《新製品》生コンクリート製造プラント用 計量操作盤
画像解析やデータ処理技術による製造DXをサポートする次世代システム
■PAT-ONEについて
長年にわたり生コンクリート製造工場向けシステムを開発・製造してきたパシフィックシステムは、これまで蓄積してきたノウハウと技術を進化させ、AIなどの画像解析技術やデータ処理技術による製造DXをサポートする新型計量操作盤を販売開始します。
本製品は、新たに開発した画像解析技術による異常検知、生コン製造コンシェルジュ機能、タブレット活用機能、製造能力の見える化などを搭載し、オペレータの製造業務を強力にアシストします。
またハードウェアもすべて新設計とし、拡張性も進化しています。
製品のネーミングは、当社、生コンクリート製造プラント用計量操作盤の新たな始まりとして、未来へ向けての第一歩として、数字の始まりであるONEとし、「PAT-ONE」(パットワン)と名付けました。
■システムの特長
◇画像解析技術で異常検知
監視カメラ映像を使った画像解析技術により生コンクリート積込時のミキサ車のドラム回転方向を判別し、逆回転を検知した時は積込インターロック制御が働き、誤積載を防止します。(*1)
◇コンシェルジュ機能でオペレータを補助
ガイダンスやアシスト機能を大幅に改良し、各場面に応じた具体的な対処方法を自動ポップアップによりアドバイスすることで、経験の浅いオペレータを優しくサポートします。
◇視認性・操作性の向上
メイン画面とサブ画面の2画面構成となりました。製造中にサブ画面で各種プラント情報が確認でき、視認性と操作性が大幅に向上しました。
◇タブレットを活用した新機能
ポータビリティに優れたタブレット端末が利用できます。タブレットを活用した複数の新機能で、1台で何役もこなします。(*2)
●「メンテナンスツール」 プラント設備の不調時には、タブレットをプラントに持ち込み、入出力信号および設備動作の確認ができます。また、各種タイマおよび補正値の入力もできます。
●「配車表示機」 運転手控え室や試験室で配車状況を表示することで、採取試験や生コン運搬の補助機能として活用できます。
●「故障時の代替運用」 システムの心臓部であるパソコンが故障しても、タブレットで代替え運用が可能となり製造業務を維持できます。
◇高い拡張性を実現
各機器との接続には、ネットワーク構成にEtherNet/IP®規格の機器を採用し、外部機器との連動性向上や省配線化など、高い拡張性を実現しました。
◇製造 DX
クラウドサービス(生コン稼働状況モニタリング)の活用により、稼働状況・出荷実績など、お手持ちのパソコンで閲覧可能です。月次レポートによる計量精度の分析、製造能力分析、プラント製造能力のシミュレーションなどにより、製造の見える化や意思決定支援など製造DXを実現します。(*3)
◇BCP(事業継続計画)対策
システム終了時にクラウド上へ各種データを自動でバックアップします。万が一データ破損や喪失が発生した場合でも復元が可能です。(*3)
◇関連製品の親和性
当社製の生コンパッケージ製品(出荷管理、品質管理)と高い親和性があります。配合補正データの連携、採取試験の連携、JIS区分の連携など多くの製造データが連携可能です。
◇AIスランプ予測システム『PreSLump AI®』の実装
AIスランプ予測システム『PreSLump AI®』に対応しました。(オプション)(*4)
『PreSLump AI®』とシームレスに連携し、AIによる画像認識技術でスランプ値の予測を行います。
*1:プラントの構造上、監視カメラを取付け出来ない場合があります。
*2:タブレットの利用にはWi-Fi環境設備の設置が必要です。
*3:別途、保守サービスの契約が必要です。
*4:別途、『PreSLump AI®』のサブスクリプション契約が必要です。
■本件に関する報道機関からの問い合わせ先
パシフィックシステム株式会社 総務部
TEL 048-845-2200
■本件に関するお客様からの問い合わせ先
パシフィックシステム株式会社 営業本部営業3部
https://www.pacific-systems.co.jp
e-mail sales3@pacific-systems.co.jp
TEL 03-3548-8557
※ PAT-ONE(ロゴマークを含む)は商標登録出願中です。
※ PreSLump AI®は太平洋セメント株式会社の登録商標です。
※ EtherNet/IP®はODVA,Incの登録商標です。
※ 本リリースに掲載されている商品、サービス、その他の情報は発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。
以上
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