伝統ある東京のものづくりの一角を為す袋物製造業界の活性化に向けて、東日本バッグ工業組合がデジタルブランディングプロジェクトを推進
業界全体のブランディング化とデジタル技術を用いた情報発信力の強化
東京都を中心に東日本エリア138社の袋物製造事業者が加盟する東日本バッグ工業組合(事務所:台東区柳橋、理事長:松村由美)では、2021年度より東京都中小企業団体中央会の支援を得て、伝統ある東京のものづくりの一角を為す業界全体の活性化に取り組んでおります。
そして、本年度は、当組合が、東京都中小企業団体中央会の令和4年度中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」※の対象事業に選定され、東日本バッグ工業組合と株式会社博報堂のコンソーシアムが中心となって組成したチームが「東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクト」を推進する運びとなりました。
<プロジェクトの背景と課題>
本プロジェクトの背景には、数年前から袋物製造業界の業績が伸び悩み、事業者の廃業に歯止めがかからず、業界全体の底上げを図ることが急務となりました。
江戸から続く袋物産業は明治以降の急速な近代化、戦後の高度経済成長、バブル期にはライセンス商品の取り扱いの急増などによって一時は潤いました。その後、職人の高齢化と後継者不足により企画・販売力の低下、バッグ専門店や百貨店の売り場の減少、さらに新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちをかけ、袋物製造業界は大きな打撃を受けました。
本プロジェクトではこうした背景と現状を踏まえて、「業界全体のブランディング化」と「デジタル技術を用いた情報発信力の強化」の2つの柱で取り組んでおります。
【業界全体のブランディング化】
組合員の高い技術力や、高品質な袋物製品の製造・販売を行っている東京という地を強くアピールすべく、外国産とは一線を画する高品質なバッグのブランディング強化策として、ブランドネームを「BAG MAKERS TOKYO」に決定し、以下の施策を展開します。
<展開施策>
◆ブランドロゴの開発
◆コンセプトムービーの制作
◆コンセプトブックの制作
【デジタル技術を用いた情報発信力の強化】
組合による情報発信チャネルとしての公式HPなどの仕様をはじめ、発信コンテンツにいたるまで、昨今のデジタル技術の進展に比して改善すべき課題が散見され、前述のブランディング化を進める上でもデジタル領域の情報発信力の強化が必須であると考え、以下の施策を展開します。
<展開施策>
◆ブランドサイトの開設
◆組合サイトのリニューアル
◆SNSの活用
プロジェクトの集大成として、次世代に繋ぐ展覧会「TOKYO嚢物展」【2023年1月27日(金)・28日(土)@銀座伊東屋B1 Inspiration Hall】を開催いたします。
当展覧会では、袋物製造業界のルーツをみつめ、現代の感覚で袋物を捉えなおし、江戸期の袋物と、それらにインスパイアされた寺内ユミ氏(クリエイティブディレクター・デザイナー)がデザインし、技術力の高い職人たちが作り上げた袋物とを対比します。
※東京都中小企業団体中央会の令和4年度中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」とは
この事業は、各業界における中小企業組合等や中小企業グループが団結して取り組む業界の活性化に向けた取り組みに対し、東京都が人的・財政的支援をすることで、業界等の発展を図るとともに、組合員企業やグループ傘下の企業経営力の向上を図っていく事業です。また、ポストコロナを見据えて、デジタル技術等を活用した新たな手法による団体等の業界活性化の取組を選定し、実施に向けて包括的に支援する特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」として実施されています。
◎東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクト 具体的な施策
【業界全体のブランディング化】
◆ブランドネーム
江戸から明治、そして現在まで。東京のバッグ・革小物づくりは、
時の人々の暮らしと共に、変わり続けてきました。
その変化の中で職人たちが守り抜いてきたもの、
それはものづくりへの妥協なきこだわりと高度な技の力で、
人々が手にした時に感じるときめきを届けることです。
私たち東日本バッグ工業組合は、 東京のバッグ作りの伝統を守り続けてきたものづくり企業の集まりです。
今、その代表企業が新たな志を持ち「BAG MAKERS TOKYO」という
名のもとで動き始めました。新しい担い手を育て、
東京がバッグと革小物の産地として未来に続いていくために。
そして、世界の人々へ、私たちが創るものを発信していくために。
今日まで、私たちが守り抜いてきた伝統と技術を信じて、
東京という都市が持つ感性を活かしながら、
バッグ・革小物の可能性を切り拓いていきます。
時を超えるものづくりのために、
そして今日をときめかせていくために。
関わるすべての人と企業が、
伝統を受け継いだ「MAKER」であることの誇りを持って。
◆ブランドロゴ
VI・ロゴに用いたのは、【隅付き括弧】。隅付き括弧は日本でのみ使われている括弧で、語句をより強調して伝えたい場合に用いられる。また、使用にあたり語句を「中に入れる」ことを前提としている点で、同じく物を中に入れて使われるバッグの表現に適していると考えた。今後の展開は、展覧会やイベントなどにおいて、隅付き括弧でタイトルを囲うなど柔軟な展開・運用を想定している。
◆コンセプトムービー
映像をYouTube等の動画プラットフォームで公開することで、広く拡散され、国内外の人に日本のバッグ・小物づくりを知ってもらうことが狙い。
国内のみならず幅広い国の方に見ていただくことを想定し、文字情報は最小限に抑える。
ウェブサイトやSNSに掲載し展覧会で上映するなど、幅広い場面でプロモーションツールとして活用する。
【仕様(仮)】
時間:約3分
公開プラットフォーム:YouTube、Vimeo 等
公開予定:2023年1月
◆コンセプトブック
デジタルだけでなく、高級感のある装いの冊子を作ることにより、ブランディングイメージをアナログ的な側面からも訴求を図る。
構成は工房周辺の下町の風景にはじまり、工房内部や素材、職人の手元と徐々にクローズアップしていくストーリー仕立て。革製品ができる工程を、奥行きのある世界観で表現する。中島光行氏(写真家)による空気感のある写真で職人の仕事の精度の高さ・丁寧さを伝える。
【仕様(仮)】
サイズ:B5 横型
ページ数:本文 64 ページ + 表紙 4 ページ
用紙:本文 テイク GA 110㎏、表紙 黒気泡紙 215.5㎏
印刷:本文 4/4、表紙 1(白、シルクスクリーン)/0
綴じ:無線綴
完成予定:2023年1月
【デジタル技術を用いた情報発信力の強化】
◆ブランドサイト
東京で製造されるバッグ・小物のクオリティの高さや、その歴史を伝えられるサイトとする。
ビジュアルやテキストで訴求するには、その魅力をしっかり反映したクオリティの高い写真や動画、文章などで構成。
・公開予定日:2022年12月8日(ティザー)
・URL:https://www.bagmakers.tokyo/
◆組合サイトのリニューアル
また、組合サイト内で、個別加盟事業者の基本情報を充実させ、新規顧客への問合せにも対応し、ものづくりのパートナーとして加盟事業者の紹介・マッチングを行う、加盟事業者検索システムを構築する。
・公開予定:2022年12月
◆SNSの活用
SNS(インスタグラム、Facebook) を活用。公式アカウントを開設し、プロジェクトの進⾏状況や告知内容を発信。
・稼働予定:2022年12月9日以降
【「TOKYO嚢物展」開催概要】
■日時:2023年1月27日(金)・28日(土)10:30〜18:00
■会場:銀座伊東屋 B1 Inspiration Hall(東京都銀座2丁目7-15)
■展覧会タイトル・キャッチコピー・趣旨:
BAG MAKERS TOKYO PRESENTATION
【TOKYO嚢物展】
嚢物は、時を超える。今日をときめかせる。
東京のバッグ、革小物づくりのルーツである江戸末期の嚢 (袋) 物。
その一つひとつが江戸の暮らしと、職人たちの優れた技を伝えてくれます。
【TOKYO 嚢物展】は大切に保存されてきた貴重なアーカイブ展示と、
江戸の嚢物にインスパイアされたクリエイターの作品を並列展示した展覧会です。
クリエイターの感性を精緻な技術で仕上げたのは【BAG MAKERS TOKYO】。
伝統を守り新しい革新に挑む、東日本バッグ工業組合のプロジェクトです。
嚢物がつなげる江戸と現代、時を超えて出会ったバッグの世界を感じてください。
※この展覧会の模様を3Dカメラで撮影し、デジタルアーカイブ化されてオンラインミュージアムに収蔵される予定です。
■展覧会テーマ:
【嚢と月】
江戸の人々が持つ装身具を嚢物という。
煙草入れ、巾着袋、入れるものに合わせて作られた自由な形。
機能だけではない。手にする姿が粋か、否か。
その想いに職人たちのものづくりの技が応えてきた。
月・Tsuki。
姿を変えて私たちの日々に愉しみをくれる。
十五夜、月見酒、その満ち欠けを愛でる気持ちは江戸の風情。
今日も季節を愉しむ気持ちを私たちにくれる。
嚢が月と出会った。
江戸の嚢物に込められた職人たちの技と
新しいクリエイティビティが出会った。
姿を変える月のように、未来へしなやかな可能性を
感じさせるBagが生まれた。
■起用デザイナー:
寺内ユミ
Terauchi Design Office Co., Ltd.代表
クリエイティブディレクター・デザイナー
【東日本バッグ工業組合 団体概要】
団体名:東日本バッグ工業組合(https://ejb.or.jp)
住 所:東京都台東区柳橋2-16-14 バッグ会館2階
理事長:松村由美
概 要:明治33年(1900年)に設立された東京嚢物製造業組合にルーツを持ち、昭和50年に東日本袋物工業組合として法人格を取得。
平成17年に東日本ハンドバッグ工業組合に名称変更を経て、令和3年6月に現在の名称である東日本バッグ工業組合に名称変更を行った。
東日本エリアの袋物製造業者にて構成されており、加盟企業は現在138社。
国・東京都・台東区・墨田区と連携・補助を受けながら各種展覧会への出展、催事などのイベント関連事業のほか、皮革再計量、特許・意匠に関する情報の提供、デメリットカード・シールの無償配布、割引給油カードの取り扱い等の経営にかかわる情報・サービス等の提供を実施。
また、機関誌の発行や支部会の実施(新型コロナウイルスの影響で休止中)、名簿の作成等、業界内の親睦を深める各種事業を展開している。
【東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクト 主要メンバープロフィール】
◆東日本バッグ工業組合 理事長 松村 由美(まつむら よしみ)
【有限会社清川商店 代表取締役】(東京都墨田区)
福岡県出身。
大手運輸会社営業職を経て1989年にバッグメーカー有限会社 清川商店(1960年創業)に入社。2006年、42才で代表取締役に就任すると同時に、若手職人を起用したオリジナルブランド「azzuni」(アッズーニ)を立ち上げる。
2020年に東日本バッグ工業組合理事長に就任。現在2期3年目。
組合主導による催事企画・展覧会の実施等、新たな取り組みを積極的に行い、業界の活性化に尽力。
2021年より業界全体のボトムアップを図るべく、本ブランディングプロジェクトに着手。
◆東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクトプロデューサー 中尾 光孝(なかお みつたか)
【株式会社エコノシスデザイン 代表取締役】
2002 年、エコノシスデザインを創業。アートディレクターとして、企業ブランディング、ウェブ制作、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、VI 計画、サイン計画など幅広く活動。デザインを問題解決のツールとして捉え、クライアントが抱える問題の本質を追求し、顧客のニーズに合わせた提案を行う。
一部上場企業や官公庁から個人商店まで企業規模を問わず、全国の多種多様な業種の案件を担当。
2021 年度、東京都中小企業団体中央会のコーディネーター派遣により東日本バック工業組合のブランディングをプロデューサーとして担当。
◆東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクト展覧会ディレクター 新谷 誠(あらや まこと)
【JOGO株式会社 代表取締役】
ファッションをはじめとするブランディングの企画プロデュース会社JOGO(株)の代表取締役企画ディレクター。
伊藤忠ファッションシステム(株)で企画プロデューサーとして活躍し2016年に独立し同社を設立。
主な仕事として、「Jクオリティ」のブランディングに関する業務(2016年~2021年)、東京都の「TOKYO FASHION AWARD」の受賞者選定からパリでのショールーム実施までの運営コーディネイト業務(2017年~2018年)、「TOKYO KNIT」の商品開発のコンサル、コラボデザイナーの起用、展示会出展(2019年度はPITTI uomo展と東京凱旋展、2020年度〜2022年度は総合展示会)の企画構成、運営管理まで全体の企画コーディネイトを担当。
【本件に関する一般からのお問合せ先】
東日本バッグ工業組合 TEL:03-3851-5278
<プロジェクトの背景と課題>
本プロジェクトの背景には、数年前から袋物製造業界の業績が伸び悩み、事業者の廃業に歯止めがかからず、業界全体の底上げを図ることが急務となりました。
江戸から続く袋物産業は明治以降の急速な近代化、戦後の高度経済成長、バブル期にはライセンス商品の取り扱いの急増などによって一時は潤いました。その後、職人の高齢化と後継者不足により企画・販売力の低下、バッグ専門店や百貨店の売り場の減少、さらに新型コロナウイルス感染拡大が追い打ちをかけ、袋物製造業界は大きな打撃を受けました。
本プロジェクトではこうした背景と現状を踏まえて、「業界全体のブランディング化」と「デジタル技術を用いた情報発信力の強化」の2つの柱で取り組んでおります。
【業界全体のブランディング化】
組合員の高い技術力や、高品質な袋物製品の製造・販売を行っている東京という地を強くアピールすべく、外国産とは一線を画する高品質なバッグのブランディング強化策として、ブランドネームを「BAG MAKERS TOKYO」に決定し、以下の施策を展開します。
<展開施策>
◆ブランドロゴの開発
◆コンセプトムービーの制作
◆コンセプトブックの制作
【デジタル技術を用いた情報発信力の強化】
組合による情報発信チャネルとしての公式HPなどの仕様をはじめ、発信コンテンツにいたるまで、昨今のデジタル技術の進展に比して改善すべき課題が散見され、前述のブランディング化を進める上でもデジタル領域の情報発信力の強化が必須であると考え、以下の施策を展開します。
<展開施策>
◆ブランドサイトの開設
◆組合サイトのリニューアル
◆SNSの活用
プロジェクトの集大成として、次世代に繋ぐ展覧会「TOKYO嚢物展」【2023年1月27日(金)・28日(土)@銀座伊東屋B1 Inspiration Hall】を開催いたします。
当展覧会では、袋物製造業界のルーツをみつめ、現代の感覚で袋物を捉えなおし、江戸期の袋物と、それらにインスパイアされた寺内ユミ氏(クリエイティブディレクター・デザイナー)がデザインし、技術力の高い職人たちが作り上げた袋物とを対比します。
※東京都中小企業団体中央会の令和4年度中小企業新戦略支援事業(団体向け)に係る特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」とは
この事業は、各業界における中小企業組合等や中小企業グループが団結して取り組む業界の活性化に向けた取り組みに対し、東京都が人的・財政的支援をすることで、業界等の発展を図るとともに、組合員企業やグループ傘下の企業経営力の向上を図っていく事業です。また、ポストコロナを見据えて、デジタル技術等を活用した新たな手法による団体等の業界活性化の取組を選定し、実施に向けて包括的に支援する特別支援「デジタル技術活用による業界活性化プロジェクト」として実施されています。
◎東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクト 具体的な施策
【業界全体のブランディング化】
◆ブランドネーム
江戸から明治、そして現在まで。東京のバッグ・革小物づくりは、
時の人々の暮らしと共に、変わり続けてきました。
その変化の中で職人たちが守り抜いてきたもの、
それはものづくりへの妥協なきこだわりと高度な技の力で、
人々が手にした時に感じるときめきを届けることです。
私たち東日本バッグ工業組合は、 東京のバッグ作りの伝統を守り続けてきたものづくり企業の集まりです。
今、その代表企業が新たな志を持ち「BAG MAKERS TOKYO」という
名のもとで動き始めました。新しい担い手を育て、
東京がバッグと革小物の産地として未来に続いていくために。
そして、世界の人々へ、私たちが創るものを発信していくために。
今日まで、私たちが守り抜いてきた伝統と技術を信じて、
東京という都市が持つ感性を活かしながら、
バッグ・革小物の可能性を切り拓いていきます。
時を超えるものづくりのために、
そして今日をときめかせていくために。
関わるすべての人と企業が、
伝統を受け継いだ「MAKER」であることの誇りを持って。
◆ブランドロゴ
BAG MAKERS TOKYOの主役はバッグではなく、バッグづくりに携わる人たち。普段作り手は表舞台には出ないため、その高い技術や誇りは見過ごされがち。そこで、組合の人々や、東京のバッグづくりへの想い、その背景にスポットライトが当たることを目標にキービジュアルを考案した。
VI・ロゴに用いたのは、【隅付き括弧】。隅付き括弧は日本でのみ使われている括弧で、語句をより強調して伝えたい場合に用いられる。また、使用にあたり語句を「中に入れる」ことを前提としている点で、同じく物を中に入れて使われるバッグの表現に適していると考えた。今後の展開は、展覧会やイベントなどにおいて、隅付き括弧でタイトルを囲うなど柔軟な展開・運用を想定している。
◆コンセプトムービー
職人の確かな技術力を手元に寄った構図で捉え、工場や台東区・墨田区の街並みと対比させ、東日本バッグ工業組合の独自性を表現。
映像をYouTube等の動画プラットフォームで公開することで、広く拡散され、国内外の人に日本のバッグ・小物づくりを知ってもらうことが狙い。
国内のみならず幅広い国の方に見ていただくことを想定し、文字情報は最小限に抑える。
ウェブサイトやSNSに掲載し展覧会で上映するなど、幅広い場面でプロモーションツールとして活用する。
【仕様(仮)】
時間:約3分
公開プラットフォーム:YouTube、Vimeo 等
公開予定:2023年1月
◆コンセプトブック
日本の革製品づくりの魅力を知っていただくきっかけとなるツール。ウェブ上で閲覧できるデジタルブックとともに紙媒体冊子も作成する。
デジタルだけでなく、高級感のある装いの冊子を作ることにより、ブランディングイメージをアナログ的な側面からも訴求を図る。
構成は工房周辺の下町の風景にはじまり、工房内部や素材、職人の手元と徐々にクローズアップしていくストーリー仕立て。革製品ができる工程を、奥行きのある世界観で表現する。中島光行氏(写真家)による空気感のある写真で職人の仕事の精度の高さ・丁寧さを伝える。
【仕様(仮)】
サイズ:B5 横型
ページ数:本文 64 ページ + 表紙 4 ページ
用紙:本文 テイク GA 110㎏、表紙 黒気泡紙 215.5㎏
印刷:本文 4/4、表紙 1(白、シルクスクリーン)/0
綴じ:無線綴
完成予定:2023年1月
【デジタル技術を用いた情報発信力の強化】
◆ブランドサイト
ブランドのイメージを、一般消費者に伝えるためのブランドサイトを制作。サイトには東京のバッグ・小物づくりが伝わるコンテンツ、ビジュアル(写真及びムービー)を掲載。
東京で製造されるバッグ・小物のクオリティの高さや、その歴史を伝えられるサイトとする。
ビジュアルやテキストで訴求するには、その魅力をしっかり反映したクオリティの高い写真や動画、文章などで構成。
・公開予定日:2022年12月8日(ティザー)
・URL:https://www.bagmakers.tokyo/
◆組合サイトのリニューアル
組合の公式ウェブサイト(http://www.fukuromono.net/higashinihon/)は 2005 年に制作されたもので、ユーザー(アパレルやメーカー〈BtoB〉、一般消費者〈BtoC〉)が必要な情報にアクセスできるようにウェブサイト全体をリニューアルする。
また、組合サイト内で、個別加盟事業者の基本情報を充実させ、新規顧客への問合せにも対応し、ものづくりのパートナーとして加盟事業者の紹介・マッチングを行う、加盟事業者検索システムを構築する。
・公開予定:2022年12月
◆SNSの活用
SNS(インスタグラム、Facebook) を活用。公式アカウントを開設し、プロジェクトの進⾏状況や告知内容を発信。
・稼働予定:2022年12月9日以降
【「TOKYO嚢物展」開催概要】
■日時:2023年1月27日(金)・28日(土)10:30〜18:00
■会場:銀座伊東屋 B1 Inspiration Hall(東京都銀座2丁目7-15)
■展覧会タイトル・キャッチコピー・趣旨:
BAG MAKERS TOKYO PRESENTATION
【TOKYO嚢物展】
嚢物は、時を超える。今日をときめかせる。
東京のバッグ、革小物づくりのルーツである江戸末期の嚢 (袋) 物。
その一つひとつが江戸の暮らしと、職人たちの優れた技を伝えてくれます。
【TOKYO 嚢物展】は大切に保存されてきた貴重なアーカイブ展示と、
江戸の嚢物にインスパイアされたクリエイターの作品を並列展示した展覧会です。
クリエイターの感性を精緻な技術で仕上げたのは【BAG MAKERS TOKYO】。
伝統を守り新しい革新に挑む、東日本バッグ工業組合のプロジェクトです。
嚢物がつなげる江戸と現代、時を超えて出会ったバッグの世界を感じてください。
※この展覧会の模様を3Dカメラで撮影し、デジタルアーカイブ化されてオンラインミュージアムに収蔵される予定です。
■展覧会テーマ:
【嚢と月】
江戸の粋は、今日のわたしたちに何をくれるのだろう。
嚢・Fukuro。
江戸の人々が持つ装身具を嚢物という。
煙草入れ、巾着袋、入れるものに合わせて作られた自由な形。
機能だけではない。手にする姿が粋か、否か。
その想いに職人たちのものづくりの技が応えてきた。
月・Tsuki。
姿を変えて私たちの日々に愉しみをくれる。
十五夜、月見酒、その満ち欠けを愛でる気持ちは江戸の風情。
今日も季節を愉しむ気持ちを私たちにくれる。
嚢が月と出会った。
江戸の嚢物に込められた職人たちの技と
新しいクリエイティビティが出会った。
姿を変える月のように、未来へしなやかな可能性を
感じさせるBagが生まれた。
■起用デザイナー:
寺内ユミ
Terauchi Design Office Co., Ltd.代表
クリエイティブディレクター・デザイナー
インテリアデザインオフィス、インテリアショップでの企画経験を経て1998 年に独立し、Terauchi Design Office Co., Ltd.を設立。 デザイン・ディレクション業務及び現代美術の領域での活動に従事。アイデンティティ確立のための一貫的で多面的なクリエイティブワークを得意とする。自然や情景、日本の美意識を大切にした本質を捉えたプロダクトを発信している。グッドデザイン賞、Red Dot Design Awardなど多数受賞。2022年、アートブック 「There I sense something」を出版し、第25回日本自費出版文化賞“大賞”受賞。佐賀県唐津市に新しい工芸の魅力を伝えるギャラリー“TOKIWAGI”を開設。
【東日本バッグ工業組合 団体概要】
団体名:東日本バッグ工業組合(https://ejb.or.jp)
住 所:東京都台東区柳橋2-16-14 バッグ会館2階
理事長:松村由美
概 要:明治33年(1900年)に設立された東京嚢物製造業組合にルーツを持ち、昭和50年に東日本袋物工業組合として法人格を取得。
平成17年に東日本ハンドバッグ工業組合に名称変更を経て、令和3年6月に現在の名称である東日本バッグ工業組合に名称変更を行った。
東日本エリアの袋物製造業者にて構成されており、加盟企業は現在138社。
国・東京都・台東区・墨田区と連携・補助を受けながら各種展覧会への出展、催事などのイベント関連事業のほか、皮革再計量、特許・意匠に関する情報の提供、デメリットカード・シールの無償配布、割引給油カードの取り扱い等の経営にかかわる情報・サービス等の提供を実施。
また、機関誌の発行や支部会の実施(新型コロナウイルスの影響で休止中)、名簿の作成等、業界内の親睦を深める各種事業を展開している。
【東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクト 主要メンバープロフィール】
◆東日本バッグ工業組合 理事長 松村 由美(まつむら よしみ)
【有限会社清川商店 代表取締役】(東京都墨田区)
福岡県出身。
大手運輸会社営業職を経て1989年にバッグメーカー有限会社 清川商店(1960年創業)に入社。2006年、42才で代表取締役に就任すると同時に、若手職人を起用したオリジナルブランド「azzuni」(アッズーニ)を立ち上げる。
2020年に東日本バッグ工業組合理事長に就任。現在2期3年目。
組合主導による催事企画・展覧会の実施等、新たな取り組みを積極的に行い、業界の活性化に尽力。
2021年より業界全体のボトムアップを図るべく、本ブランディングプロジェクトに着手。
◆東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクトプロデューサー 中尾 光孝(なかお みつたか)
【株式会社エコノシスデザイン 代表取締役】
2002 年、エコノシスデザインを創業。アートディレクターとして、企業ブランディング、ウェブ制作、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、VI 計画、サイン計画など幅広く活動。デザインを問題解決のツールとして捉え、クライアントが抱える問題の本質を追求し、顧客のニーズに合わせた提案を行う。
一部上場企業や官公庁から個人商店まで企業規模を問わず、全国の多種多様な業種の案件を担当。
2021 年度、東京都中小企業団体中央会のコーディネーター派遣により東日本バック工業組合のブランディングをプロデューサーとして担当。
◆東日本バッグ工業組合デジタルブランディングプロジェクト展覧会ディレクター 新谷 誠(あらや まこと)
【JOGO株式会社 代表取締役】
ファッションをはじめとするブランディングの企画プロデュース会社JOGO(株)の代表取締役企画ディレクター。
伊藤忠ファッションシステム(株)で企画プロデューサーとして活躍し2016年に独立し同社を設立。
主な仕事として、「Jクオリティ」のブランディングに関する業務(2016年~2021年)、東京都の「TOKYO FASHION AWARD」の受賞者選定からパリでのショールーム実施までの運営コーディネイト業務(2017年~2018年)、「TOKYO KNIT」の商品開発のコンサル、コラボデザイナーの起用、展示会出展(2019年度はPITTI uomo展と東京凱旋展、2020年度〜2022年度は総合展示会)の企画構成、運営管理まで全体の企画コーディネイトを担当。
【本件に関する一般からのお問合せ先】
東日本バッグ工業組合 TEL:03-3851-5278
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