ビジネスに活かす睡眠資格『スリーププランナー®』 8月24日より提供開始

睡眠医学界の権威・西野精治氏を含む12名の専門家が監修

一般社団法人ブレインヘルスラボ

2023年8月24日 11時00分

一般社団法人ブレインヘルスラボ（本社：東京都千代田区、以下「ブレインヘルスラボ」）は、ビジネスに活かせる睡眠知識を学ぶことができる『スリーププランナー（以下、「本資格」）』を本日2023年8月24日より提供を開始します。
スリーププランナーオフィシャルサイト：https://sleep-planner.com/

睡眠関連市場は2000年頃から形成された、新しい市場です。近年では新型コロナウイルス感染症に伴う生活リズムの乱れから睡眠の質が低下した人も多く、“質”に注目したサービスや商品の導入がみられ、睡眠関連市場は急速に拡大しています。

一方、正しい睡眠の知識を提供できる人は少なく、誤った情報も散見されます。睡眠学そのものは1950年代に始まった歴史が浅い学問であり、睡眠研究や治療を専門で行っている睡眠専門医は現在614名に留まっており、睡眠専門医が存在しない県*１もあるのが現状です。市場拡大に伴い、正しい知識を持った人材の育成が必要だと考えて、睡眠研究に30年以上携わる西野精治氏（スタンフォード大学医学部精神科教授同大学睡眠生体リズム研究所所長）をはじめとする12名の医師や専門家と本資格の開発を行いました。

本資格は睡眠の基礎知識を学ぶに留まらず、資格取得者がスリーププランナーとして社会で活躍することを目指しています。

*１　一般社団法人日本睡眠学会　日本睡眠学会専門医　http://service.kktcs.co.jp/smms2/c/cl_jssr/ws/license/List_jssr.htm?id=4&t=http://jssr.jp/data/ichiran_ishi.tpl

スリーププランナーとは？

ビジネスの新しい価値創造に繋がる睡眠資格です。資格取得者はパフォーマンスを最大化するために、課題にあった最適な睡眠改善プランを提供することができる人材として活躍いただきます。睡眠から社会を良くするサポートを行えるのがスリーププランナーです。

スリーププランナーの特徴

1. 世界最先端の研究や学術に従事した睡眠を中心とした医師・専門家が監修

『スタンフォード式最高の睡眠』の著者であり、睡眠医学界の権威西野精治氏をはじめとする12名の医師や専門家が監修。エビデンスに基づいた睡眠の正しい知識に加え、改善方法やアドバイス方法、さらには計測方法や検証方法などを学ぶことができます。

２.学びをビジネスに活かすことができる

睡眠の知識を得ることでビジネスにおける付加価値、さらに新しい価値創造に役立てることを目指しています。正しい睡眠知識は安全な業務遂行にとって重要であり、多様な知識はパフォーマンスの向上やサービスの差別化等に繋げることができます。

睡眠の基礎知識を学習するだけでなく、得た知識を活用することも同時にサポートしていきます。

〈カリキュラム〉

３.どこからでも受験可能

現在の日本の睡眠課題を踏まえると、より多くの方に理解していただきたいのが睡眠の知識です。環境に左右されることなく、ご自身のペースで学習～受験まで行うことができます。

総監修　西野精治氏コメント

一昔前は、寝ないで仕事をすることが美徳であったり、生活の中で最初に削られるのは睡眠時間であったりと、睡眠は長らく後回しにされやすい存在でした。睡眠研究者である我々は、以前から人々が充実した豊かな生活を送るためには睡眠が大事だということを、ことあるたびに唱えていたものの、こういった時代背景から簡単には受け入れてもらえませんでした。

しかしながら、2017 年に一般向けの睡眠の啓蒙書を出版したところ、その本が話題となり、その年には「睡眠負債」という言葉が新語・流行語大賞のトップ10 に選出されました。一般の人々の中にも、睡眠の重要性が徐々に認識されていると感じました。それに呼応して、雑誌で睡眠の特集記事が組まれたり、スリープテックといわれる睡眠の改善を目的とする製品や、自宅で簡易的に睡眠計測ができる機器やアプリも多く現れたりするなど、新たなビジネスも生まれ、いわゆる“ 睡眠ブーム” が巻き起こりました。

企業における健康経営においても、最近の研究では睡眠が適切にとれていないことによる、集中力の低下や身体の不調などがプレゼンティーズムの要因の1つであると認識され始め、プレゼンティーズム*2を管理すれば会社の業績、利益にもつながると考えられるようになってきています。

睡眠に対する関心が高くなるということはとても喜ばしいことである反面、これを一時的なブームで終わらせず、できるだけ正しい知識を広めて、働き方や余暇の過ごし方に改革を起こし、人々のウェルビーイングの意識が高まることが大切です。今後スリーププランナーの皆様がその一端を担われることを期待しております。

*2出勤はしているものの、いわゆるさまざまな不調によって仕事の能率が落ちている状態

西野精治氏

大阪医科大学大学院から睡眠研究で世界をリードするスタンフォード大学精神科睡眠研究所に留学し、その後同大学で30 年間以上睡眠医学研究に従事。現在はスタンフォード大学睡眠生体リズム研究所の所長を務め、睡眠・覚醒のメカニズムを、分子・遺伝子レベルから個体レベルまでの幅広い視野で研究を行っている。同時に世界一睡眠時間が短く、多くの睡眠課題を抱えている日本の睡眠を改善する活動を積極的に進めている。

スタンフォード大学医学部精神科教授同大学睡眠生体リズム研究所所長/ 医学博士/ 精神保健指定医/ 日本睡眠学会専門医/ NOBシフトワーク研究会会長/ 株式会社ブレインスリープ創業者兼最高研究顧問