【若者の孤独に寄り添う応援歌】はりーPとアマヤドリによるコラボ楽曲「アマヤドリ」初音ミクVer.・茶和アヤカVer.を12月11日に同時公開
~ 「自分の未来を自分で選ぶことができる世界」を歌で伝えたい ~
若年層の自殺率の高止まり、18歳以上の若者への支援が行き届いていない現状の中で、本活動に賛同いただいたはりーPこと針原翼氏が無償で曲を担当、アマヤドリが作詞を手がけ茶和アヤカが歌う「アマヤドリ」をアマヤドリのYoutubeチャンネル(https://www.youtube.com/@amayadori_official2020)で12月11日20時に公開しました。また同時に、初音ミクバージョンを針原翼 / はりーP Youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/@harirozeo)で公開しました。
本コラボ楽曲を通して、孤独を感じている若者や支援者の方にアマヤドリの活動を広く知っていただくことを目指します。
■ コラボ楽曲「アマヤドリ」公開の背景
日本では18歳になると成人とみなされ、現在の児童福祉法や児童虐待の防止等に関する法律など支援制度の対象外となります。
18歳は、一般的には学生や社会人の入り口の状態であったり経済的にも不安定で、自立の準備の段階です。家庭からのサポートを受けることができる若者は、自立への緩やかなステップを踏むことができますが、家庭に居場所がない若者や、何らかの虐待を受けている若者は、18歳を境に児童相談所をはじめ、行政の支援や相談先を失う現状があります。支援制度に頼れず経済的にも精神的にも未熟な状態で自立を強いられた若者が、「そうするしかすべがなく」、トー横キッズに代表されるように居場所を求めて夜の街をさまよった結果、犯罪や性暴力に巻き込まれることが実際にあります。
この問題に関して、令和6年4月に施行される改正児童福祉法では、18歳以上の若者への支援の拡充を決定していますが、実際に若者に支援が届くまでには時間がかかります。また、どんなに制度をつくっても、その制度の狭間となり支援から溢れて落ちてしまう若者がいます。私たちは、そんな「隠れ孤立」の若者を、一人にさせない、彼、彼女らが自分の未来を自分で選んでいけるようにするために支援の空白を繋いでいきたいと考えています。
このような現状の中で、孤独を感じている若者に曲を通してアマヤドリのビジョンである「自分の未来を自分で選ぶことができる世界」と若者支援活動を多くの方に知っていただきたいと考え、アマヤドリの考えに賛同いただいた針原氏から無償で曲を提供いただき、初音ミクバージョンと茶名アヤカさんが歌うバージョン、2曲の「アマヤドリ」が完成しました。
■コラボ楽曲「アマヤドリ」詳細
1.初音ミクVer.(アマヤドリ / HarryP ft. 初音ミク)
作詞:菊池操(アマヤドリ)
作曲:針原翼
編曲:アラトマイマサタカ
MIX調声:YoP
URL:
2. 茶和アヤカVer. (アマヤドリ / HarryP ft. 茶和アヤカ)
唄:茶和アヤカ
作詞:菊池操(アマヤドリ)
作曲:針原翼
編曲:アラトマイマサタカ
MIX:滝澤武士
movie:菊池創造
URL:
茶和アヤカコメント
今回、「アマヤドリ」歌唱を担当させていただきました、茶和アヤカです。
私は普段、誰かのお守りになりたいと思いながら曲を作っています。
今回この曲の歌唱を担当させていただけることになった時、「今日食べるものを選ぼう」「今日着たい服を選ぼう」という詞を読み、人の暮らしに寄り添える、まさにお守りのような曲で、私に歌うことを任せてくれたことをとても嬉しく思いました。
このプロジェクトが、私の同世代の方、たくさんの人を救えることを願っています。
【茶和アヤカプロフィール】
21歳。歌わせてください。
YouTube:www.youtube.com/@sanaayaka8736
【針原翼コメント】
今回は茶和アヤカさんと共に「アマヤドリ」楽曲制作に参加させていただきありがとうございました。
素敵なプロジェクトに音楽が少しでも寄り添えられたら幸いです。
【針原翼プロフィール】
作詞 作曲・プロデュース
自身のロックバンド、ROZEO EMBLEMの活動と並行しながら、VOCALOIDを使用した楽曲を制作をする。2012年に動画投稿サイトへ投稿したVOCALOID楽曲「ぼくらのレットイットビー」がヒット。その後も覚えやすくキャッチーなメロディーを中心とした楽曲が評価を得る。ボカロP名はHarryP(はりーP)。2015年には小説「ぼくらは、そっとキスをした」で作家デビューをした。2017年、初音ミク10周年イベントにて「TODAY THE FUTURE」公式テーマソングを発表。2019年12月より、シンガーソングライターおよびボーカリストのセツコ、ソングライター koyoriと共に「空白ごっこ」を結成。以降、テレビアニメ・ドラマ、映画、TVCM、人気ゲームなどに多くの楽曲提供を行う。2023年、NHKコズミックフロント×おしりたんていテーマソングを担当した。
レコーディング時のディレクションやボーカリゼーション技術に定評がある。楽曲提供、プロデュースも国内外を問わず精力的に行なっている。 代表作「ぼくらのレットイットビー」「泥中に咲く」など。
YouTube:www.youtube.com/@harirozeo
アマヤドリ菊池コメント
「孤独な時間に、音楽で寄り添う。」
アマヤドリは現在、公式サイトの相談フォームを通じて相談を受け付けています。
自分の置かれている状況、悩み、困っていることを見知らぬ誰かに伝えることは、とても勇気が必要な行動です。
相談をしてくれる若者の勇気に私たちスタッフは、いつも感謝の気持ちでいます。
ただ、誰もがその勇気を出せるわけではないとも、思っています。
自分が困っているとまだ気付いていないとき。
相談先を見つけられていないとき。
相談をするか迷っているとき。
まだ相談という形で繋がれていない若者や、孤独を感じている若者とも、音楽を通じてならつながれるかもしれない。
アマヤドリのビジョンである、「自分の未来を自分で選ぶことができる世界」。
選ぶことからひろがる未来を、この曲を聴いてくれた人が、少しでもイメージできたら。
望む方向の未来に、そっと背中を押すことができたら。
相談ができる時も、できない時も、辛い気持ちや孤独な気持ちに寄り添うものをつくりたい。
触れた後、未来を感じられるものをつくりたい。
そんな想いからアマヤドリの代表である菊池操が書いた詞に、アマヤドリの活動に賛同してくださった針原翼さんが、無償で曲を提供してくださることになりました。
針原さんのお声がけで、茶名アヤカさんはじめ多くのアーティストの方々にご協力をいただき、今回の2曲の楽曲が完成しました。
クラウドファンディングを2023年12月25日まで実施中
アマヤドリの運営は、現状は寄付や民間の助成金によって成り立っています。しかしながら、若者からの相談は絶えずきており、そんな若者からのニーズに応え、新しい家を増やしたり、新しい活動をするためには、さらに資金が必要になります。今回のクラウドファンディングでは、そのための一部の費用をご支援いただき、運営にあてさせていただきたいです。また、クラウドファンディングを通し、アマヤドリの活動を知っていただくきっかけにするだけでなく、支援の空白で若者が困っているという実態を広く伝えていくことを目指します。
目標金額:200万円
詳細に関しては、https://readyfor.jp/projects/amayadorihouseをご覧ください。
一般社団法人アマヤドリ概要
https://www.amayadori-official.net/
設立:2020年12月
代表理事:菊池 操
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<参考資料>
■ アマヤドリ設立のきっかけ、コロナ禍での「隠れ孤立」の若者からの相談
アマヤドリ設立のきっかけは、「隠れ孤立」の若者からの「死にたい」という電話でした。
コロナ禍中の2020年、アマヤドリ代表理事の菊池の元に以前高校の養護教諭として勤務していた卒業生などからの相談が急増しました。彼、彼女らは、コロナ禍のステイホームの中で親との不仲が進行したり、虐待などにより居場所がなくなり、安全とはいえない場所を転々と寝泊まりをしていました。
電話やLINEでの相談に乗るだけではなく、病院や行政機関への同行などをする中で、安全な居場所を提供したいと、2020年12月、神奈川県のベンチャー支援施設「HATSU鎌倉」の支援をうけアマヤドリを設立。2021年4月に、横須賀に女性専用サポート付きシェアハウス「アマヤドリ」を開業しました。現在までに、18〜29歳までの延べ22名の方が利用してくれました。
現在では、性別に関係なく、お子様との同居も可能なアパート型ステップハウス「コモレビ」や、必要があれば役所や医療機関への同行もする相談サポート「コレカラ」の3つの活動をしています。
■ アマヤドリの活動内容
①【女性専用サポート付きシェアハウス アマヤドリ】横須賀市
団体を立ち上げると同時に、神奈川県横須賀市に一軒家を借りました。
居場所を失った女の子たちが少しゆっくりし、力を蓄え、自分が決めた道の一歩を踏み出すための家です。定員3名。2021年4月のオープン以来、のべ22名の方が利用してくれました。入居中は継続的な面談や、食料支援サポートを行っています。
利用料:家賃24000円-28000円-32000円
共益費別途10,000円
②【アパート型ステップハウス コモレビ】横須賀市
性別関係なく、お子様との入居も可能なアパートです。サポートがありながらもより一人暮らしに近い暮らしを体験でき、自立へのステップを緩やかにしています。入居中は継続的な面談や、食料支援サポートを行っています。
利用料:家賃44,000円
共益費別途12,000円
③【相談サポート コレカラ】
相談内容は幅広く、必要があれば、役所や医療機関への同行もしています。「一人で行くのは不安。」「うまく自分の困っていることを伝えられるかな。」という気持ちに寄り添いながら、本人の自己選択、自己決定をサポートしています。何に困っているのかを1人ではまとめきれていない子たちからも相談が来るので、一緒に何を解決すればよいかをサポートすることもあります。
今までに約100名からの相談をいただき、一人ひとりに丁寧に寄り添い約4,100件以上の対応をしています。
利用料:無料
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【訂正】以下のリンクが間違っていたため、20時15分に修正いたしました。
2. 茶和アヤカVer. (アマヤドリ / HarryP ft. 茶和アヤカ)
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