フィッシュレザーブランド「tototo」、国連開発計画(UNDP)主催、サモア独立国における「フィッシュレザーの開発技術支援プロジェクト」を完了

株式会社シンクシー

フィッシュレザーの開発・製造・製品販売を行う株式会社シンクシー(代表:野口 朋寿、所在地:富山県氷見市、以下「当社」)は、国連開発計画(UNDP)のAccelerator Labsと連携し、オセアニア・サモア独立国(以下、「サモア」)において、2023年に採択された「フィッシュレザーの開発・製造技術を通じたサモアにおける課題解決プロジェクト(以下、本プロジェクト)」を完了しました。


  •  本プロジェクト背景:当社が採択されたチャレンジの対象国と課題の概要


本プロジェクトは、国連開発計画(UNDP)が開発途上国における課題の新しい解決策を創出する活動として、内閣府の拠出金を原資に2020年から実施している「Japan SDGs Innovation Challenge」の一環として行われました。UNDPが世界91カ所に展開しているAccelerator Labs(活動対象は115カ国)が日本の民間企業と連携し、現地のニーズに対応する解決策を共に創案するものです。当社はサモアでの連携企業としてUNDP Accelerator Labおよび現地のコミュニティと連携しながら、当社が保有する、廃棄されてきた魚の皮をレザーに変える「フィッシュレザー」の開発・製造技術を用いて取り組んできました。


  •  本プロジェクトの様子


本プロジェクトでは、実際にサモアで暮らし、フィッシュレザーの技術習得を望む方々が「フィッシュレザーを自分で制作し、商品化するためのアイディアを得る」ことを目標に、UNDP サモア職員他プロジェクトメンバーと進めました。当社も2023年6月~7月と、10月~11月のうち約50日をサモアで過ごし、フィッシュレザーの制作設備の検討・フィッシュレザー制作技術指導・レザー加工商品のコンサルティングなどを実施しました。


  •  本プロジェクトに参加したサモアメンバーの声(一部)




(English below)

サモアでは、人々は魚の皮はゴミだと考え、魚を切り身にして皮は捨てます。

ですが、シンクシーのプロジェクトメンバーが私たちに教えてくれたこと全てから、魚の皮はゴミではないことが分かりました。

皮は便利なものです。私にとってこのプロジェクトは、そのことを知る良い機会となりました。


もし魚の皮を加工できたら、そこから利益を得ることができます。

そしてそれは私たちと私たちの家族が収入を得る事にも役立ちます。


だから私はこのプロジェクトが今後その様な形でさらに発展できることを願っています。

サモアのビジネスマンなど、誰かがこのプロジェクトを引き継いでくれたら、私たちは今後も継続して取り組んでいくことができます。

これからも取り組み、皮を使ったものづくりができれば収入を得ることができ、家族を養い日々の生活に必要なものを買うことができます。

So for me, it is a good opportunity to know these things.

As in Samoa, We think fish skin is rubbish. 

As they all filet the fish and throw away the fish skin. 

So from all these things Tomohisa and Hiromi taught us that we knew that fish skin is not rubbish.

It’s a useful thing.

If we use it and do something with it,

It can make money for us.

And it’ll help us and our families to get money.


So I hope this project can end up that way.

If one of the Samoan business man or anyone can take it, 

We can continue working with it. 


So if we will continue working and make things,

Also we’re going to provide for our family when we work and get money from it, 

Our family can survive. 

And we can satisfy our needs and wants everyday.



(English below)

(自身が作成した)この商品を見るとワクワクします!

これは、私が魚の皮から作ったものなので、とてもワクワクするのです!


そして、この新しい経験を学ぶ機会を与えてもらったことに、とても感謝しています。

この経験を学んでそれを共有できるという事は素晴らしいことです。

私はこの経験を姉妹など家族の誰かに共有しなければならないと考えています。

そうすれば、彼・彼女たちは私が学んだ以上のことを行うことができ、また皮の重要性についてもっと知ることができます。


私も今回の経験から、魚の皮が使えるという事を学び、今は皮の大切さがもっと分かるようになりました。

シンクシーの経験を私たちサモア人にシェアしてくれた事にとても感謝しています。


I am excited when I look at this product today.

The things that I made from the leather, so I am very excited for this.

And I am so thankful for this opportunity that I got, so I can learn from this new experience.


So it’s good for me to learn this experience,

And I have to share this experience for my sisters and anyone in my family. 

So they can do more about this and know more about the importance of the leather.

Because I also didn’t know before that the leather is usable. 

So now I can find out more about the importance of the leather.

So it’s a good experience for me.

I am happy and thankful for sharing from these guys.

So thankful for you to share your experience with us, Samoans.


  •  本プロジェクトを踏まえた今後の当社について


本プロジェクトを通じ、「廃棄されてきた魚の皮をレザーに変える」ことが、日本で注目を集めるだけでなく、世界が抱える課題を解決する一つの策になると、改めて知る機会となりました。今後も、地域を限定することなく、廃棄される魚の皮を通じた地域貢献・課題解決を行うべく、取り組む考えです。


  •  UNDP Accelerator Labsとは


国連開発計画(UNDP)は世界91ヵ所にUNDP Accelerator Labs(A-Labs)を展開し、現地の政府や様々な団体、そして民間企業と連携しながら、SDGs達成を目指して、開発課題の新しい解決策を創出する活動を進めています。2020年度より、内閣府の拠出金を原資に、A-Labsが特定した現地の課題について、日本の民間企業とA-Labが連携して解決策を創出する「Japan SDGs Innovation Challenge」を開催しており、これまでに9つの日本企業・団体にご参加頂きました。本事業では一般社団法人 Japan Innovation Network(JIN)が伴走しながら、日本企業を支援しています。


主催:UNDP Accelerator Labs(https://www.undp.org/acceleratorlabs

Japan SDGs Innovation Challenge: https://www.undp.org/ja/japan/japan-sdgs-innovation-challenge 

運営協力:SHIP (SDGs Holistic Innovation Platform) (https://www.sdgs-ship.com/


  •  フィッシュレザーブランド「tototo」とは


「生命の恵みを無駄にしない持続可能なものづくり」を掲げ、廃棄されてきた魚の皮をレザーに変える「フィッシュレザー」を開発・製造。2019年のブランド創設以降、環境負荷の低い生産方法にこだわった開発を続けており、その取り組みはUNDPとシティ・ファウンデーション共催プログラム Youth Co:Lab(ユース・コーラボ)の SDGsビジネスコンテスト「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2021」 にてアイディア 賞を受賞。さらに2023年には、国連開発計画(UNDP)主催「Japan SDGs Innovation Challenge」の連携企業に選出され、サモア独立国でのプロジェクトを実施しました。これらの取り組みは多くのメディアに取り上げられるなど、幅広く注目されています。


ブランドHP:https://www.tototoleather.com/

Youth Co:Lab(ユース・コーラボ): https://bit.ly/YCL_TRO

  •  株式会社シンクシー会社概要


代表  : 野口 朋寿

所在地 : 富山県氷見市北大町7-4 シーパレス1F

設立  : 2022年

業務内容: 魚革製品の製造販売

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会社概要

株式会社シンクシー

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URL
https://www.tototoleather.com/
業種
製造業
本社所在地
富山県氷見市北大町7-4 シーパレス1F
電話番号
090-2821-3649
代表者名
野口 朋寿
上場
未上場
資本金
150万円
設立
2022年07月