本屋SPBSと農園に飛び出す! 旅する料理人・三上奈緒を迎えた連続講座「おいしいってなんだ?」今夏開講
【受講生募集中】https://www.shibuyabooks.co.jp/event/9740/
「人生100年時代」という言葉が世界的に広まり、はや10年近くが経とうとしています。働き方や生き方に変化を求められる中、気候変動による自然災害や疫病、物価高騰など、私たちの生活は先の見えない不安に包まれています。
そこで、出版する本屋SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(略称:SPBS、所在地:東京都渋谷区、代表:福井盛太)は、「旅する料理人」として日本各地を飛び回り、その土地の食材で料理することをライフワークとしている三上奈緒さんをナビゲーターにお迎えし、農園でのフィールドワークや対話、食事などを通して「本当のおいしい」を哲学的に学ぶ教室を2023年7月より開講します。(カリキュラム全6回)
カリキュラム前半では、ナビゲーター・三上さんによる「おいしいってなんだ?」をテーマにした哲学対話をはじめ、有機農業研究の第一人者で農学者の保田茂さんによる日本の食の歴史と現代の暮らし方の関係性の解説や、世界の台所探検家としてグローバルに活動している岡根谷実里さんによる世界の食卓や料理の起源に関する講義を通して、日本と世界の「食の現在」を探究していきます。
カリキュラム後半では、3つの現場を訪れフィールドワークを行います。
不耕起栽培を取り入れ、格差社会の中で平等に食にアクセスする活動に取り組む〈SHO Farm〉では、食と平等をテーマに、仲野晶子、翔さんと食卓を囲みます。さらに、コンポストアドバイザー・鴨志田純さんが運営されている農園や、パーマカルチャーデザイナー・四井真治さんのご自宅に足を運び、土や食べ物の循環に着目して、堆肥が違う野菜の食べ比べや暮らしの仕組みについて、実践を通して学んでいきます。
サステイナブルやSDGs、そんな言葉を並べなくとも、「おいしい」を紐解いていくと、答えはその中にあるかもしれません。自分にとっての「おいしい」、そして自分と社会、地球の未来をつくる「食」をどのように考え、選択していくか。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のすべての感覚をフル稼働し、食に向き合うことで、自らの価値観を揺さぶるきっかけになれば幸いです。
◎詳細・お申し込みはこちら:https://www.shibuyabooks.co.jp/event/9740/
カリキュラム(全6回)
7/12(水)、7/19(水)、8/10(木)9/17(日)、10/21(土)、11/25(土)
第1回「おいしいってなんだ?」
日時|7月12日(水)19:00-21:00
講師|三上奈緒さん[旅する料理人]
会場|SPBS本店(渋谷)
「顔の見える食卓作り」をテーマに、食を通じて全国各地の風土や生産者の魅力を繋ぐ三上さん。顔が見えない食に溢れる昨今、三上さんは「本当のおいしいとは何か?」という問いのもと、時には田んぼからおにぎりをつくり、鶏を締め、農家さん家にお邪魔をしながら料理をしてきました。初回の前半は、そんな日々の中で三上さんが見てきた「おいしい」についてお話しいただきます。後半では受講生の自己紹介を行い、この時点で思い描いている理想の暮らし、生き方について哲学的な対話を行います。
第2回「食と日本の現在地」
日時|7月19日(水)19:00-21:00
ゲスト講師|保田茂さん[神戸大学名誉教授/農学者]
会場|オンライン(ZOOM)
食材の価格の高騰が続く日本。しかし、お米の価格だけは値下がりをしています。なぜ、このような矛盾した状況が生まれたのでしょうか。いま、日本の農村では雑草が生い茂る田んぼがとてつもない勢いで増えています。私たち日本人は、これから何を食べていけばいいのでしょうか。有機農業研究の第一人者であり、現役で有機農業に勤しむ農学者の保田先生から、現代の私たちの暮らし方を促した歴史的背景と食卓とのつながりについて学びます。後半では、講義を踏まえて受講生同士でグループに分かれて対話します。
第3回「食と世界の現在地」
日時|8月10日(木)19:00-21:00
ゲスト講師|岡根谷実里さん[世界の台所探検家]
会場|オンライン(ZOOM)
世界にはどんな食卓があり、その食卓にはどのようなものが日常的に並んでいるのでしょうか。世界中のキッチンや食卓に足を運び、現地の人との交流を通して世界の料理を探求し続ける岡根谷実里さんから、「おいしい」と「料理」の起源、世界の食卓とその工夫について学びます。後半では講義を踏まえて受講生同士でグループに分かれて対話します。
第4回「食と平等」
日時|9月17日(日)10:30-14:00
*雨天の場合9月18日(月・祝)
ゲスト講師|仲野晶子さん、仲野翔さん
[SHO farm/農家]
会場|SHO farm(神奈川県横須賀市)
お金がないと、おいしいものを食べることはできないのでしょうか?不耕起栽培(耕さない農法)を取り入れ、さらには食料生産における性差の問題や、野菜の値付けについて先進的な取り組みをされているお二人から、食と平等について学びます。実際に農園を回りながら、農作物が生まれる現場で何が行われているのかにも触れるフィールドワーク回です。
お昼ごはんは〈SHO Farm〉で採れた野菜を使った食事。後半は食卓を囲みながら、講義を踏まえて対話をします。
第5回「おいしいの中身」
日時|10月21日(土)10:30-14:00
*雨天の場合10月22日(日)
ゲスト講師|鴨志田純さん
[鴨志田農園/コンポストアドバイザー/農家]
会場|鴨志田農園(東京都三鷹)
自分が食べる野菜は何を食べているのだろう? 「土」と「堆肥」を起点に、コンポストアドバイザーとしても活動されている鴨志田純さんから、「おいしい」をつくる「食材」について深く学びます。堆肥が違う同じ野菜の食べ比べなどの実践を通し、食べながら考えるフィールドワーク回です。お昼ごはんは鴨志田農園で採れた野菜を使った食事。後半は食卓を囲みながら、講義を踏まえて対話をします。
第6回「ごちそうさまのその先」
日時|11月25日(土)10:30-14:00
*雨天の場合11月26日(日)
ゲスト講師|四井真治さん
[パーマカルチャーデザイナー]
会場|四井家(山梨県北杜市)
食べたら出して、どこへ行くのか。食べるも出すも暮らしの中にある。いのちの仕組みの暮らし研究家として、生活実験をし続ける山梨県の四井家。四井真治さんをお迎えし、循環の暮らしがつくるおいしいを学びます。後半は食卓を囲みながら、講義を踏まえて対話をします。
選べる3つのコース
A. フィールドワークコース 受講料88,000円(税込)先着14名
B. アーカイブ視聴コース 受講料26,400円(税込)先着30名
C. 講座アシスタント 受講料60,500円(税込)定員2名 ※選考あり
※法人で参加をご希望の方はお問い合わせください。
◎詳細・お申し込みはこちら:https://www.shibuyabooks.co.jp/event/9740/
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)について
SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(略称:SPBS)は、2007年(2008年、SPBS本店開店)、奥渋谷とも称される渋谷区神山町で創業した、本と編集の総合企業です。人とモノと情報が行き交い文化が育まれる場所となるため、6つの事業(店舗運営、出版物の制作・販売、WEBコンテンツ制作、広告物制作、スペースレンタル、イベント企画運営)と2つのブランド(SPBS、+SPBS)を運営しています。
公式ホームページ:https://www.shibuyabooks.co.jp/
SPBS THE SCHOOLとは
あらゆるものごとを編集する企業・SPBSが主催し、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリー(実験の場)です。古今東西のすべての本、著者、編集者をパートナーに迎え、日常のもの・こと・場所を観察し、意味を捉え直すことで、自分と世の中に小さな変化を起こしていきます。
受講生募集中の講座はこちら:https://linktr.ee/spbstheschool
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