【新刊書籍】『幼保事業者の重大事故・不適切保育対応』(著:弁護士法人かなめ 弁護士 畑山 浩俊・米澤 晃・中野 知美・南川 克博 )2024年11月11日に発売しました
幼稚園・保育園・認定こども園の幼保事業者の方のために重大事故・不適切保育の具体的なストーリーを基に、初動対応から様々な関係者への対応、その後の再発防止策の策定、事前の備えなどについて解説しています。
全国の幼保事業所(幼稚園・保育園・認定こども園等)の法務分野の顧問サポートによる豊富な実績と経験がある、幼保業界など福祉業界に特化した弁護士法人かなめ(所在地:大阪事務所 - 大阪市北区/東京事務所 -東京都千代田区/福岡事務所 - 福岡市博多区)の弁護士(畑山 浩俊/米澤 晃/中野 知美/南川 克博)が、新刊書籍『幼保事業者の重大事故・不適切保育対応』(出版社:中央経済社)を2024年11月11日に発売しました。
わたしたち弁護士法人かなめは、不幸にも園児が命を落とす重大事故や不適切保育事案等の緊急事態に園の立場で数多く関わってきました。「あってはならない」事態を直視し、そこからどうすれば「安全・安心な園運営」を実現できるかを日々模索する中で、本書を出版することを決意しました。幼保事業は地域で暮らす保護者やその園で働く職員、ひいては日本社会全体にとって必要不可欠なインフラです。本書に記載したノウハウをより多くの園運営に関わる人たちに届けたいと思います。
この一冊を読めば、『園内で事故が起きた際、初動対応で何をすべき?、報道機関からの問い合わせには、何と回答すべき?、保護者説明会の混乱を防ぐには、何を準備すればよい?』等、事前に「重大事故・不適切保育」発生時の対応への準備が可能になり、また、実際に「重大事故・不適切保育」が発生した際にも冷静に対応できるようになります。書籍は、「保護者説明会の際にすぐに使える書式」の特典付きです。
1,「幼保事業者の重大事故・不適切保育対応」はどんな書籍?
今回の書籍は、重大事故・不適切保育の具体的なストーリーを基に、初動対応から様々な関係者への対応、その後の再発防止策の策定や、事前の備えなどについて網羅的に解説しています。
●園内で事故が起きた際、初動対応で何をすべき?
●報道機関からの問い合わせには、何と回答すべき?
●保護者説明会の混乱を防ぐには、何を準備すればよい?
等、福祉業界特化の弁護士が「Q&A」でわかりやすく解説しています。
重大事故・不適切保育事案を弁護士として園側でサポートする中で、これらの緊急事態が発生した際に大混乱に陥り、日頃の園運営が蔑ろになり、職員が大きな負担を抱えているケースを数多く見てきました。実際に発生した重大事故や不適切保育事案をベースにどのような対応が必要になるのかを詳しく解説することで、実践的な園内研修の実施に繋がり、安心・安全な園運営が可能になると考え今回の書籍を執筆しました。
本書は、重大事故や不適切保育への対応について、発生時の緊急初動対応、被害園児の保護者、在園児保護者、マスコミ、行政、警察等の関係者への対応について、具体的なストーリーを基に解説する他、事前備えとしての組織づくりについても余すところなく書き記しています。
この本を読むことで、実際に緊急事態が発生した際に、園として具体的に何を考え、どのように動けばいいかがわかり、かつ、事前の備えをするにあたって、重大事故や不適切保育対応の全体像を知ることができます。 本書は、具体的なストーリーを各章の冒頭に置くことで、状況を思い浮かべながら「自分事」として対応を学ぶことができ、園内研修での利用にも応用可能です。 重大事故や不適切保育の問題は、どれだけ防ごうとしても発生し得るものですので、
本書を読むことで、いかに万が一の事案発生に備えるべきか、そのために、日頃何ができるかを考え直す機会にしてください。
幼保事業者の「重大事故・不適切保育対応」“ならでは”の3つの特徴
“ならでは”の特徴1:福祉特化法律事務所だからできる事案に即した具体的な解説
弁護士法人かなめは、福祉特化法律事務所としてこれまで多数の重大事故・不適切保育事案に対応してきました。本書では、この経験に裏付けられた、事案に即した具体的かつきめ細やかな解説を行なっています。
“ならでは”の特徴2:どこまでも幼保事業者に寄り添う視点
幼保事業者の顧問先を多数持つ弁護士法人かなめだからこそ、幼保現場の皆様にどこまでも寄り添う視点から、事案解決のためのアドバイスを実施しています。
“ならでは”の特徴3:「保護者説明会」の際にすぐに使える書式の特典付き
保護者説明会の際にすぐに利用できる書式をダウンロードすることができます。実際に対応経験が豊富な弁護士法人かなめ“ならでは”ではの、使いやすく実践的な書式です。
2,本書の目次
本書の目次は以下の通りです。
●はしがき
●ストーリー1 重大事故は突然に
1 重大事故対応と不適切保育対応の違いとは?
●ストーリー2 混乱に陥る園
1 重大事故対応の全体像
コラム:重大事故対応時:決して失ってはならない視点
2 事故対応マニュアルの重要性
3 事故直後の対応① 園児への救護措置(訓練の重要性)
コラム:マニュアル不徹底により生じた重大死亡事故
4 経緯説明書は迅速に作成しよう
5 事故直後の対応② 被害家族へ謝罪
6 事故直後の対応③ 被害家族へ報告
コラム:謝罪はあったが報告がなく、遺族が激怒
7 事故直後の対応④ その他の対応 〜職員との情報共有/在園児の保護者・報道機関への対応他〜
8 関係各所への対応の概要
9 関係各所対応① 在園児の保護者への対応 〜個別の保護者対応〜
10 関係各所対応① 在園児の保護者への対応 〜保護者説明会(全体像)
11 関係各所対応① 在園児の保護者への対応〜保護者説明会(準備)
12 関係各所対応① 在園児の保護者への対応〜保護者説明会(当日の運営)
13 関係各所対応② 警察への対応
14 関係各所対応③ 行政への対応 〜報告〜
15 関係各所対応③ 行政への対応 〜監査〜
16 関係各所対応③ 検証委員会 〜検証委員会って何?〜
17 関係各所対応③ 検証委員会 〜園側のヒアリング(呼び出し編)~
18 関係各所対応③ 検証委員会 ~縁側へのヒアリング(現場検証編)~
19 関係各所対応④ 報道機関への対応
20 関係各所対応④ 報道機関への対応 〜報道機関が取材が来る流れ〜
コラム:弁護士法人かなめの報道機関の取材・撮影等への対応法
コラム:昨今の報道
21 関係各所対応⑤ 職員への対応
22 関係各所対応⑥ 保険会社への対応
23 事故検証報告書を作ろう!
24 事故検証報告書の作成① 事故時の園の状況
25 事故検証報告書の作成② 事故までの当該児童の状況
26 事故検証報告書の作成③ 事故当日の状況
27 事故検証報告書の作成④ 事故の経過
28 事故検証報告書の作成⑤ 事故原因の分析
29 事故検証報告書の作成⑥ 再発防止策の検討
30 事故の賠償対応① 賠償額の計算方法
31 事故の賠償対応② 仮払いの重要性
32 事故の賠償対応③ 早期の賠償金提示
33 関係職員の処分の考え方
コラム:ネットのクチコミ対応
●ストーリー3 「虐待疑い?」初動対応を誤り大混乱に陥る園
1 不適切保育対応の全体像
2 不適切保育への初動対応① 基本方針の策定
3 不適切保育への初動対応② 関係各所への連絡
4 事実関係の調査① 総論
5 事実関係の調査② 客観的資料の収集
6 事実関係の調査③ ヒアリング
7 事実関係の調査④ 事実認定の方法
コラム:不適切保育対応の失敗例
8 保険会社対応
9 関係者の処分
コラム:重大事故、不適切保育発覚による体制変更
10 報告書の作成
11 再発防止策の検討
12 関係各所への報告
コラム:不適切保育と全体説明会
コラム:不適切保育以外の不祥事対応
●ストーリー4 2代目理事長(45歳)の悩み
1 ミッション・ビジョンはなぜ必要なのでしょうか?
2 具体例から考える法人のミッション・ビジョンの策定
3 職員のリーダーシップの発揮
4,著者プロフィール紹介
・著者:畑山 浩俊(はたやま ひろとし)
・所属事務所:弁護士法人かなめ 代表弁護士
・略歴:
2004年 奈良県立畝傍高等学校卒業
2009年 関西大学法学部法律学科卒業
2011年 東北大学法科大学院修了(法務博士)
2013年 弁護士登録(66期)ブレイス法律事務所 入所
2015年 法律事務所かなめ(現 弁護士法人かなめ)開設
幼保事業は社会のインフラとして、どんな緊急事態に陥っても、園運営を続けていかなければなりません。その中で、いかに被害にあった児童やその保護者の方へ寄り添いながら、同時多発的に押し寄せるマスコミ、行政、警察などへ対応していくか、園の運営責任者の皆さんは非常に頭を悩ませています。
弁護士法人かなめは、福祉特化事務所として、「働きやすい福祉の現場を、あたりまえにする」をミッションに掲げ、数多くの重大事故・不適切保育に対応をして参りました。
この本では、園の立場でのサポートを行う中で蓄積してきた弁護士法人かなめの集合知を余すことなく書き記しました。
日頃から緊急事態の発生に備えておきたい園の運営責任者の皆様、緊急事態が実際に発生した場合にどのように対応すればよいか苦悩されている園の運営に関わる全ての皆様に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。この本が皆様を支える一助となれば幸いです。
・主な講演・研修講師 等の実績:
公益社団法人倉敷市民間保育所協議会 主催
事例で学ぶ『管理職が押さえておくべきハラスメントに関する基礎知識』
公益社団法人全国私立保育連盟 主催
第48回保育総合研修会 第7分科会講師 『保育事故・不祥事対応~おさえるべき3つのポイント』
税理士法人ゆびすい主催
令和6年度園長・設置者研修会 『重大事故・不適切保育発生時の対応の実践と解説』
静岡県裾野市主催
『~事例から学ぶ~保育事故・不適切保育発生時対応の実践と解説』
静岡県富士市主催
『~事例から学ぶ~保育事故・不適切保育発生時対応の実践と解説』
佐賀市私立保育園会主催
『限度を超える要求を繰り返す保護者への対応の実践と解説』
等、研修実績多数
・著者:米澤 晃(よねざわ あきら)
・弁護士法人かなめ 副代表弁護士
・略歴:
2006年 大阪府立長尾高校卒業
2010年 同志社大学法学部法律学科卒業
2012年 神戸大学法科大学院修了
2013年 弁護士登録(66期)
2015年 法律事務所かなめ(現 弁護士法人かなめ)開設
これまで、幼保現場でのトラブル対応に取り組んできました。その中でも、昨今、重大事故、不適切保育のご相談が増えてきています。いずれの問題についても、マスコミに大きく取り上げられ、そのことも相まって園全体が大混乱に陥る事態を目の当たりにしています。特に、専門家の関与が十分でない、園が適切な対応方法を知らなかったことに起因して、問題が大きくなってしまっていると実感しています。
重大事故、不適切保育はあってはならないことですが、万が一これらの不幸な事態が起こってしまったとしても、園運営は続けていなければなりません。本書では、これらの事態が発生した場合に、適切な対応方法を具体的に記載し、できる限りスムーズに園運営を平常化することを一つの目的として書きあげました。この本が、園で働かれる方々が安心して働く環境を作ること、園児が健全な園生活を送ることができることの一助になれば幸いです。
・主な講演・研修講師 等の実績:
某学校法人 - 個人情報保護に関する研修
某学校法人 - 虐待、不適切保育に関する研修
某学校法人 - カスタマーハラスメント研修
某社会福祉法人 - 虐待、不適切保育に関する研修
某社会福祉法人 - 労働問題に関する研修
等、研修実績多数
・著者:中野 知美(なかの ともみ)
・所属事務所:弁護士法人かなめ 弁護士
・略歴:
2006年 徳島県立徳島北高校卒業
2009年 香川大学法学部卒業
2012年 大阪大学法科大学院修了(法務博士)
2013年 弁護士登録(66期)鈴木俊生法律事務所 入所
2016年 法律事務所かなめ(現 弁護士法人かなめ)入所
重大事故や不適切保育の問題が発生すると、幼保現場は一瞬で有事となり、園の運営責任者はもちろんのこと、職員の皆様は心身ともに疲弊します。特に、実際に重大事故や不適切保育に関わった職員の皆様は、強い精神的なショックを受けられ、業務を継続できないほどに追い詰められてしまいます。
これまでに対応してきた重大事故・不適切保育の現場では、実際に現地に赴き、そんな運営責任者、職員の皆様へ寄り添い、サポートして参りました。不安と混乱の中にある運営責任者、職員の皆様にとって、次に何が起きるのか、次に何をすればいいのか、その指針があることは非常に重要であると実感しています。
この本をお手元に置いていただくことで、有事の際の指針の1つとなりましたら幸いです。
・著者:南川 克博(みなかわ よしひろ)
・所属事務所:弁護士法人かなめ 弁護士
・略歴:
2005年 私立灘高等学校卒業
2010年 東京大学法学部卒業
2012年 神戸大学法科大学院修了
2014年 弁護士登録(67期)德永・松﨑・斉藤法律事務所 入所
2022年 弁護士法人かなめ 入所
2023年 英国ウェールズ大学トリニティ・セント・デイビッド経営大学院、経営学修士(MBA)取得
私自身、娘が保育園に大変お世話になったこともあり、保育の現場を少しでも良くしたいという想いを強く持って日々全国各地の幼保事業者の皆さまから寄せられる相談に対応しています。
セミナー講師をする際に常にお話しているのは「日頃の園運営がどれだけ順調でも、重大事故や不適切保育は急に起きる。そういう意味では地震などの自然災害に似た『人災』である。だからこそ、自然災害と同様に、平常時にマニュアルを策定し、訓練しておくことが重要だ」という点です。今回の書籍は、その”常日頃から心掛けておく点”について、我々の知見を元にまとめさせていただきました。
この書籍が少しでも日本の幼保事業の現場の改善につながれば、著者冥利、幼保業界に特化した弁護士冥利に尽きる次第です。
・主な講演・研修講師 等の実績:
次世代育成勉強会
「施設経営における不祥事対応でおさえるべき3つのポイント」
大分県私立保育協議会 令和5年度監事・園長研修会
「幼保事業者が知っておくべき緊急時対応ポイント ~カスハラ・不祥事対応の全て~」
一般社団法人私学労務研究会 2023年度 SRK 私学労務・定例セミナー
「教育現場のリスクマネジメントと組織運営」
鹿屋市保育会 主任主幹保育士研修
「-事例から学ぶ- 重大事故・不適切保育対応の実践と解説」
日本保育協会福岡市支部 園長・主任保育士研修会
「保育園におけるカスタマーハラスメントへの対応と対策について」
一般社団法人私学労務研究会 2024年度 SRK 私学労務・定例セミナー
「児童生徒指導と保護者対応への対策と準備 ~対抗策も踏まえて~」
法人内部研修
「教育現場におけるハードクレーム対応の注意点」
法人内部研修
「不適切保育とクレーム対応の理論と実践」
等、研修実績多数
5,本書について
・書名:幼保事業者の重大事故・不適切保育対応
・著者:弁護士 畑山 浩俊・米澤 晃・中野 知美・南川 克博
・定価:2,970円(税込)
・発行元:中央経済社
・発行年月:2024年11月11日
・ISBNコード: 978-4-502-51461-6
6.「弁護士法人かなめ」について
・事務所名:弁護士法人かなめ
・代表者:畑山 浩俊(はたやま ひろとし)
・コーポレートサイト:https://kaname-law.jp/
・幼保業界向けお役立ち法律情報サイト「かなめ幼保研究会」:https://kaname-childcare.com/media/
・住所:
大阪事務所:
大阪府大阪市北区西天満4丁目1−15 西天満内藤ビル 602号
東京事務所:
東京都千代田区神田富山町7 BIZSMART神田富山町 306号
福岡事務所:
福岡県福岡市博多区下川端町10−5 博多麹屋番ビル 401号
・お問い合わせ:
電話:06-6361-2200
メールフォーム:https://kaname-law.jp/contact/
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