【開催報告】datag株式会社がネパール最高学府・トリブバン大学にて第1回共同ワークショップを開催 プロジェクトマネジメントをテーマに現地学生ら24名が参加
ビジネスを成功に導くために重要なプロジェクトマネジメントの手法について学ぶ
このワークショップは、トリブバン大学とdatag株式会社とが連携し、プロジェクトマネジメントに関わる次世代リーダーの育成を目指し、ビジネスを成功に導くために重要なプロジェクトマネジメントの手法について実践的に学びました。
第1回目のワークショップには、ネパール・カトマンズのトリブバン大学の学生24名と教員らが集結しました。
ワークショップの概要について
イベント名:「プロジェクトマネジメント」
開催日時:2023年9月16日(土)〜 9月18日(月)
開催形式:ワークショップ@ネパール・トリブバン大学
登壇者:datag株式会社 代表取締役CEO 小林孝嗣・CTO 水野貴明
ワークショップの詳細について
<ワークショップの目的>
・プロジェクトマネジメントに関する理解を深める:
参加者は、スタートアップ企業などの様々な組織で、実際に採用されているプロジェクトマネジメントの方法論について知り、洞察を深めることができます。
・ベストプラクティスを通じてスキル向上を図る:
実際のケーススタディを通じて、プロジェクトマネジメントにおけるベストプラクティスについて学びます。
・現場で起こりうる課題への対応力を養う:
プロジェクトマネジメントのサイクルの中で想定される課題に対し、具体的な対応策やリスク回避の方法について、アイデアを得ることができます。
・ネットワーク構築の機会を創出する:
学生やプロフェッショナルを目指す参加者たちにとって、各業界のリーダーと交流する貴重な場を提供します。
・コミュニティを形成する:
プロジェクトマネジメントについて、学術・実務の両界から専門家が集まり、トリブバン大学経営学部を中心としたテックコミュニティの活性化を後押しします。
<スケジュール>
1日目: キックオフとイントロダクション
ワークショップは、SOMTU(トリブバン大学経営学部)のDr. Gangaram Biswakarmaによるスピーチからスタートしました。datagのCEOである小林や、ネパールで人材開発に取り組むLeadXのDr. Tseringからは、プロジェクトマネジメントの意義や協力の必要性、その大切さについて語られました。また、SOMTUのDr. Govinda Tamangにより、プロジェクトマネジメントの多面的な要素について深い考察が行われ、プロジェクトマネジメントが単に技術やツールの利用だけでなく、人々との関わりやその間の相互作用も非常に重要であるという点について強調されました。
2日目:学生たちによるグループワーク
2日目は学生たちが中心となり、「クライアント」と「開発者」の役割に分かれて、ロールプレイングを行いました。特に、円滑なコミュニケーションやプロジェクトにおける法的な問題を防ぐための文書の重要性に焦点を当て、プロジェクトのリスクを最小限にするためのアプローチや経験を学生たちと共有しました。この実践的な方法は、単なるコストの観点だけでなく、プロジェクト全体の視点で物事を考えることを学生たちに促しました。
3日目: フィードバックと今後の展望について
最終日は、戦略、交渉のスキルの重要性に焦点を当てて行われました。特に、交渉の際のコミュニケーション手法、利害関係者との調整のためのユースケース図の活用、そしてプロジェクトの進捗を的確に把握するための文書管理の方法などについて詳しく議論されました。このワークショップを通じて、学生たちは多くを学び、貴重な学習経験として捉えていました。
ワークショップは、SOMTUのProf. Dilli Raj Sharmaのスピーチで締めくくられました。datagに「感謝のしるし」としてネパール語-英語の辞書が贈呈され、双方の文化や言語を尊重し、理解する姿勢が示されました。また、SOMTUのDr. Govinda Tamangは、心からの感謝の言葉を述べ、イベントの最後を締めくくりました。
当日の様子
参加者の声
参加した大学院生たちからのコメント:
・プロジェクトマネジメントに対する私のアプローチが大きく変わりました。どのような情報をどのように文書化するか、プロジェクトの関係者間でのコミュニケーションの取り方などについて実践的に学べました。さらに、スコープの不一致から刻々と変化する要件に至るまで、プロジェクトのリスクを回避するスキルを身につけることができたと思います。業界のエキスパートから直接レクチャーを受けられたことがとても有意義であり、スキルアップを目指すすべての人に強くおすすめしたいと思います。
・3日間のプロジェクトマネジメントワークショップは、非常に有意義な時間となりました。プロジェクトの計画から実行、そしてチーム間のコミュニケーションまで、全体的に深い洞察が得られました。特に、ワークショップの現場での手法や参加者間の対話、さらには具体的な実例やケーススタディは、大変印象的でした。これらの経験を通じて、新しいスキルを習得することができ、これを今後のプロジェクトに活かしていきたいと考えています。
datag株式会社 代表取締役CEO 小林孝嗣からのコメント:
今回のワークショップでの登壇は、私にとっても大変有意義な経験となりました。多くの参加者がプロジェクトマネジメントのさまざまな側面に真摯に取り組んでいる姿を見ることができ、私自身も新たな気づきや学びを得ることができました。コミュニケーションを深化させ、タスクを効果的に切り出す方法など、実務に直結するトピックについて共有し、実際の現場での課題や解決策について具体的に学べたことが、参加者にとっての収穫となれば幸いです。このようなワークショップが、業界の質を向上させる鍵となると確信しています。参加者の皆様、そして関わってくださったすべての方々に感謝の意を表したいと思います。
今後の展望について
トリブバン大学とdatag株式会社とは、長期的な協力関係を築くため、インターンシップ、講義、ワークショップ、大学内の技術コミュニティの育成などに関する規定を含む、MoUを締結いたしました。このワークショップは、両組織が提供する一連の共同イニシアチブの第一弾です。
また、datag株式会社とトリブバン大学の関係性構築の礎となったのが、datag株式会社とLeadX Nepalとの間で結ばれたMoUです。両社は、日本とネパール両国のエンジニアが共存共栄することを目指しています。ネパールおよび日本のエンジニアのプロダクト開発能力とスキルセットを育成・発展させ、また、リモートワークを前提としたエンジニアチームの構築を設計・評価するために力を合わせています。
今後も、日本とネパールの発展に寄与できるよう、この協力関係を維持・発展させ、新しい取り組みを進めてまいります。
ワークショップ登壇者
小林 孝嗣
datag株式会社 代表取締役CEO
金融、建設、物流・流通、マーケティング、農業、製造業、カーボンクレジット排出権業、ベンチャー投資などの領域において、ベンチャー企業から上場企業までを顧客とし、提案からプロジェクトデリバリーまで幅広く担当。
水野 貴明
datag株式会社 CTO
Nexus FrontierTech Co-Founder/CTOであり、ソフトウエア開発/開発チームビルディングに精通。複数社のCTOを歴任しており、ソフトウエア技術書籍執筆も多数。
LeadX Nepalについて
LeadX Nepalは、「全ての人にリーダーとしての資質が潜んでいる」という信念のもとに、先駆的にリーダーシップの開発に取り組んでいます。若い世代がグローバルなステージでの活躍のチャンスを生み出すために全面的なサポートを提供しており、彼らのキャリア形成や個人の潜在能力の発掘に注力しています。
LeadXの特色として、真のリーダーたちを結集し、国内外の挑戦に取り組む際の支援や知識の共有を行い、各ビジネスを新たな高みへと引き上げる活動が挙げられます。そして、中東、ヨーロッパ、北米、豪州など、世界各国のキーパーソンとの幅広いネットワークを保有しており、その強固なコネクションが強みの一つです。
LeadX Nepal(リードエックス ネパール)
所在地:Anamnagar, Kathmandu, Nepal
代表:Dr.Tshering Lama
トリブバン大学経営学部(SOMTU)について
トリブバン大学経営学部は、質の高いビジネス教育を提供してきた歴史があり、ネパールのリーダー、イノベーター、起業家を育成する最前線に立ってきました。
トリブバン大学経営学部
Email:info@som.tu.edu.np
datag株式会社について
datag株式会社は、プロジェクトマネジメントとビジネスアナリティクスに精通しています。多様な組織環境での実践経験をもとに、プロジェクトマネジメントを成功に導くためのアドバイスや知見を提供しています。
datag株式会社
所在地:〒153-0061 東京都目黒区中目黒1-9-17 みうらビル3F
Email:contact@datag.io
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