場無料
弘法大師の月命日にあたる毎月21日に東寺境内で行われる骨董市。
出店は、骨董・古着・古道具から食材・食品など多岐にわたり1000店以上が出店し、境内は大いに賑わいます。

 

2023年10月9日(月)~31日(火)まで東寺では「真言宗立教開宗1200年記念」の特別展を予定しています。その他、東寺にて開催の催事や拝観に関する詳細はHPをご覧ください。
真言宗総本山 東寺〔教王護国寺〕の公式サイト:https://toji.or.jp/

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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
佐賀県武雄市山内大字鳥海10088番地2
電話番号
0954-45-3450
代表者名
草場一寿
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2003年01月