遊牧民からの贈り物GABBEH 手織絨毯350点を展示 プレミアムギャッベ展開催
シルクロードを辿って日本へ伝わる手織絨毯
日本国内でも最大級クラスのギャッベ展。ゾランヴァリ社限定の商品でアートと称されるクオリティ。ここにしかない作品を堪能してください
プレスリリース
報道関係者各位
2023年2月27日
株式会社松村寝具
寝具の販売・レンタルを提供する株式会社松村寝具(所在地:滋賀県長浜市、代表取締役:松村 英祐)が運営する手織絨毯専門の「ラグジュアリーハンドメイドラグ Rugma」では、3月3日(金)から3月13日(月)までの期間中、希少な文様なども含む約350点のギャベを展示する「プレミアムギャベ展」を開催します。イランに赴き触れた文化を多くに方に伝え、絨毯を通し古く昔から受け継がれたペルシャの文化や遊牧民のアイデンティティ伝えます。また、インテリアのコーディネイトや風水による運気アップの相談などにもお答えします。
株式会社 松村寝具 代表 松村英祐
手織絨毯アドバイザー
滋賀県長浜エリアで、手織絨毯アドバイザーいるラグジュアリーハンドメイドラグ ラグマbyふとんのマツムラの代表。感性に訴える商品が取り扱いたくイランまで赴き、現地遊牧民との共同生活を体験するなど古くペルシャからの文化に触れ、絨毯のイロハを習得。今は絨毯を通しイランの文化を紹介しています。
■日本の文化の源流シルクロードで培われた絨毯
日本とシルクロードの中継地であるペルシャ(現イラン)は遠く昔、奈良時代から文化交流が存在しました。正倉院にはペルシャからの工芸品が今でも静かに納められており
、美術品や植物、そして唐草文様や絨毯など様々な文化がシルクロードを辿ってペルシャからもたらされました。絨毯は驚くほど日本の伝統文化に溶け込み、祇園祭の懸装品として用いられ、独特の存在感を放ちながら見事に調和しています。遥かなる異国の文化が日本の暮らしの中で生き続けているのです。絨毯は単に工芸品として取り扱われたものではなく、礼拝などの儀式に使用するものとして、またヨーロッパなどでは外交の手段としても用いられてきました。絨毯には私たちとは切っても切れない文化があり、私たち日本人にも古くから愛されてきた歴史が存在します。その中でもペルシャ地域は宗教文化も相まって独特発展をし、現在も受け継がれてきています。日本のインテリア関係者では、「絨毯なんてもう古い」と言われることがあります。しかしながら「2000年続いているものが今終わることはないですよ。」とヨーロッパのバイヤー内ではそう説かれます。毎年たくさんの「世界に一枚だけの絨毯たち」は、この世に生を受け、幾人の手に渡り継がれていきます。そんな絨毯こそが私たちの生活を豊かにし、日本人にとってもアイデンティティとして愛されているのかもしれません。
■イラン文化に触れ
2018年絨毯の本場イランに渡航し、その文化に触れました。関空からドバイ経由で約15時間。同じアジアと言いながら気候も文化も違うイラン。テヘラン空港に着くと、異国情緒たっぷりの景色に中東の国独特の雰囲気、そして何とも言えない緊張感があります。イラン、とりわけこのペルシャ地域は多くの文化が融合した地域です。ペルシャはもちろんのこと、ヨーロッパ、トルコ、イスラム、モンゴルなど多くの侵略を経て現在に至ります。イラン各地のバザール店主曰く「明日になればどの国になり、どの通貨になるかわかったもんじゃない。だから売れたら次のものに変えるのさ」と。そう語るほど何度も国が変わり、変わるごとに文化が重なりアップデートされる。そんな特異な気質を感じることができます。テヘランから遊牧民が生活するザクロス山脈まで移動し、毛足の長い絨毯として人気があるギャッベを織るカシュガイ族のキャンプへ。そこで彼らは糸を紡ぎ、模様を織り、思いを込める。荒涼とした大地から華やかで気持ちのこもった絨毯が織るという彼らのアイデンティティに触れることができます。男たちは日の出とともに羊を放牧に歩き、女性は家を守りながら絨毯を織る。そして娘と母が二人並んで一枚の絨毯を織りながら交流し、技術を教える。そんな生活がイランには今もなお存在し伝わっているのです。機械化が進む世の中において今ものなお手織の絨毯が織られ、人気があるのはこういった文化が絨毯に根付いているからだとつくづく感じ取れる機会でした。
■ギャッベとは
毛足の長い絨毯を総じて「ギャッベ」と言います。特にイラン・ファールス地方のギャッベはユネスコ無形文化遺産として登録されています。インドギャッベやチャイニーズギャッベ、はたまたトルコギャッベなどもありますが遊牧生活をするカシュガイ族が生活するイラン南部の地域ファールスだけが認められています。遊牧民が広大な大地で、自分たちの感性を入れながら織り込むギャッベは、唯一無二の絨毯技術であり、大変貴重な技術です。ファールス地方のギャベは、まったく意匠紙(設計図)がなしで、一枚一枚即興で織っていきます。しかしながらその織りは緻密で、柄は大胆でモダン。床に置くアートとして世界中から支持を得ています。二枚と同じものが存在せず、一枚一枚がオリジナルというのも愛着が湧く理由です。総ウール素材のため難燃性に優れ、湿度を調整できるので年中使うことができます。特に四季がある日本で愛されています。
■ゾランヴァリ社のギャッベ
ファールス州の首都シーラーズに本社を持つゾランヴァリ社のギャッベは世界的にも人気があり、その商品のクオリティと一貫された生産体制が評価されています。
【ギャッベの工程】
ギャベには、いくつもの工程があります。その中でも②染めると④裏処理以降の処理については大変手間がかかり大きな施設が必要なものです。
そこでゾランヴァリ社は「類稀な染織工芸品」として草木で染める生産体制②を復活させ、④以降をテヘランのサービス工場で一元処理。「社会的な生産システム」を構築させました。
織り子が8万人存在するイランの中でも技術力のある1万人と契約し、生産された商品はまさにアートと称されるものです。
一つ一つに歪みもなく、しっかりとした織上りは手にする価値のあるものと言えます。ブームによって荒れた商品供給体制を見事に正常化させました。また、自然素材に対する功績が認められ繊維の安全性を定めた世界基準エコテックスを取得しています。
■意匠と文様
ギャッベの文様は、遊牧民の身の周りにある植物や動物、自然の風景などを題材とした多く、健康や家族の幸せを願う縁起のよい吉祥文様、あるいは様々な厄災から大切な家族や動物たちを守る魔除けの文様として織り込まれています。
インテリアとして取り入れるギャッベですが文様に込められた思いを読み取りながら選ぶことができるのも人気の理由の一つです。また意匠紙がないため、この世に同じものがないというオリジナリティも。二つとない意匠が、持つ者の心を満たしてくれるとも言えます。
■プレミアムギャッベ展開催
ギャッベの魅力を伝えるプレミアムギャッベ展を3月3日(金)から3月13日(月)まで滋賀県長浜市で限定開催。通常100枚程度の展示しかない希少な絨毯を各方面の協力で350枚と数量を増やして展示します。60x90㎝の玄関サイズから一番人気の150x200㎝リビングサイズはもちろん、200x300㎝のダイニングなどの超大型サイズも展示いたします。これだけの商品が揃うのは半期に一度。また、人気の生命の樹の文様やザクロ文様も多数準備。2000年前から伝わる文化を間近で見ることができる圧巻の展示会です。
【プレミアムギャベ展 詳細】
60x90㎝の玄関サイズはもちろん各種サイズを多数そろえ、80x120㎝、100x150㎝、120x180㎝、150x200㎝、170x230㎝、200x250㎝、200x300㎝とすべてのサイズをご用意いたします。45x45㎝の座布団サイズやクッションカバーとバラエティーに富み、その展示数は最大の350枚と限定開催。各種メンテナンスの相談や可能な場合はご自宅での試し敷きも承ります。
送料無料。試し敷き相談。長期お預かり無料。各種クレジット(SMBC最大84回)。3,000円~のサブスクリプション。
<開催日時>
2023年3月3日(金)〜 3月13日(月)
10時〜19時
<開催場所>
スリープデパートメント シングシングふとんのマツムラ/店舗内
手織絨毯専門の「ラグジュアリーハンドメイドラグ Rugma」エリア
住所:滋賀県長浜市八幡東町92-3
<URL>
https://sleep-matsumura.com/
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